怖い絵(2) の商品レビュー
絵画には全然詳しくないし、西洋に関して知識があるわけでもない。 でも、著者の説明はけっこう頭に入った気がする。 一番感嘆したのは、作品4の『相対性』(エッシャー)。説明文を読むまではふーんと一瞥しただけだったけど、その後は説明に沿って何度も観るほど、奥深かった。 でもこういう...
絵画には全然詳しくないし、西洋に関して知識があるわけでもない。 でも、著者の説明はけっこう頭に入った気がする。 一番感嘆したのは、作品4の『相対性』(エッシャー)。説明文を読むまではふーんと一瞥しただけだったけど、その後は説明に沿って何度も観るほど、奥深かった。 でもこういう世界で生きているのだろうと思わずにはいられない。
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「絵を観るのに、解説は要らない」 と ほぼ同じくらい 「絵を観るのに、解説は要る」 という言葉が そのまんま 当てはまる傑作です 「絵」が好きな人にも 「絵」はもう一つ の人にも おなじくらいの 知的おもしろさを 提供してもらえます
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ブリューゲルの「ベツレヘムの嬰児虐殺」が怖い。素材の怖さもさることながら、その「本来の怖さ」が修正ですっかり消されてしまい、「一見怖くない絵の下を探ってみると怖いのが出てきた」という所が怖い。
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怖い絵シリーズの二作目。 こちらも興味深い絵とエピソードばかり。 この本を読むならぜひ中野京子さんのハプスブルグ家とブルボン家の 名画シリーズもあわせて読んでみてほしい。 この本の表紙にもなっているファン・エイクの「アルノルフィニ夫妻の肖像」が、 緻密な描写や男性の怜悧な表情が...
怖い絵シリーズの二作目。 こちらも興味深い絵とエピソードばかり。 この本を読むならぜひ中野京子さんのハプスブルグ家とブルボン家の 名画シリーズもあわせて読んでみてほしい。 この本の表紙にもなっているファン・エイクの「アルノルフィニ夫妻の肖像」が、 緻密な描写や男性の怜悧な表情がとても印象的。
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図書館に二巻しかなかったので、他は未読です。 読んでるとなんだかドキドキしてくる。 ふぉおぉぉって謎の高ぶりを感じます。 なんだろう直接的な恐さじゃなくて…。
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2も文句なく面白い。見入ってしまった。特に「レディジェーングレイの処刑」は息をのんだ。処刑部屋?に不似合いの美しさ、真っ白な色の対比がなんというか美しく残酷で怖すぎる。続けて 3 も読んでみよう。
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ヨーロッパの死に対するイメージが激変した。 「レディ・ジェーン」の美しさに対してこれから行われようとしている死刑がどれほど残忍であるかが語られている。これが高貴な死とは信じがたいが、日本の切腹も似たようなものか。 また、「テュルプ博士の解剖学実習」におけるヨーロッパ人の死体を徹底...
ヨーロッパの死に対するイメージが激変した。 「レディ・ジェーン」の美しさに対してこれから行われようとしている死刑がどれほど残忍であるかが語られている。これが高貴な死とは信じがたいが、日本の切腹も似たようなものか。 また、「テュルプ博士の解剖学実習」におけるヨーロッパ人の死体を徹底的にモノ扱いする考え方が怖い。若いうちはいいが、老いた時、その先はと考えると、文明国を自認するヨーロッパのなんとも野蛮な一面を見た。
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有名な絵、不気味な絵、怖い絵。 絵の著者についてや題材についてなどのバックストーリーなど、絵にまつわる怖い裏側を紹介した本。2作目。 絵に描かれたアイテムが示す内容なんかは謎解きミステリのようでワクワクします。
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前から気になってたシリーズ。 絵にまつわる背景が良く解って面白い。メイン絵画がカラーで文字も大きくて読みやすかった♪ ◆主な絵画◆ レンブラント「チュルプ博士の解剖学実習」、ピカソ「泣く女」、ルーベンス「パリスの審判」、エッシャー「相対性」、ベラスケス「ラス・メニーナス」、ジェラ...
前から気になってたシリーズ。 絵にまつわる背景が良く解って面白い。メイン絵画がカラーで文字も大きくて読みやすかった♪ ◆主な絵画◆ レンブラント「チュルプ博士の解剖学実習」、ピカソ「泣く女」、ルーベンス「パリスの審判」、エッシャー「相対性」、ベラスケス「ラス・メニーナス」、ジェラール「レカミエ夫人の肖像」、ボッティチェリ「ホロフェルネスの遺体発見」、ミレー「晩鐘」、ブリューゲル「ベツレヘムの虐殺」、ファン・エイク「アルノルフィニ夫妻の肖像」等
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(推薦者コメント) 美術は、ただ美しいだけのものではない。その裏には、色々な思惑や思想、そして怨念までもが含まれている。本シリーズでは、そんな「絵に隠された秘密」を暴いていく。
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