怖い絵(2) の商品レビュー
個人的には2の方が身近な作品がおおくて読みやすかったです。 血統争いとかって、ぐろいけど、人間が興味あるとこですよね。 これ読むと、世間のおばちゃんたちが噂好きとか言ってられないし、 調べたくなっちゃう。 西洋の大奥的話が今回は多かった気がします。
Posted by
★…3.5くらい。1巻と比べるとなんとなく文章に「やっつけ」感を覚えてしまったのは私だけ?かな?それでもやっぱり、興味深く読んだけれど。こういう本を読むと、死んでる幽霊より生きてる人間の方が恐ろしいなぁとしみじみ思う。
Posted by
やっぱり面白い! 絵に纏わる事だけでなく、その時代背景も詳しく書かれていて非常に分かり易い。 絵に関する短編を読んでいるかのよう。
Posted by
レンブラントの「テュルプ博士の解剖学実習」は、オランダ17世紀の外科医ギルドの依頼により描かれた集合肖像画であったことや、ピカソの泣く女は、愛人がピカソの心が他の女に離れたことを嘆く様子を冷徹な眼で観察して描いたものだとか、ファン・アイクの「アルノルフィニ夫婦の肖像」は身分違いの...
レンブラントの「テュルプ博士の解剖学実習」は、オランダ17世紀の外科医ギルドの依頼により描かれた集合肖像画であったことや、ピカソの泣く女は、愛人がピカソの心が他の女に離れたことを嘆く様子を冷徹な眼で観察して描いたものだとか、ファン・アイクの「アルノルフィニ夫婦の肖像」は身分違いの結婚であることの証明がいくつも見られるとかなどなど・・。その時代のファッションや風俗・流行、そして文化がいかに画面に反映されているのかを知ることができる。西洋文化史と絵画史の両方に造詣のある著者ならではの本。
Posted by
一見したところ世界的に有名な名画だが、実はその裏にとんでもない秘密が隠されていたりして...。 描き手である画家たちが、絵画の中に込めたメッセージ。知っているか知らないかで、その絵を見る視点が全く違ってきます。
Posted by
有名どころの絵を、実はこんな秘密が隠されていたんだよ、と紹介する本。 普段、絵画などに興味のない人も、この本を読むと少しは興味を持つかも。
Posted by
前作に続いて、著者の練れた文章が冴えわたる。タイトルどおりに「怖い」かどうかは是非が分かれそうな気がするけれど、充分に楽しめる。有名な見慣れた絵も、よく見るとなんだかヘン、なんだか違和感を感じるところがあり、そこを掘り下げていくと「あっ」と怖さに気づく・・・。T・ハリスの小説のテ...
前作に続いて、著者の練れた文章が冴えわたる。タイトルどおりに「怖い」かどうかは是非が分かれそうな気がするけれど、充分に楽しめる。有名な見慣れた絵も、よく見るとなんだかヘン、なんだか違和感を感じるところがあり、そこを掘り下げていくと「あっ」と怖さに気づく・・・。T・ハリスの小説のテーマになったブレイクの「レッド・ドラゴン」を本書で初めて細部まで見た(この絵は本当に怖い)。あんまり関係ないけど、ドラゴンの足元で恐れおののく美女が萩尾望都の絵に似ていて、ちょっとびっくりした。
Posted by
〜お薦めお返事〜 お薦め有り難うございます!1が良かったから、2もお薦めでしょうか。しかしこれ、つい最近出たばかりのものですね。こちらも前述通り凄く興味深いのですが、絵画そのものを知っているかいないかで随分と印象が変わると思いました。自身の先入観で観ていた絵を、正しい知識やその絵...
〜お薦めお返事〜 お薦め有り難うございます!1が良かったから、2もお薦めでしょうか。しかしこれ、つい最近出たばかりのものですね。こちらも前述通り凄く興味深いのですが、絵画そのものを知っているかいないかで随分と印象が変わると思いました。自身の先入観で観ていた絵を、正しい知識やその絵の裏側を知って「あっ」と驚くという効果が、きっとあるんだと思うのです。まずは絵の知識を増やそうと思いました。お薦め有り難うございました!>たもつ
Posted by