案本 「ユニーク」な「アイディア」の「提案」のための「脳 の商品レビュー
2008年の本だが考え方は変わらないな、と思う。結局は、人を相手にしてる以上、そりゃそうか。受け手がベネフィットを理解できないと採用されない。当たり前、といえば、当たり前。
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サクッと2時間(221ページ)で読めた「案本」。(表紙は淡いクリーム色、帯はオレンジ、中の差し色は真っ黄色) 私はSuicaと暮らしています(JR東日本) ココロとカラダ、にんげんのぜんぶ(オリンパス) 未来は、希望と不安で、できている(三井住友海上) といった仕事(他超多...
サクッと2時間(221ページ)で読めた「案本」。(表紙は淡いクリーム色、帯はオレンジ、中の差し色は真っ黄色) 私はSuicaと暮らしています(JR東日本) ココロとカラダ、にんげんのぜんぶ(オリンパス) 未来は、希望と不安で、できている(三井住友海上) といった仕事(他超多数)をしてきた元電通のクリエーティブ・ディレクター山本高史さんの1冊。 優しい語り口と楽しい突っ込みの混ざる文章(橙黄)で、講演会のように話しかけられているかのような2時間を体験。 偏見である主観を「脳内アングル」を使って「ユニークすぎるアイディア」へ持っていく手法が載っている。 経験データベースを蓄積し、脳内アングルを変えることでアイディア無限大。 感覚を手法で教えてくれる1冊。
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「20代で人生の年収は9割決まる(p.84)」で紹介されていた本。 選ばれないアイデアは、ないのと同じ ユニーク
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コピーライターの人が、技術論として読むと物足りない。 コピーライターになりたい若者が心構えとして読むと役立ちそう。 で、素人の私が、ちょっとしたアイデアをもらうのに読むと丁度良い。 疑似体験の話とかなるほどなと。
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ユニークなアイデアを持って来いと言われて素直に持って行くと、相手には理解されない。 わかりますよね。シンプルにわかりやすく物事を進める為にはどうすりゃいいのか? 経験データベース。後天的に身に付けられる(付けようとしなくても生きている限り発生するが、意識してその事をDB化する)...
ユニークなアイデアを持って来いと言われて素直に持って行くと、相手には理解されない。 わかりますよね。シンプルにわかりやすく物事を進める為にはどうすりゃいいのか? 経験データベース。後天的に身に付けられる(付けようとしなくても生きている限り発生するが、意識してその事をDB化する)ものが自分の量であり、それを増加させることが大事。自分自身が知っている限りの人間でしかあり得ない。 実経験だけでなく、擬似的に経験することも可能で、それを元に脳をどう動かすのか? 主観は偏見であるという著者ならではだと思いますが、数多くの経験をすることで客観的に物事を捉えるアプローチを進めています。 誰でもいつでもやれる方法で、今までとは違った答えを導き出せるようになれるかも。
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書かれていることは非常にシンプルながらも、気付かない人は一生気付かないまま過ごすのかもしれないなという内容のように思う。 メッセージには送り手と受け取り手がいて、両者が同一のものに対してどう感じるかは異なる。 そして、ビジネスの場ではそのメッセージをよいと評価するかどうかは買い...
書かれていることは非常にシンプルながらも、気付かない人は一生気付かないまま過ごすのかもしれないなという内容のように思う。 メッセージには送り手と受け取り手がいて、両者が同一のものに対してどう感じるかは異なる。 そして、ビジネスの場ではそのメッセージをよいと評価するかどうかは買い手側の主観に委ねられる。 また、一つのものを多角的に見ることの大事さも綴られている。 何をどんな角度から見るのか、それによって得られる答えも変わってくる。 どれもシンプルなアイデア。 でも、なるほどと思わされることが多かった。
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ユニークなアイデアを生み出すための頭の使い方が書いてある。おそらく、最初は特に意識せずにやっていたプロセスをここまで言語化したことに感服する。本にして、共有してくださってありがとうございます、と言いたいです。
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相手も自分も基本的に主観=偏見しか持てない。相手に伝え、選ばれるためには、ユニークの尺度を捨て、受け手の尺度を共有すべき。つまり、偏見を増やせば、増やすほど、偏見から遠ざかることができる。
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一瞬のひらめきで、本当の深さはでてこない。実際に経験する。何を経験したか、ではなく、何を思い、何を考えたかが、本当の経験値となる。 本質を見極めないと、薄っぺらいものしかできない。 どういうか。ではなく、何を言うか。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『伝える本。』と同じくコピーライター山本高史氏の著書。 提案とは受け手にベネフィットの約束をすること。 「何を言うか」がまず重要。それ抜きで「どう言うか」を求めすぎると、「ユニークの暴走」になってしまう。 そんなアイディアは理解されず、選ばれない。 選ばれなければ、アイディアは捨てられるだけ。 選ばれるにためには、他人の尺度を考える必要がある。 自分の尺度はとても狭いもので、他人と共有することは難しい。 ≪主観は偏見に過ぎない≫のだから。 自分の提案が選ばれない原因は、「知らないこと」。 知りたければ、経験するしかない。 経験量、知っている量、すなわち「経験データベース」を拡充するための方法 それを主に論じている。 経験の種類を「実経験」「擬似経験」「脳内経験」の3つに定義づけていた。 脳内経験の方法として複数の視点を見つける作業を「脳内アングル」、見つけた視点から掘り下げて考え、アイディアに至るまでの作業を「脳内ツリー」と読んでいる。(思考法自体はマインドマップみたいなもの) 日常の何気ない思考のプロセスをコトバにすることで意識しやすくしてくれる。 こういったカタチのないもののフレーズ化の巧さ、さすがコピーライター。 普段パッと思い浮かぶことをそのまま流さずに、疑問や、発見、理由をもって 脳内に記憶として刻み込むこと、それが本当の経験。 「楽しかったなぁ」で終わらせず、思考の連鎖を意識的に行う。 それって、妄想みたいなものかも。 真面目な妄想から、伝わる発想が生まれる。 考えるクセをつけて、視点を広げていきたい。 そのチャンスは、毎日、毎秒、町の中に、そして自分の頭の中にある。
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