ジーン・ワルツ の商品レビュー
無事赤ちゃんが生まれるのがどんなに奇跡的なことなのか、初めて知った。 妊娠するとどんな女性でも母親になるんだなぁ。
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不妊治療と代理母出産を手掛けるクールウィッチ曽根崎。現在、産婦人科医不足が叫ばれる中、医師という立場から医療と法律、そして行政の問題について描かれた作品。本来は同じ方向を目指すべきである事柄が、何故か争う形になる現状は考えねばならない。 ただ、この曽根崎という医師が独特の倫理観の...
不妊治療と代理母出産を手掛けるクールウィッチ曽根崎。現在、産婦人科医不足が叫ばれる中、医師という立場から医療と法律、そして行政の問題について描かれた作品。本来は同じ方向を目指すべきである事柄が、何故か争う形になる現状は考えねばならない。 ただ、この曽根崎という医師が独特の倫理観の中から行動しているので、好き嫌いは別れるかもしれない。
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代理母問題を考える本。子どもに関わる仕事をしているので、読んでみました。子どもが産めない体になった産婦人科医は、どうでるのか。医学の進歩って、ちょっと怖い。
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『マドンナ・ヴェルテ』の対になる作品。産婦人科医療、代理母出産、地域医療の問題点をわかりやすく示してくれています。 マリアクリニックの最後の5人の妊婦たち。それぞれの運命をたどるその胎児たちに、出産の危険性やその奇跡を思わずにはいられません。 最近、自分も出産したばかり。本当にい...
『マドンナ・ヴェルテ』の対になる作品。産婦人科医療、代理母出産、地域医療の問題点をわかりやすく示してくれています。 マリアクリニックの最後の5人の妊婦たち。それぞれの運命をたどるその胎児たちに、出産の危険性やその奇跡を思わずにはいられません。 最近、自分も出産したばかり。本当にいろんな奇跡を乗り越えて産まれてきてくれたんだな~と改めて思い起こされました。 地域医療を支える体制とその課題について、警鐘をならす作品です。 『極北クレイマー』の三枝久広先生のその後も気になる・・・。
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曽根崎理恵助教授 別名冷徹な魔女 学生に命の授業をしていたり 診察の訪れた妊婦さんにひとりひとりに丁寧に接するところ 別名の彼女をなかなか見ることがなかったのですが 最後に見せた魔女の顔にしびれました 神の領域をもった彼女が恐ろしい 私もなかなか子供ができないので考えさせられる作品でした
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265pの厚みの本ですから、すぐに読んでしまいます。 同じく厚労省への提言をたくさん散りばめながら 田口・白鳥シリーズとは違い、作者のやや極端な理想が語られてるのでは? 医療制度の破たんへの悲痛な叫びがこめられていると感じました。 しかし。 人間は子孫を残すように性/行/為に快楽をプログラムされたんだと思うけど 産むの産まないのを意志でコントロール出来る以上 子孫繁栄と性的快楽は一蓮托生ではなくなった。 遺伝子を残すのに必要なのは、男と女ではなく、卵子と精子でしかないのか? もし、極めて優秀な精子が数百種類で各数兆個ほどあれば。 オスはいらないのかもしれないね。
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不妊治療・代理母問題等を取り上げ 現状の産婦人科医療の危機をあぶりだしている小説 主人公の非常に巧みで冴えわたる思考・行動・発言が 女性としては気持ちよい 海堂氏ならではの作品
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出産には様々な困難が待ち受けていて、うまく赤ちゃんが生まれてくること自体が奇跡なんだと、心に刻まれました。…がなんか難しい話ばかりで理解できなかった。
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大学病院に見切りを付け地域医療に挑む若手女性産婦人科医の物語。生まれてすぐ死ぬとわかっている無脳症児の出産を希望する母、短肢症児を妊娠しながら人間的に成長して行くヤンキー娘、主人公の卵子を宿している代理母、長年の不妊治療の末やっと授かった高齢出産母、それぞれを同時に出産するシーン...
大学病院に見切りを付け地域医療に挑む若手女性産婦人科医の物語。生まれてすぐ死ぬとわかっている無脳症児の出産を希望する母、短肢症児を妊娠しながら人間的に成長して行くヤンキー娘、主人公の卵子を宿している代理母、長年の不妊治療の末やっと授かった高齢出産母、それぞれを同時に出産するシーンは涙がでる。結末があまりにエキセントリックすぎる。
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