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10月はたそがれの国 の商品レビュー

4.3

53件のお客様レビュー

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2019/01/12

いつごろ読んだか? (2012/6/7 調べ ・・・図書館にはもうない) 出版社/著者からの内容紹介 ポオの衣鉢をつぐ幻想文学の第一人者、SFの抒情詩人ブラッドベリの名声を確立した処女短編集「闇のカーニバル」全編に、 新たに五つの新作を加えた珠玉の作品集。 後期のSFファンタジ...

いつごろ読んだか? (2012/6/7 調べ ・・・図書館にはもうない) 出版社/著者からの内容紹介 ポオの衣鉢をつぐ幻想文学の第一人者、SFの抒情詩人ブラッドベリの名声を確立した処女短編集「闇のカーニバル」全編に、 新たに五つの新作を加えた珠玉の作品集。 後期のSFファンタジーを中心とした短編とは異なり、ここには怪異と幻想と夢魔の世界がなまなましく息づいている。 ジョー・マグナイニの挿絵十二枚を付す決定版。 著者: レイ・ブラッドベリ 1920年アメリカ生まれ。アメリカで最も名高い小説家。映画や演劇の脚本も執筆。 米国ナショナル・ブック・アウォードなど数々の賞を受賞。 著書に「華氏451度」「たんぽぽのお酒」など。

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2018/12/31

ブラッドベリの初期の作品集。子供の頃の気持ちやノスタルジックな感情を巧みに描く作家。初期の作品は無垢という肯定的な意味だけでなく残酷さも併せ持った暗い側面も多量に含まれています。「使者」、「壜」、「みみずうみ」なんて大傑作!毎年秋になると読みたくなるリストの入ったな。

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2017/12/22

何とも不思議な世界観だなぁ、と。 その中でも純粋なホラーの「小さな殺人者」や、本当に怖いのは誰なのか首を傾げてしまう「二階の下宿人」なんかの、解りやすい話が面白かった。

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2017/12/05

以前から内容は知らないまま、最高の題名だなあと思っていた短編集。勝手にSFかと思っていたのだけれど、ポオよりの怪奇幻想ものだった。萩尾望都さんの漫画化で知っている作品もあり、ひとつひとつじっくり楽しめた。ブラッドベリも未読の名作がたくさんあるので、手をのばしてみたい。

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2017/12/03

SF的な作品より、幻想的な世界観が心に残る作品を数多く輩出しているブラッドベリの、これまた情緒的なタイトルに惹かれて読んでみたら、まさかのホラーテイスト多めの短編集だった! ブラックユーモアの詰まった話、これ単なる後味悪いホラーやんけと言いたくなる話、彼らしい耽美的な世界観の話...

SF的な作品より、幻想的な世界観が心に残る作品を数多く輩出しているブラッドベリの、これまた情緒的なタイトルに惹かれて読んでみたら、まさかのホラーテイスト多めの短編集だった! ブラックユーモアの詰まった話、これ単なる後味悪いホラーやんけと言いたくなる話、彼らしい耽美的な世界観の話が見られ、バリエーションは豊かだが、やはりホラー風味は強い。挿絵のセンスも光る。

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2022/05/11

[66版]2012年6月22日  外国文学の場合、作家の宗教観が理解できないと、作品の本質を味わうことができないと思う。  積読本さえなければ、読み返したい作品も多く(あえて書かないが)、作者の紡ぐ幻想的な物語の世界を楽しめた。  しかし、「こびと」は展開が腑に落ちず、何度よんで...

[66版]2012年6月22日  外国文学の場合、作家の宗教観が理解できないと、作品の本質を味わうことができないと思う。  積読本さえなければ、読み返したい作品も多く(あえて書かないが)、作者の紡ぐ幻想的な物語の世界を楽しめた。  しかし、「こびと」は展開が腑に落ちず、何度よんでもモヤモヤが晴れなかったし、「集会」は、最も主題・趣旨が不明でした。

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2016/10/15

怪奇幻想短編集。ホラーめいたものも多いけれど、おおむね幻想的で美しいイメージの作品が多いです。抒情的な文体から浮かび上がる情景はどれもが奇妙で、美麗なものでした。 お気に入りは「大鎌」。一番ホラーらしい、というか、実際に一番恐ろしく感じた作品。壮大な麦畑のイメージがこれほど恐ろし...

