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深泥丘奇談 の商品レビュー

3.2

100件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    19

  3. 3つ

    45

  4. 2つ

    14

  5. 1つ

    3

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2024/02/01

2時間ほどで一気に読了しました。形状しがたく圧倒的なもの、そこはかとないオソレのようなもの、記憶の古層になんとなくモヤモヤと残るもの…。今を舞台とした小説ですが「昔は案外このように恐れ鎮めていたのではないか」と妙に感じさせられました。

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2023/11/23

この世には不思議なことなど何もない―とは、おそらく今この国で最も有名な古本屋の決め台詞だが、本当にそうだろうか、と近頃しばしば思うようになった。 というわけで、綾辻行人さん『深泥丘奇談』です ご自身をモデルとしたミステリー作家の「私」の摩訶不思議な体験記という体裁 全編に渡っ...

この世には不思議なことなど何もない―とは、おそらく今この国で最も有名な古本屋の決め台詞だが、本当にそうだろうか、と近頃しばしば思うようになった。 というわけで、綾辻行人さん『深泥丘奇談』です ご自身をモデルとしたミステリー作家の「私」の摩訶不思議な体験記という体裁 全編に渡って登場する”九州生まれ”の奥さんがオカルトの類を全否定していたり、京都を思わせる舞台の地名が変な変換をされていたり、”あの人”への挑戦的な書き出しの短編があったりと遊び心満載 ホラー小説の定番とも言える何も解決されない結末が消化不良なんですが、謎めいた奥さんとのやり取りが睦まじくも感じられ近隣図書館の「いい夫婦の日」企画にぴったりな選書だったのかとも思ったりしました やるなーわが町の図書館の司書さん ★3だけどw

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2023/11/01

図書館で借りたんだけど裏表紙に 「シミあり」 の注意書きが貼ってあるの 司書さんのアソビゴゴロなの?

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2023/07/23

夏だしこういうの読みたい時期だった! 『悪霊憑き』は読んだことあるな〜って思ったら、やっぱり!!!『川に死体のある風景』で読んでた!スッキリした(笑) 綾辻先生のこういうテイスト好きなんです。

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2023/05/20

イラスト:佐藤昌美さん デザイン:祖父江慎さん+コズフィッシュさん 文庫もあるけれど、このかわいらしいイラストを見てほしい。

Posted byブクログ

2022/06/13

綾辻さんの作品の中でも、そんなにおどろおどろしいもにでもなく、ただただ不可解で、次のお話がどんな風になっていくのかがとっても気になる…そんな作品です。装丁がいいですよね、表紙だけでなく、挿絵的にその時々に関連する絵が随所に散りばめられているような感じです。

Posted byブクログ

2021/09/20

図書館。 高熱が出た時に見る夢の中の京都、という雰囲気。一話目を読み終わった時は、なんだ、綾辻行人ってこんな不可解な作品も書くのか、と拍子抜けしたけれど、読み進めていくにつれ、悪い夢の中の古都に引き込まれていった。結構好き。

Posted byブクログ

2021/05/09

どの話も最後まで読んでも地に足着かないという感じ。図書館で借りたのだが、帯の言葉通りの話ではないかと。この感じ、嫌いではない。悪霊憑きだけ、初出が違うからかミステリー要素も入っていた。六山…一体何なのか気になる…。初めの「顔」と最後の「声」はあの染みが…ちちっ…ちちちっ……。

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2019/11/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

予想と異なっていた。怖いわけでもなく、伏線回収するわけでもなく、不思議なことの解説があるわけでもなく、モヤモヤ感が残る消化不良な話が多い。

Posted byブクログ

2019/08/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

以前に読んだ「傑作ミステリーアンソロジー 京都迷宮小路」の中に収録されていた作品が面白かったので、元のシリーズを手に取りました。 架空の京都が舞台だけれど、例によってスマホ片手に地図検索。 当たりをつけながら読むのも謎解き。 ちょっと懐かしい感じの怪奇小説とか、土地の霊が出てくる遠野物語系なども彷彿とさせる。 グロテスクになってしまう一歩手前で止まっているのも好ましいし、会話のやり取りや、オチがクスリと笑える要素があるのもいい。 「開けるな」のオチは、思わずスライディングしてしまいそうな… 『続』と『続々』も、もちろん読みます! 「顔」 その後、順調に育っているのでしょうか。 「丘の向こう」 何かがやってくる系。 「長びく雨」 アンソロジーに載っていたもの。 怖いけど、「ウソでしょう?」って、思わず笑ってしまう。 「悪霊憑き」 これはちょっと毛色が違う。 グロテスク、ベチャグチョドロ系だけれど、オチは筋の通った説明がつく。 「サムザムシ」 一生虫歯にならないって言われても… いやあああああ… 「開けるな」 石倉医師、結構好きです。 「六山の夜」 何かがやってくる系、その二。 何だったんだろう、私、気になります。 山に描かれる文字や記号もいろいろ勘ぐってしまうし、点火の順番も、一番目は同じだけど、次は逆からとか… 「深泥丘魔術団」 "私"はもうすでに取り込まれているのでは…というか、おもちゃにされているのでは… 「声」 ワタシは、オクサンの正体が気になるのです。

Posted byブクログ