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こうふく みどりの の商品レビュー

3.7

102件のお客様レビュー

  1. 5つ

    20

  2. 4つ

    37

  3. 3つ

    33

  4. 2つ

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2013/01/14

中学生の緑の視点から描かれていて、もうずっと関西弁が続いていて読んでいる感覚はすごいあったかかった。 それは私がお風呂に入りながら読んでいたからではなく、緑が見てる風景と周りの人らへの愛情が感じられた描写がとってもあったかかったんやと思う。 各章に時々入るおばあさんと、奥さんの手...

中学生の緑の視点から描かれていて、もうずっと関西弁が続いていて読んでいる感覚はすごいあったかかった。 それは私がお風呂に入りながら読んでいたからではなく、緑が見てる風景と周りの人らへの愛情が感じられた描写がとってもあったかかったんやと思う。 各章に時々入るおばあさんと、奥さんの手記みたいなんはちょっと、長くて疲れた。 こうふく あかの 古本屋さんで探し中。

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2012/10/01

ヘエ、そんな展開か!と、読み終わってしばらくしてから感じました…ぬぼーっとした感じがたまらない(笑)

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2012/08/29

すきだわー。 ばりばりの関西弁だったのではじめはとまどったけども、太字の文はまったく意味わからなかったけど後半全てつながってああー。 せつないよね。緑ちゃん視点でみていくと。

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2012/08/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

辰巳緑、大阪の中学生。 母はいつも煙草を吸って寝てばかりで、 従姉の藍ちゃんは4歳になるけど話せない桃ちゃんをつれていつもぶどうの匂いをさせて 祖母は人を寄せ付ける強い力をもっている。 友達、近所の人、猫のカミさんとホトケさんに犬のポックリさん。 たくさんの人との口は乱暴だけどやさしさに包まれた日常。 母の過去、祖母の過去、もう一人、加害者になってしまった男の妻。 人にはいろんな過去があって、人がいればいるほどそれは交差する。 なんていったらわからん。 ただ途中で違う語り手が話しだすのは、窓の魚?だったかそれに似てるって気付いた。 で、そういえばきいろいゾウもそうだった! 西加奈子いいね)^o^(

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2012/07/29

強くて頼れるおばあちゃん、だらしがないけど安心をくれるお母さん、ぶどうの匂いがして綺麗な藍ちゃん。 中学生の辰巳緑の周りにある、いろんな愛のお話でした。 どんだけ愛していても、なかなか思うようにはいかないなぁと切なくもなる。 でもやっぱり愛しくて「こうふく」を感じる。 ...

強くて頼れるおばあちゃん、だらしがないけど安心をくれるお母さん、ぶどうの匂いがして綺麗な藍ちゃん。 中学生の辰巳緑の周りにある、いろんな愛のお話でした。 どんだけ愛していても、なかなか思うようにはいかないなぁと切なくもなる。 でもやっぱり愛しくて「こうふく」を感じる。 西加奈子さんの作品は、いつも人を大事に思う気持ちで溢れているなぁと思います。

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2012/07/22

西加奈子さん! 大阪弁だったので少し読みづらかった。 今まで読んだものの経験則から、西加奈子さんの作品は最後に必ず前向きになれる。だから好きなんだけど、今回の作品は私の中ではヒットではなかった。 作品を通して、中学生の頃を少し思いだしたり、今の自分を振り返ったり、10年20年先の...

西加奈子さん! 大阪弁だったので少し読みづらかった。 今まで読んだものの経験則から、西加奈子さんの作品は最後に必ず前向きになれる。だから好きなんだけど、今回の作品は私の中ではヒットではなかった。 作品を通して、中学生の頃を少し思いだしたり、今の自分を振り返ったり、10年20年先のことを考えた。いろいろな年代の女性がいっしょに出てくるのは新鮮だった。

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2012/07/22

もー大好き。 女の人がいっぱいでてくる。 いろんな女の人の人生模様が垣間見れる挿話の不思議さ、 あたたかさにやられます。 世の中にはいろんな女の人がいて、 いろんな人生があって、 皆一生懸命生きているんだ。

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2012/06/15

なんだろう、この世界観。 いつのまにか西ワールドに引き込まれてた。 生きてる感半端ない。 コジマケンは最後まで予測不可能。

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2012/06/13

家族のみならず、ご近所さんの悩みや愚痴まで 聞くとはなしに聞いていて、いつのまにか浄化してしまうおばあちゃん。 のらりくらりと布団で煙草を吸いながら 妻子ある男性との間にできた娘を淡々と育てるおかあさん、茜。 「魚住さんの友達」としか認識されないことを歯痒く思いながら その親...

家族のみならず、ご近所さんの悩みや愚痴まで 聞くとはなしに聞いていて、いつのまにか浄化してしまうおばあちゃん。 のらりくらりと布団で煙草を吸いながら 妻子ある男性との間にできた娘を淡々と育てるおかあさん、茜。 「魚住さんの友達」としか認識されないことを歯痒く思いながら その親友と同じ男の子を好きになってしまうひとり娘、緑。 どうしようもない夫となかなか離婚できないまま 年下の少年にどうしようもなく惹かれていく、緑の従妹、藍ちゃん。 4歳になっても一言もしゃべらず、 母である藍ちゃんのあとをずっとついて歩くだけの桃ちゃん。 子どもからお年寄りまで、 西加奈子さんは女性を描かせると、本当に上手いなぁと思う。 ふとすれ違ったときのかすかな匂いまで ちゃんと体温を伴って漂ってきそうなほど。 みんなの悩みを吸い取ってくれる存在として 誰もに頼りにされていたおばあちゃんが 実はいちばん深くて苦い過去を抱えていたことに象徴されるように、 おばあちゃんに色にちなんだ名前をもらった女性たちが それぞれ悩みや苦しみにもがきながら、 それでも誰かの支えや救いになっていく姿が頼もしく、清々しい。 猫のカミさん、ホトケさん、犬のポックリさんに至るまで 全部女の子という筋金入りの女系家族(?)の彼女達が いつも自分なりの「こうふく」を抱きしめていられますように。

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2012/02/18

14歳の緑の物語を、おばあちゃんの物語が包み込むような、本でした。 猫も犬も含めて、女ばっかりの一家だけれど、それぞれの女がいろんな事情を抱えていて、それでもみんなひとつにふわっとまとまった家族なのは、おばあちゃんの影響なんですね。 そして、おばあちゃんの遺伝子がちゃんと子供た...

14歳の緑の物語を、おばあちゃんの物語が包み込むような、本でした。 猫も犬も含めて、女ばっかりの一家だけれど、それぞれの女がいろんな事情を抱えていて、それでもみんなひとつにふわっとまとまった家族なのは、おばあちゃんの影響なんですね。 そして、おばあちゃんの遺伝子がちゃんと子供たちに受け継がれている。 西加奈子さんの本は、自分は自分でいいんだって腑に落ちるような、そんな気分になります。

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