続ける力 の商品レビュー
司法試験等法律資格試験の受験指導校「伊藤塾」の塾長。NHK「仕事学のすすめ」で出演されていたのを観て、切れ味のある話しぶりと、その理念・理論に魅せられ、その後たまたま図書館で著書を見かけて思わず手にとって読み始めた、という一冊。 あの話しぶりそのままの文体で、読みやすいことこの上...
司法試験等法律資格試験の受験指導校「伊藤塾」の塾長。NHK「仕事学のすすめ」で出演されていたのを観て、切れ味のある話しぶりと、その理念・理論に魅せられ、その後たまたま図書館で著書を見かけて思わず手にとって読み始めた、という一冊。 あの話しぶりそのままの文体で、読みやすいことこの上ない。 この人が言うと「あ、自分にもできるかも知れない」という、変な自信が生まれるというのか、ちょっと強くなった気分になれるのが不思議。 いろいろフックした点があったので「引用」項目がかなりの量になった。
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わかっちゃいるけどやめられないこともあるのに、 続けられないことも山ほどある。 人生は矛盾と怠慢で構成されているのかもしれません。 そんな自分を打破するためには、 やっぱり調子こいて努力する必要があるのでしょう。 そのためにはできなかったことは忘れるとかってことも必要だし、 ス...
わかっちゃいるけどやめられないこともあるのに、 続けられないことも山ほどある。 人生は矛盾と怠慢で構成されているのかもしれません。 そんな自分を打破するためには、 やっぱり調子こいて努力する必要があるのでしょう。 そのためにはできなかったことは忘れるとかってことも必要だし、 ストレス溜まってるならしっかり食べて寝ることも重要だし、 やっぱりある程度休まなきゃ続かないわけですよ。 無理して続ける前に、 努力を継続するための当たり前を確認することができる一冊です。 (以下抜粋。○:完全抜粋、●:簡略抜粋) ○重要なのは、スランプをなくすことではなく、 その期間をできるだけ短くすることです。(P.57) ○視野を広げるという意味では、 自分とはまったく違う世界の人と話をすることも、 スランプの克服につながります。 そこで得るものは、「情報」ではなく、「エネルギー」です。(P.65) ○睡眠・食事・ストレス、どれか二つをプラスに(P.68) ○「守」とは、指導者の教えを忠実に守って、 「型」をしっかり身につける段階のことです。 そこで学んだ基本に自分のオリジナルティを加えるのが「破」、 さらに指導者から独立して自分の道を切りひらくのが「離」。 この三つの段階を経て、初めて一人前になることができます。(P.78) ○「いままでの遅れはいったんおしまい。 またここから新たに始めよう」という、オールリセットが必要になります。 仕切り直しのタイミングを意識的に設けることは、 モチベーションの維持という点でも、とても大切なのです。(P.162) ●計画というと、どうしても「すること」ばかりを詰め込んでしまい、 「休み」を入れることには罪悪感を抱きがちです。 (中略) しかし必ずどこかで限界がきます。(P.115) ●時間は「つくる」のではなく「見つける」もの (中略) 起きてから寝るまでの自分の一日を、 十五分単位で見直してみることをお勧めします。(P.118) ○よく、「暗記は電車やバスのなかで」と言う人がいます。 コマ切れの時間の使い方としてはとても有効なのですが、 あくまでそれは二回目以降の記憶にあてる場合です。 勉強したことを最初に記憶する一回目の記憶には、集中力がいります。 乗り物のなかはかなりうるさく、 降りる駅などえも気にしていなければならないため、 一回目の記憶には向きません。(P.129) ○過去の蓄積に目を向けることなく、 目先の損得勘定だけで「変革」を続けていけば、 私たちの社会は、ただ迷走と混乱を繰り返すだけではないでしょうか。(P.164-165)
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一気に読み終える事が出来た。 いくつか為になる事があったかな。 書いてある事は当たり前の事だけど大切な事だと思います。
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司法試験の受験指導校講師/運営者の筆者が、続ける技術と続けることの大切さについて書いた本。 続けることは意志の弱さ/天性の素質に左右されるのではなく、続ける技術を持っているかどうかがポイントといった話は、他の本にもあるけど、ありがたい。 前半は、すぐ諦めてしまいそうな人に対する、...
