こうふく みどりの の商品レビュー
2008.11.13 不思議な力を持ってるおばあちゃん、その娘で未婚の母の茜さん、その娘で中二の緑。 それから、茜のお兄さん、シゲオの一人娘でDV夫から逃げてきた藍、その娘の桃4歳。 あと、猫のカミさんとホトケさん、犬のポックリさんが一緒に暮らしている。 物語全体が大阪弁(?)
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この本に限らず、西さんの中に出てくる猫や犬の描写が大好き。きっと作者が猫や犬好きなんだろうなあ。実家の猫を撫でに帰りたくなった。
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最初読んでいるとき、いまいちかなあと思って少し後悔してしまったのですが 段々引きこまれて行きました。最後にハッピーになれた気がします。
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西加奈子はほっこりしたお話を書くのが上手だなあ と思っている。そう思っているので、ちょっと疲れ た時とかひと息つきたい時に読みたくなる。西加奈 子を欲した時は要注意。 …そんなバロメーターとなる作家であるが。 女系家族みどりの家族の甘酸っぱい初恋も盛り込ん だ日常...
西加奈子はほっこりしたお話を書くのが上手だなあ と思っている。そう思っているので、ちょっと疲れ た時とかひと息つきたい時に読みたくなる。西加奈 子を欲した時は要注意。 …そんなバロメーターとなる作家であるが。 女系家族みどりの家族の甘酸っぱい初恋も盛り込ん だ日常…かな。家族のゆるーい会話とか、なかなか よい。癒し系だ。
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十四歳の緑が語る物語と、棟田さんという謎の中年女性が語る物語の、二つの物語で構成される本作は、 「女の生きる道」を大きなテーマとし、西氏にとって挑戦作ともいえる作品です。
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自分の読み方が雑だったのでしょうか、はたまた歳のせいなのでしょうか。「あかの」に比べるとちょっとくたびれました。
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平行して出版した『あかの』の方が良い〜1991年,大阪に住むみどりの家はおばあちゃんに,おかあさんと,従姉の藍ちゃんに,その娘の桃ちゃん。更に猫も犬もメスだらけ。児島犬という転校生が近くに越してきた〜途中に入るゴシック部分は,それぞれの女の思い出・・・ばあちゃん,かあちゃん,シゲ...
平行して出版した『あかの』の方が良い〜1991年,大阪に住むみどりの家はおばあちゃんに,おかあさんと,従姉の藍ちゃんに,その娘の桃ちゃん。更に猫も犬もメスだらけ。児島犬という転校生が近くに越してきた〜途中に入るゴシック部分は,それぞれの女の思い出・・・ばあちゃん,かあちゃん,シゲおじを殺した男の妻・・・女だって色々あるからね
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すきすき、こーいうストーリー。 ヒトが死んだり、家族が殺人犯になったり、好きなヒトといとこが不倫してたり…っていう一見かなりの大騒動を、淡々と描く西加奈子はすごい。 どんなことがあっても、月日は勝手に流れていくんだと。
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この本はすごく好きな本です。「あかの」を読んでから、「みどりの」を読みました。中学生の女の子が主人公で、その女の子が家族や友人を通じて生きている世界の中では、私は「救われる」っていうことが伝わってきたことと、人っていうのは、いろいろあっても、やはり自分に向き合って生きていくしかな...
この本はすごく好きな本です。「あかの」を読んでから、「みどりの」を読みました。中学生の女の子が主人公で、その女の子が家族や友人を通じて生きている世界の中では、私は「救われる」っていうことが伝わってきたことと、人っていうのは、いろいろあっても、やはり自分に向き合って生きていくしかないのだということを感じた気がします。そして、人は、人とつながることがすべてなのかもしれません。「好き」っていう感触もそれぞれの人や年代によって、いろいろあるけど、その感覚もリアルに抱かされました。読後感もすごく好きでした。
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女系家族の緑、中学生。 その日常と家族それぞれの心象風景がちりばめてある。年若い作家とは思えない構成力や筆力に圧倒された。 すごい! 作成日時 2008年03月23日 19:38
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