続ける力 の商品レビュー
・スランプになるのは、頑張っている証拠。 ・「休み」を「サボり」とは考えない。「休んでいる時間も、ゴールに向かって進んでいる」
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司法試験はじめ、難しい試験に受からないのは「頭が悪かったのではなく、勉強を続けられなかっただけの場合がほとんど」というのはその通りだと思う。 が、本書で多少なりともなるほどねと思った部分は他になく、要はモチベーションだ!という感じにしか読めず、最後の方は伊藤氏(というかこの手の...
司法試験はじめ、難しい試験に受からないのは「頭が悪かったのではなく、勉強を続けられなかっただけの場合がほとんど」というのはその通りだと思う。 が、本書で多少なりともなるほどねと思った部分は他になく、要はモチベーションだ!という感じにしか読めず、最後の方は伊藤氏(というかこの手の人の)お得意の「ワクワクするほうを選ぶ」という話になって、どうにも不幸な境遇にある人間への目配りが足らないのではないか…と思わずにはいられない。 そして最終章で「では、自分の利益を超えた大いなる価値とは何か?それは、同時代に生きる、あるいは未来に生きる、自分以外の他の人たちの幸せでしかありえません」と来たうえに、「もし、神様が目の前に現れて『ひとつだけ、どんな願いでもかなえてあげる』と言ったとしたら、何をお願いするのか?(中略)それは、大切な人の病気を治してほしいということかもしれないし、イラクの子どもたちを救いたいということかもしれない」と書かれてしまうと、「あ、どうぞご自由に…」と意識が遠くなりそうになる。 おそらく根本的に「人が善い」のだろうが、人の善意なり良心に信頼を寄せすぎている感じがしてしまう。しつこいが最後にもうひとつだけ引用すると、「心の底からの望みを掘り下げていけば、ほとんどの人は『自分が死んでも意味のある人生を送るにはどうすればいいか』という問いにいきつくはずです」と書いているが、本当にそうだろうか。伊藤氏は100%反戦・護憲の人だと思うが、彼らの嫌悪する戦前の思考と、伊藤氏のような行き過ぎた理想主義はどちらも「理念に殉じる」という点で、さほど異ならないのではないか。 前半で比較的具体的な方法を伝えておきながら、後半急速に話が変な方向に、それも多分に彼自身の理想を交えた抽象論に行ってしまうため、本全体としての有用性が薄らいでしまっている気がしてならない。
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続ける力について知りたくて読書。 勉強法などの本を読んだことがある著者の学ぶことへの考えや信念を表した本。 私は著者のように司法試験に合格するような能力はないが、コツコツと継続して新しいことを学び続けたいと思っている。親や他人などの世間体や面子のためではなく、自分の市場価値を...
続ける力について知りたくて読書。 勉強法などの本を読んだことがある著者の学ぶことへの考えや信念を表した本。 私は著者のように司法試験に合格するような能力はないが、コツコツと継続して新しいことを学び続けたいと思っている。親や他人などの世間体や面子のためではなく、自分の市場価値を高め、成長するために。自分のやっていることを見える形とするために。 ポイントは、素直さ、謙虚さ、好奇心。 そして、続けるためには、人と比較しないこと、強い想い、大きな利他な目的。 本文中に民主主義は、効率が悪いルール、多くの人たちが議論を続けることであり、決定は遅い。現在の日本と中国が頭に浮かぶような内容だ。 しかし、著者は、独裁ではなく、自由と幸福の多くの人たちが知恵を出し続けるために民主主義は重要なことを述べる。なるほどと納得。 再読する予定の本。 読書時間:約40分
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継続は力なり。 それは、わかってはいても、できないのが 続けること。 本書では、ちょっとしたヒントが得られます。 でも、続けられる人には、特に得られることも ないとも思えます。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
続ける力 著 伊藤真 ●物事を続けるには、退屈さのハードルを引き下げる事。 例:勉強の合間に5分行う。 ●続かないのは時間が取れないからではない 継続できなければ、継続できる仲間を増やす。 ●目標に対し、どれだけの労力時間がいるか 把握する必要がある 司法試験の場合、毎日3時間を2年続ける必要がある。
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モチベーションをあげるコツは、「下げない」。 たしかに! 字面も、厚さも、内容も薄く、すぐ読めてほんとにモチベーションがさがらなかった。 著者の主張をちゃんと体現できるコンテンツデザインがすごい。裏を返すとフカい!
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一度やり出したことを ずっと続けるというのはなかなか出来ないものです。 でもそれが出来ている人は、その分野において 周りの人から一目置かれるようになります。 本日ご紹介する本は、 「続ける」ということの重要性を説き、 続けるための、考えかたや、方法について 論じた1冊です...