怪奇幻想短編集。ホラーめいたものも多いけれど、おおむね幻想的で美しいイメージの作品が多いです。抒情的な文体から浮かび上がる情景はどれもが奇妙で、美麗なものでした。 お気に入りは「大鎌」。一番ホラーらしい、というか、実際に一番恐ろしく感じた作品。壮大な麦畑のイメージがこれほど恐ろしいものだとは。挿絵からして不気味……。 「小さな殺人者」も怖いなあ。一番嫌な作品はこれかも。 恐怖とは別の観点から魅力的だったのは「集会」。楽しくて、だけれども読後には少し淋しくなってしまう一作でした。

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2015/10/23

中学2年の時(40年位前)文庫タイプのSF本2冊購入。創元推理文庫社のFブラウンのショートショート集「スポンサーから一言」とブラッドベリーの「10月はたそがれの国」。 活字中毒の初心者だったので長編より短編集がお手軽でした。ブラウンのほうはチョットエロっぽさも加味してあって星新一...

中学2年の時(40年位前)文庫タイプのSF本2冊購入。創元推理文庫社のFブラウンのショートショート集「スポンサーから一言」とブラッドベリーの「10月はたそがれの国」。 活字中毒の初心者だったので長編より短編集がお手軽でした。ブラウンのほうはチョットエロっぽさも加味してあって星新一をチョイと下品にした感じで読みやすく面白かった。 その後に「10月は・・」を読んだので読後のギャップを多いに感じた。 挿入されてるジョー・マグナイニのイラストもシュールなタッチが大好きだった。ダリとキリコを足して2で割ったような画風。 単純なガキでも一人前に中二病にはかかってた。そんな年代にこの作品はストライクッ。 ファンタジー映画の原作にも適してる。 当時はまだヒッチコック劇場が再放送再放送って感じで頻繁に地上波に放映されてて殆ど(全部?)を観てた。 その作品の中に「10月・・」原作が数本あった。今だったら誰かユーチューブで映像化して欲しいなあ。 群集、風、こびと3つは頭の中ではイメージが出来てる。前述のヒッチコック劇場で「瓶の中」を放映されたのは怖かった。 書き忘れたが、何と言ってもこの人「宇野利泰」の翻訳が最高!脳みその周りを煙が包むような幻想を日本語で訳してる。好きなナンバー"Smoke Gets In Your Eyes"にちなみ”Smoke Gets In Your Brain”。

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2018/03/20

幻想的だった。 読むのに時間かかったけど、不思議な世界にドップリ。 普通の、当たり前の物事に、変わった切り口からぞっとする印象を与えるのがすごい。 『小さな殺人者』『群集』『風』『つぎの番』なんかが好きかな。

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2015/03/01

西瓜糖〜が好きなので、他のも読んでみようと思って読んだもの。 もっと詩的でふわふわした曖昧な作風かと勝手に想像してたら、なんか違う…。 きっぱり提示しない結末や、ちょっとホラーな感じも、面白いけど、大好きではないかな、 新訳だと違うかも?出てるか知らないけど 半分くらいでもうおし...

西瓜糖〜が好きなので、他のも読んでみようと思って読んだもの。 もっと詩的でふわふわした曖昧な作風かと勝手に想像してたら、なんか違う…。 きっぱり提示しない結末や、ちょっとホラーな感じも、面白いけど、大好きではないかな、 新訳だと違うかも?出てるか知らないけど 半分くらいでもうおしまいにしてしまったけど、短編じゃなかったらそこまでも読めなかったかも。

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