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10月はたそがれの国 の商品レビュー

4.3

53件のお客様レビュー

  1. 5つ

    22

  2. 4つ

    16

  3. 3つ

    8

  4. 2つ

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2014/11/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] ポオの衣鉢をつぐ幻想文学の第一人者、SFの抒情詩人ブラッドベリの名声を確立した処女短編集「闇のカーニバル」全編に、新たに五つの新作を加えた珠玉の作品集。 後期のSFファンタジーを中心とした短編とは異なり、ここには怪異と幻想と夢魔の世界がなまなましく息づいている。 ジョー・マグナイニの挿絵十二枚を付す決定版。 [ 目次 ] [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

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2019/12/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

先日、井上雅彦「十月のカーニヴァル」に萩尾望都が「集会」を漫画しているのを見ました。 とても原作に忠実でブラッドベリが本当に好きなんだな~と嬉しくなりました。 今更、気がついたのですが、「アンクルエナー」の主人公=「集会」のエナー叔父さんなのでしょうか・・・・??

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2014/08/30

ポオの衣鉢をつぐ幻想文学の第一人者、SFの抒情詩人ブラッドベリの名声を確立した処女短編集『闇のカーニバル』全編に、新たに5つの新作を加えた珠玉の作品集。後期のSFファンタジーを中心とした短編とは異なり、ここには怪異と幻想と夢魔の世界がなまなましく息づいている。ジョー・マグナイニの...

ポオの衣鉢をつぐ幻想文学の第一人者、SFの抒情詩人ブラッドベリの名声を確立した処女短編集『闇のカーニバル』全編に、新たに5つの新作を加えた珠玉の作品集。後期のSFファンタジーを中心とした短編とは異なり、ここには怪異と幻想と夢魔の世界がなまなましく息づいている。ジョー・マグナイニの挿絵12枚を付す決定版。 「こびと」 「つぎの番」 「マチスのポーカー・チップの目」 「骨」 「壜」 「みずうみ」 「使者」 「熱気のうちで」 「小さな殺人者」 「群集」 「びっくり箱」 「大鎌」 「アンクル・エナー」 「風」 「二階の下宿人」 「ある老母の話」 「下水道」 「集会」 「ダッドリー・ストーンのふしぎな死」 積読ならぬ、読了本がたまっていて、この本は5月に読んだもの。 敬愛する作家・有栖川有栖氏が某書で文庫本ベスト3にあげていらっしゃったこの本。 「いつ読んでも、何度読んでも、ロマンティックで瑞々しい」まさにその通りの本でした。 さすが氏ですねえ。 切なかったり、怖かったり、不思議なストーリーで今までにない読後感。 はっきりわからないと気持ち悪くてダメな性格なので、はっきりと状況がわからない(私には)「こびと」、奥さんはどうなったの? まんま想像通り? という「つぎの番」、理解を超えていて(私の)気持ち悪い「マチスのポーカー・チップの目」あたりまではモヤモヤしながら読んでいましたが、これはそういうところを楽しむ作品なんだ! と思ってからは不思議を楽しみながら最後まで読みました。 それにしても「小さな殺人者」はぞくっとしました。 ホント、怖いです。 手元に置いておいて、ふとした時に、読み返したくなる本なのかもしれません。

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2014/02/10

レイブラッドベリの怖くて綺麗で人を惹きつける作品の一つ 一つ言うならば、折角の詩的で綺麗な文章をそのままではなく、訳されたものとしてしか読めないのが悔しい 原文を読むためだけにでも英語をもっと学ぼうかと思った

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2014/09/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