司法試験の受験指導校講師/運営者の筆者が、続ける技術と続けることの大切さについて書いた本。 続けることは意志の弱さ/天性の素質に左右されるのではなく、続ける技術を持っているかどうかがポイントといった話は、他の本にもあるけど、ありがたい。 前半は、すぐ諦めてしまいそうな人に対する、気持ちの持ち様、考え方みたいなことを紹介。 その後で、計画を立てることの大事さを紹介している部分がある。ここで、最初の計画をとにかく守ることが重要なのではなく、まずはとにかく計画を立ててみること、遅れは取り戻すのではなくリセットしても良いくらいで臨むことを進めている所がある。個人的に計画的になろうとして何度も挫折している自分にとっては、助かる内容でした。 後半は、筆者自信の受験指導校運営の経験、夢/ビジョンとキャリアに関する経験や考え方を取り上げながら、続けることの大事さを説明している。最近はここら辺の考えることが時々あるので、参考になった。 読んでると、自分でも続けられそうな気にさせてくれる。ただ、それを受けて行動に反映させないと、結局は気になっただけで終わる感じ。
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「継続は力なり」を信じて生きてきた私にとって、自分の生き方を肯定してくれているかの様な一冊です。 「変化を求める時代だからこそ、変わらず続けることに価値があると考え、愚直に続けてきました。」続けることが何かを変える原動力になる。を何かを続けることで自分の中の常識を変えてやる、それ...
「継続は力なり」を信じて生きてきた私にとって、自分の生き方を肯定してくれているかの様な一冊です。 「変化を求める時代だからこそ、変わらず続けることに価値があると考え、愚直に続けてきました。」続けることが何かを変える原動力になる。を何かを続けることで自分の中の常識を変えてやる、それが結果への道、ということを強く感じました。
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簡単そうで最も難しい「続けること」について、コツを知りたくてこの本を読みました。継続に関する本はよく読みます。でも難しい…。 この本で学んだことは、 ・モチベーションの維持とは、その下げ幅をできるだけ小さくとどめることである。そのコツは、ゲーム化とリスタート。 ・波を小さく...
簡単そうで最も難しい「続けること」について、コツを知りたくてこの本を読みました。継続に関する本はよく読みます。でも難しい…。 この本で学んだことは、 ・モチベーションの維持とは、その下げ幅をできるだけ小さくとどめることである。そのコツは、ゲーム化とリスタート。 ・波を小さくするためには、体調管理が不可欠である。睡眠、食事、ストレスの3つのうち、ひとつのマイナスを他の2つでカバーするよう意識する。 ・計画はメインの計画(新たに学ぶ)、サブの計画(復習、キープ)、休みの3つの配分を大切にする。休みを怠けととらえず、ゴールへ前進しているという意識を持つ。 という点です。 この本から今年も目標に向かってがんばる元気をもらいました。 今年も様々な目標がありますが、継続をより意識したいです。
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どっかの新聞で広告されていて気になっていた1冊 あちこちの本屋を探したけどなかなかなくて探し始めて1週間目でやっと 巡りあった?1冊です 帯に「「コツコツ続ける」こそ成功への最短ルートだ。」 と書かれています 「確かに・・・」 結局は「続けた人勝ち」だと常々思っています なんだ...
どっかの新聞で広告されていて気になっていた1冊 あちこちの本屋を探したけどなかなかなくて探し始めて1週間目でやっと 巡りあった?1冊です 帯に「「コツコツ続ける」こそ成功への最短ルートだ。」 と書かれています 「確かに・・・」 結局は「続けた人勝ち」だと常々思っています なんだかんだ言っても大抵の人が「3日坊主」なんです いろんなアイディアとか浮かんで、やってみても結局続かないんです・・・ そんな中で「成功」するには続けるしかないんだと思います まぁ、何が成功で失敗か分からないけど、かの有名な発明王も成功するまで 続けたから失敗はないそうです・・・ でも、やっぱり「続ける」って難しいんですよね・・・ 司法試験界のカリスマ塾長・伊藤氏はどんな秘策があるのか興味津々でした ・例外を原則にする 「例外=特別、原則=習慣」 こう置き換えると簡単ですよね 結局、人間は「特別」なことを長くは続けられないんです・・・ だったら、習慣化するしかないんですよね 歯磨きやお風呂レベルまでに習慣化すること それが普通に長続きさせる事ができる 自分が取り組もうとしてることを「特別」なことではなく「習慣」にする 「やっつけるぞ!」