一度やり出したことを ずっと続けるというのはなかなか出来ないものです。 でもそれが出来ている人は、その分野において 周りの人から一目置かれるようになります。 本日ご紹介する本は、 「続ける」ということの重要性を説き、 続けるための、考えかたや、方法について 論じた1冊です。 私が本書を読んでなるほどと思ったことは、 「私たちの日常はいろんな人たちの 無数の「継続」の上に成り立っている」 ということです。 どこかで、誰かがある分野に特化して、 研究し商品開発や仕組み作りに 取り組んできたからこそ、 今の便利な日常があるわけです。 それは、何十年もかかって開発した 高度な技術であったり、 ちょっとした工夫かもしれません。 でも、誰かがそれに取り組んで その積み重ねの結果が、 今の便利な生活になっています。 自分も何かに、継続して取り組むことで 多くの人に役に立つような何かが できればと思います。 本書では、このような続ける意味と 具体的な続けるためのコツを解説しています。 何かを続けることは成長と貢献の基本だと感じます。 ぜひ、読んでみてください。 ◆本から得た気づき◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 10年20年同じ姿勢で同じ情熱を傾けられることが才能 「やればできる、必ずできる」=「やらなければできない、だから毎日しっかりやれよ」 どんな世界でも、目標を達成するには、コツコツと地道な努力を「続ける」ことだけが王道 計画だけでなく、自分が実行したことを目に見える形で残しておくことも大切 「皿回し」=つねに大忙しで皿を回しているわけでなはく、ときには手を休めて全体を眺めたりしている 自分の努力で変えられるのは自分だけ=理解してもらえないのは、自分たちの力が足りなかったからだと考える 自信=続けているからこそ自信になる 謙虚さ=理解し支えてくれる人がいるからこそ努力を続けられる 他人への尊敬=世界中のさまざまな分野に、ひとつのことを地道にやり続けている人がいる 「利他の視線」=自分がそのことで幸せになれるかではなく、他の人が幸せになれるか 自分が何事かに一生懸命に取り組み、努力したことで、まわりの人が幸せになる ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆目次◆ 第1章 「続ける」ことはなぜ難しい? 第2章 「やる気」を続ける技術 第3章 一流になる人の学び続ける技術 第4章 勉強・仕事をやりとげる計画術 第5章 とっておきの記憶術 第6章 ピンチを切り抜け、事業を続ける 第7章 「やりたいこと」をやり続ける人生 第8章 「続ける」ことから「力」が生まれる ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆マインドマップ◆ http://image02.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/d2f879bc4f66014b.png
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伊藤さんは司法試験の予備校の教師です。内容は、資格試験に合格するためには、どのように勉強を継続すればよいか、という勉強方法の王道が書かれたものです。司法試験は難関資格のため合格するまでにかなりの時間を費やします。よって司法試験にチャレンジすることは「経済効率性」に反する行為となり...
伊藤さんは司法試験の予備校の教師です。内容は、資格試験に合格するためには、どのように勉強を継続すればよいか、という勉強方法の王道が書かれたものです。司法試験は難関資格のため合格するまでにかなりの時間を費やします。よって司法試験にチャレンジすることは「経済効率性」に反する行為となります。ベンチャー企業を立ち上げる等、現在「カッコイイ」とされる「ライフスタイル」は、要領よく結果を出すこと、よって優秀な若者の司法試験離れが続いているといいます。伊藤さんは、司法試験の受験生に向けて、勉強し続けることの意義を下記のように述べています。「一人一人が目先の効率性以外のところに価値を見出すことでその人の人生はとても豊かになります。」「人が生きることの本質は、結果を残すことにあるのではなく、コツコツと時間をかけて生命現象を継続させていく、そのこと自体にあります。」効率を重視するか否か、時と場合によって使い分けるのは、当前ですが、挫折しそうな時、得てして自分の尺度が経済効率性の追求に傾いている気がします。継続する方法として、思い切って効率性を無視することも手段の一つだと思います。
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司法試験の受験指導をしている伊藤真氏の、仕事・勉強で成功する王道である「続ける力」について書かれた本。 なかなか何事も続かないので読んでみた。 ・「例外」を「原則」=「習慣」にすると続けられる これはいろんな本で書かれているけど、本当にそうだな。 ・ゆっくり急げ、他人と比べ...
司法試験の受験指導をしている伊藤真氏の、仕事・勉強で成功する王道である「続ける力」について書かれた本。 なかなか何事も続かないので読んでみた。 ・「例外」を「原則」=「習慣」にすると続けられる これはいろんな本で書かれているけど、本当にそうだな。 ・ゆっくり急げ、他人と比べても意味がない ラテン語で「フェスティナ・レンテ」というらしい。人にはそれぞれタイミングや能力の差があるけれど、続けてるうちは「負け」はない。だから他人と比べず、ゆっくり急ぐのが重要 ・「ひとつダメなら、全部ダメ」と思わない 「部分的な問題を全体視しない」「短期的な問題を永続化しない」 これは!まさに今の状況!少し体調が悪くて滅入ってしまうけど、全部悪いわけじゃないし、永遠に続くわけではないんだ。この言葉は刻んでおきたい。 ・スランプの自分に「ごほうび」をあげよう 目標を達成した時のごほうびは達成した喜びが一番大きいのだから、努力している証拠のスランプの時期にごほうびをあげることが大事。これもすごく納得。 とてもいい本でした。
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「新書がベスト」で知の改革が起きた私、まずは習慣にしなければと手にしたこの本。タイトル通り、実直で真面目な内容。大学の受験勉強を思い出して懐かしい気分にもなったが、今、受験勉強よりも終わりのない生きた情報を身につけたいのだ。 やる気をあげ続けるよりも下げ幅を少なくする、計画の重...
「新書がベスト」で知の改革が起きた私、まずは習慣にしなければと手にしたこの本。タイトル通り、実直で真面目な内容。大学の受験勉強を思い出して懐かしい気分にもなったが、今、受験勉強よりも終わりのない生きた情報を身につけたいのだ。 やる気をあげ続けるよりも下げ幅を少なくする、計画の重要さ、遅れを取り戻すのではなくリセットする。例外はストレスになるので、原則にする。これは習慣にしろということ、で小飼さんと同じ。好きになって習慣にしろということだ。大事なことほど構える癖を変えられる気がした。
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