さりげない恐怖が描かれている。雨の日にふと漂う湿った枯れ葉の匂いのような日常的な恐怖。ホラーという性質が超自然的な要素を含みがちであるだけに、リアリティのあるホラーというのは難しいけれど、レイ・ブラッドベリの語り口は日常の風景を背景にして、隙間風のように心に入り込む。 ホラーといえばスティーブン・キングもいる。ブラッドベリの日常的恐怖に残酷さとスリラー要素を足せば、かなり近いものになるのではないかと思われる。ホラー小説は文学性のない、ただのびっくり箱と考える人も多いが、彼らの小説を読むことで事実そうではないことが実感させられる。

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2014/02/06

10月に読むべき本。SF作家として有名な作家だが、初期の短篇を再録したもののせいかホラーとファンタジーに偏っている。「言わんこっちゃない」式のホラーから空へと吹き抜けるようなファンタジーへとテンションを上げていくのは読んでいて気持ちがいい。収録作のいくつかは少女漫画家の萩尾望都に...

10月に読むべき本。SF作家として有名な作家だが、初期の短篇を再録したもののせいかホラーとファンタジーに偏っている。「言わんこっちゃない」式のホラーから空へと吹き抜けるようなファンタジーへとテンションを上げていくのは読んでいて気持ちがいい。収録作のいくつかは少女漫画家の萩尾望都によるコミカライズもされているのでそちらもオススメ。 収録作個別のレビューはこちら。 http://bonbyakuan.blogspot.jp/2014/02/10sf.html

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2013/12/16

人生何度目かの読了。不思議で素敵。ブラッドベリを読んでいるとついつい、もう一度この本に戻りたくなる。

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2013/08/01

8編まで読み終えた。 のっけっから不思議な雰囲気に場が包まれていて、結末がとてもミステリーというかホラー。徐々に追い詰められていく人物がラスト豹変したのが表され、その続きが観たいけど怖くてっていう感じ。 最初の短編が素晴らしく、見世物から復讐劇、小人の憎悪の力強さが良い。 翻訳の...

8編まで読み終えた。 のっけっから不思議な雰囲気に場が包まれていて、結末がとてもミステリーというかホラー。徐々に追い詰められていく人物がラスト豹変したのが表され、その続きが観たいけど怖くてっていう感じ。 最初の短編が素晴らしく、見世物から復讐劇、小人の憎悪の力強さが良い。 翻訳のはずなのに言葉の美しさ小気味よさが出ている洋小説初めて読んだ

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2013/02/02

あ~もうホントどれも大好き!最高に面白かったです!! ブラッドベリは過去に「華氏451度」しか読んだ事がなかったけれど、 今回この「10月はたそがれの国」を読んで、一気にファンになりました。 不気味でゾッとするようなお話が多く、怪奇好きにはたまらない。 特に好みだった作品は、...

あ~もうホントどれも大好き!最高に面白かったです!! ブラッドベリは過去に「華氏451度」しか読んだ事がなかったけれど、 今回この「10月はたそがれの国」を読んで、一気にファンになりました。 不気味でゾッとするようなお話が多く、怪奇好きにはたまらない。 特に好みだった作品は、、、 毎晩≪鏡の迷路≫に駆け込んでいく姿が印象的だった「こびと」 幼い頃に死んだ少女は…美しく哀しさに満ちた「みずうみ」 身体の弱い少年のために、忠犬が持ってくるものは…「使者」 思わず赤ん坊が怖くなる!ダミアンを思い出す「小さな殺人者」 事故が起こるといつも同じ野次馬が駆け寄ってくる事に気付く「群衆」 閉ざされた世界の向こうは?館に住む少年の視点から描いた「びっくり箱」 ある家族が死んだ老人から譲り受けた麦畑の秘密を描いた「大鎌」 ちょっとブラッドベリにはまりそうな予感です。 でも昨年亡くなったのでしたね……新しい作品が読めないのは残念ですが、 幸い著作が多いようなので、大事に大事に読んでいこうと思います。

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2012/10/25

10月なので20数年ぶりに再読。最初のモノローグがまた、いいんだよね。ここからレイブラッドベリの大ファンになったんだよなあ。

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