ジーン・ワルツ の商品レビュー
映画を観るまえに...と読んでみたら、おもしろくて一気読み!産科医療の社会的問題を丁寧に説明しながら、ストーリーの邪魔にならない感じがとても読み易かった。続き物の「マドンナヴェルデ」もすぐ読みたいっ!
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映画の方を観て、本は未読。 映画のテーマは「代理母」だったように思う。 理想と現実を語るときの、個人の事情や私情の扱いって難しい。 私情を挟み込むと議論にならない気がするけど、当事者の意見を聞かない議論は無意味じゃないかとも思う。 ところで、開始3分を見損ねたからか主人公が...
映画の方を観て、本は未読。 映画のテーマは「代理母」だったように思う。 理想と現実を語るときの、個人の事情や私情の扱いって難しい。 私情を挟み込むと議論にならない気がするけど、当事者の意見を聞かない議論は無意味じゃないかとも思う。 ところで、開始3分を見損ねたからか主人公が「遺伝子の母」と呼ばれる所以はよく分からなかった。 原作を読めばその辺のエピソードが出てくるのかな?
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これを読んだせいか、自分が代理母になる夢を見た。 いくら自分の娘の子だとしても、産んだのは私!! って、強烈に思った。私は代理には なれないと 教えてくれた作品。
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「マドンナヴェルデ」を先に読んでしまっていたせいか 何か さらっとした印象だった。 逆に読んでいたら また感じ方も変わったのかもしれない。
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菅野美穂の主演映画についてのインタビュー記事で興味を持ち、原作を読んでみた。 医療小説を読むのは初めて。専門用語が羅列されるが、不妊治療、代理母出産と取り扱われるテーマが女性にとって最も重要な関心事のひとつであるため、興味深く面白く読めた。 小説新潮で連載されていた作品だからか、...
菅野美穂の主演映画についてのインタビュー記事で興味を持ち、原作を読んでみた。 医療小説を読むのは初めて。専門用語が羅列されるが、不妊治療、代理母出産と取り扱われるテーマが女性にとって最も重要な関心事のひとつであるため、興味深く面白く読めた。 小説新潮で連載されていた作品だからか、章ごとに、登場人物や状況を毎回いちいち詳しく説明する。連載小説を単行本化した作品にはこうした傾向があるが、作家は単行本化の前に必ず校正するのだから、直せば済むことだ。エンターテイメント作品だからそういったこだわりはいらないという意見もあるだろうが、作家たるもの文章にはこだわりを持ってほしい。ストーリー・構成を考えると、☆4つつけたかったが、その点が気になり、3つとした。 主人公は頭脳明晰な産婦人科医の理恵。彼女は、厚生労働省の官僚の医療改革のもとにもたらされた地域医療の崩壊に対して、メディアを利用し、敢然と立ち向かっていく。その姿が、現役の勤務医でありながら、ベストセラー作家としてマスメディアを自在に操り自論を主張する作者の姿に重なる。 作中、末期がんに侵された茉莉亜が「奇跡ってみんなが思っているよりもずっと頻繁に起こるもの」と語るくだりがある。その言葉に、この物語のテーマが凝縮されている。作者は奇跡を起こそうと企んでいるのであろう。そのたくらみは素晴らしい。
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産科医療問題を小説として提起している作品。五体満足で生まれてくる事が本当にありがたいことであることを改めて実感。話としては、主人公の行動が自己満足としか思えなくて納得できなかった。
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内容ではなく、感想が難しい話。 倫理観や道徳観で評価が分かれそう。 ためになる話ではあった。 菅野美穂以外には演じられないと思う。
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人工授精、代理母、産科医療の問題点の話。 五体満足で生まれてくることの奇跡、出産シーンには感動した。 理恵の行為には共感できないけれど、生まれた赤ちゃんはかわいい。 お腹に宿った時点ですでにかわいいもんね。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
全体的な話は良かったけれど、主人公がとった最後の行動ですべてが台無し、最終保険って何?赤の他人を巻き込むことないし、自分に対してもフェアってどこが?自分に戻したのは全部自分のもので他人には自分の遺伝子を持つ卵を入れるなんて、ともかく読後感の悪い一冊だった。姉妹編の「マドンナ・ヴェルデを読んで主人公は人としての欠陥品だということがよくわかった、そういう意味ではマドンナは読んで良かった一冊
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「マドンナヴェルデ」を先に読んでしまっていたので、 順番を正しく読めばもっと伝わり方が強かったかもしれない。 五体満足で生まれてくることの奇跡には、触れられたけれど、 理恵の行為は、やや不快な面も消し去れないままに読了。 代理母をテーマにしているので、読了感も、苦い印象も あっ...
「マドンナヴェルデ」を先に読んでしまっていたので、 順番を正しく読めばもっと伝わり方が強かったかもしれない。 五体満足で生まれてくることの奇跡には、触れられたけれど、 理恵の行為は、やや不快な面も消し去れないままに読了。 代理母をテーマにしているので、読了感も、苦い印象も あって当然かもしれない。
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