ってことではなく 「自分の中に取り込もうとする」ことが大事だそうです ・ゴールからの発想、全体から部分へ バックキャスティングでしょうか・・・ ゴールが見えない(分かっていないと)とどこまで進んで良いのか不安になります まずゴールまでの全体を見渡して、次に部分に落とし込む 部分も細かくね・・・ ・ゴールのさらに1歩先をイメージする 例えばゴールが「○○試験に合格する」って事だったとします でも、これって試験に合格することが目標(ゴール)? その先がありますよね?! その資格をとって、バリバリ働いてる自分とか・・・ そういう1歩先の自分を想像(妄想とも言う)することが大事 そのイメージができるだけで、試験勉強のつらい時期も乗り越えられる ・ゆっくり急げ!他人と比べても意味がない 「フェスティナ・レンテ」 これはラテン語だそうで、英語で言うと「ハリーアップ・スローリー」 グズグズしていてはいけないけど、慌ててもいけない・・・ 焦ることなく、1歩1歩前進していく感じ 実は私はこの言葉に一番ヒットしました 自分が学生時代から呪文のように焦ってる時に、自分に言い聞かせている言葉と 意味が同じだったから・・・ 私の場合は「早く、早く・・・でも焦らない」ですけど・・・ 心臓がドクドクして、手先が冷えて震えだした時は緊張MAXな時です そんな時、何だか分からないけど頭の中で何度も何度もつぶやいてます そうすると不思議に落ち着いて、頭の中のピントが合ってくる感覚になって 震えも止まるんです ・ひとつダメなら全部ダメだと思わない スランプに陥った時、何かその一つだけがうまくいかないだけなのに、何だか自分の全部が うまくいっていないように感じますよね・・・(私はだいたいそうです) だけど、客観的に見れば、全部を否定されてるのではなくて、そこのポイントだけの話 当り前だけど、全部じゃないんです・・・ 「部分的な問題を全体視しない」「短期的な問題を永続化しない」 って頭のSWを入れ替えるだけで楽になりませんか? スランプの時は近視眼的になります だったら、視野を広げる努力をした方が解決策も見つけやすい 結局、「秘策」なんてないんです・・・ 読んでる時に付箋を付けた場所をもう1回読んで見ても、特別なことは書いてなくて・・・ だけど、その特別じゃないことを続けることがやっぱり一番難しい・・・ でも、やり続けた人だけが次のステージに行けるんだよね そんな当り前のことを気付かせてくれた1冊になりました
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Festina Lente (ゆっくり急げ) 部分的な問題を全体視しない、短期的な問題を永続化しない
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司法試験の受験指導で高い実績を誇る伊藤氏が、自身の経験やゆるぎなき価値観から、人生において普遍的意味を持つ、頑張り続ける力を説いていきます。 スマナサーラ師のような達観したものではないにしろ、人生において、大きな勝負をし、戦い続けている人のコトバには、圧倒的な説得力があります。...
司法試験の受験指導で高い実績を誇る伊藤氏が、自身の経験やゆるぎなき価値観から、人生において普遍的意味を持つ、頑張り続ける力を説いていきます。 スマナサーラ師のような達観したものではないにしろ、人生において、大きな勝負をし、戦い続けている人のコトバには、圧倒的な説得力があります。 内容的には、司法試験の心得の域を越えていない、抽象化がしきれていないパートもありましたが、伊藤氏の経験則から来る努力のための方法論には、一読に値するものを感じました。 変えるべきものと変えてはいけないもの。 それを知るために、人間は一生を費やすのかも知れないですね。
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本書は司法試験をはじめとした法律系資格試験予備校大手の設立者である著者が、人材育成・試験対策を続けて来た中で感じたこと、持ち得た持論について記したものである。 恒常的に試験対策に携わっている方だけあって、豊富な経験に基づいたアドバイスにはうなずけることも多い。過去問の使い方、...
本書は司法試験をはじめとした法律系資格試験予備校大手の設立者である著者が、人材育成・試験対策を続けて来た中で感じたこと、持ち得た持論について記したものである。 恒常的に試験対策に携わっている方だけあって、豊富な経験に基づいたアドバイスにはうなずけることも多い。過去問の使い方、スケジュールの建て方などはすぐさま自分の勉強に生かせるものだろう。 また、何度も繰り返される「人には固有の能力・環境が違うのだから早い遅いと他者と比較する必要はない。例え人よりスタートラインが遠くてもゴールは出来る」といった趣旨の言葉には勇気づけられる。 後半、人生論・憲法論などはテーマからずれた些か蛇足の感もあるものだが、そこは愛嬌というものだろう。
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