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θは遊んでくれたよ の商品レビュー

3.6

126件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

    42

  3. 3つ

    52

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    0

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2016/06/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

Gシリーズ、第二作。萌絵ちゃんとラヴちゃんの二人だけの会話以降はもうS&Mシリーズだなぁと思って読んでましたが、赤柳さんからある人物の名が・・出たときは「おぉ!」と感嘆の言葉が出ましたよ^^ Vシリーズ、四季シリーズとの関連も示され、大満足な内容でした。ただストーリィの締め方がちょっとなぁ・・^^;

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2015/11/11

長く付き合っている恋人ってこんな感じかもしれない。読むのをやめようとなんど思ったことか、しかし犀川、西之園の会話は最高だ。「すべてがFになる」を読んでから長い付き合いだがまだ読んでいくことになりそう。 一つ注意。後書きにスカイクロラシリーズのネタバレがあるので注意してください。

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2015/09/16

2回目読了。反町愛ちゃん大好き! 独特のキャラクターだよなあ。 Gシリーズは今のとこεまでしか読んでないけど、 θが一番好き。こういう四季博士の香りが残るものが大好き。

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2015/09/14

頻発する飛び降り。 無関係に思われたそれらは、しかし身体の一部に遺されていたθのマークで繋がる。 不可視のミッシングリンク。 謎のサイト。 点と点とを繋げるのは繋げようとする意識。 関係を築こうとする意思。 θとはわたしとあなたの関係です。 山吹、加部谷、海月の三人組が奮闘する...

頻発する飛び降り。 無関係に思われたそれらは、しかし身体の一部に遺されていたθのマークで繋がる。 不可視のミッシングリンク。 謎のサイト。 点と点とを繋げるのは繋げようとする意識。 関係を築こうとする意思。 θとはわたしとあなたの関係です。 山吹、加部谷、海月の三人組が奮闘するGシリーズ二作目。

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2015/06/16

Gシリーズ2作め。 なんでGなんだろうと思ったら、ギリシャ文字シリーズという意味なのだね。(Wikiより) 海月くんのイニシャルならKシリーズだし、英語にしてジェリーフィッシュでもJだよなぁと謎だったからスッキリ。

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2014/12/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

森博嗣の作品は常に2歩3歩先を行く。綻びを見せて、そこに引っ掛けて、最後は違う結び目が答えになっている。古畑任三郎の「黒岩博士の恐怖」的なトリックであることは自明だったが、その複雑性はより綿密。何を基準に、感覚的な矛盾を排除し、物理的に整合性のとれた結論を導き出すか。基本的だがなかなかできない手法を、改めて教えてくれた。

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2014/10/24

こっから真賀田博士の関与が明らかになるのか~ ふーむ ラヴちゃんと金子くんはまだ結婚してないのね 何巻かあとには確か結婚するような… 犀川先生は婚姻届を出しに行ってハネムーンをすっぽかしたのねぇ やっぱり海月くんが誰かが気になるなー 犀川先生に近いからやっぱり紅子さんと林さん...

こっから真賀田博士の関与が明らかになるのか~ ふーむ ラヴちゃんと金子くんはまだ結婚してないのね 何巻かあとには確か結婚するような… 犀川先生は婚姻届を出しに行ってハネムーンをすっぽかしたのねぇ やっぱり海月くんが誰かが気になるなー 犀川先生に近いからやっぱり紅子さんと林さんの子どもじゃないかな? で、養子に出したとか? でも萌絵ちゃんに対する態度は? うーん難しい…

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2014/08/28

Gシリーズ二作目。 今回から四季や保呂草が少しだけ登場したりと、これまでの作品との繋がりが気になる内容。 トリックはわかりそうでわからない、なるほどなと唸る結末で、若干の曖昧さは残る。

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2014/05/16

『事実とはこうしてあとから形成されるものだ。しかし、人の心の中の、そのときどきの葛藤は、二度と正確に再現されることはない。たとえ、本人の口が語ったとしても、その言葉は明らかに虚構である。理由も動機もすべて、光が当てられたときに現れる影に過ぎない。光の当て方によっては、影はどちらに...

『事実とはこうしてあとから形成されるものだ。しかし、人の心の中の、そのときどきの葛藤は、二度と正確に再現されることはない。たとえ、本人の口が語ったとしても、その言葉は明らかに虚構である。理由も動機もすべて、光が当てられたときに現れる影に過ぎない。光の当て方によっては、影はどちらにも現れ、形の歪み方も変わり、幾つもが同じ時に現れることさえある。そんなものなのだ。ただ、それがあった、存在していた、ということを仄めかしているにすぎない。人が事実と認識している概念は、その程度のものだ。あるいは、ないに等しい、といっても良いだろう。』 Gシリーズは海月くんがキーマンか。伏線が多くて続きが気になる! (@ ̄ρ ̄@)

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2014/04/29

気づいたら私の書架は文字通り「森だくさん」になっている。 見えているものに惑わされる…とは、見えてもいないものを見えているように錯覚させられてしまうことだろうか。ならば責任は惑わされる人間の方にある。今回の作品には論理矛盾など起こりそうもないくらい明快な事実だけが並んでいながら...

気づいたら私の書架は文字通り「森だくさん」になっている。 見えているものに惑わされる…とは、見えてもいないものを見えているように錯覚させられてしまうことだろうか。ならば責任は惑わされる人間の方にある。今回の作品には論理矛盾など起こりそうもないくらい明快な事実だけが並んでいながら、事件に利害関係を持つ一人の人間のわずかな工作で、ほとんどの人間が見えているものの本質を信じようとしなくなり、自分たちが見てもいないものを事実だと信じ込んだ。 理性的な言動とか、理知的な判断などというものは、それを常時可能にする脳細胞が存在していて、その持ち主にしかできないことなのだと知った。 萌絵はおそらく未成熟もしくは不可。 犀川と海月。やがて海月くんは真賀田四季にも繋がる。いや…本当はすでに繋がりがあるのかもしれない。 保呂草や名前は明かさなかった各務の影が見えて、また森博嗣作品の連鎖の中で遊べることがうれしい。 ミステリーなら、全てが最後には明かされる。 だが森作品は不要なことまで特定したり、とことんまで探ろうとはしない。 見えなくてもよいことは見えないままに。 知らなくてよいこと、その人だけのものには手をつけない。人の心が思うことなど、他人が理解したり、理解しようとすることなど無意味だと、そのような行為には真っ向から否定的で冷淡。 だからこそ、人に優しい感じがする。あからさまに優しい言葉をかけたり心配する様子を見せようとする人たちよりも。他人と距離を置くことで他人を傷つけない。それが目的ではないにしても。結果として。 だから読み続けているのかもしれない。

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