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深泥丘奇談 の商品レビュー

3.2

100件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    19

  3. 3つ

    45

  4. 2つ

    14

  5. 1つ

    3

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2016/10/12
  • ネタバレ

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図書館より。 アナザーに続き、読んでみた。 確かに奇談。主人公は何かしら病気なのか? 何故か読むのが遅く、あまり乗り気のしないまま読了。 とりあえず、続きも読んでみよう。

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2016/08/28

奇妙な味の連作集。 奇妙な場所、奇妙な登場人物、奇妙な出来事が淡々と。最初2編は雰囲気だけでなんだこりゃと思ってたら、ちゃんとした(?)殺人事件やら謎解きやらあります。 「今日本で一番有名な古本屋」って、ひょっとして⁇、って思ったら、京極夏彦の名も出てきました。 祖父江慎さんのこ...

奇妙な味の連作集。 奇妙な場所、奇妙な登場人物、奇妙な出来事が淡々と。最初2編は雰囲気だけでなんだこりゃと思ってたら、ちゃんとした(?)殺人事件やら謎解きやらあります。 「今日本で一番有名な古本屋」って、ひょっとして⁇、って思ったら、京極夏彦の名も出てきました。 祖父江慎さんのこだわり過ぎな位の凝った装丁が素敵。

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2016/06/29
  • ネタバレ

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文豪ストレイドッグス外伝より、綾辻さん読むべし、と思ってたところに目に入ったので手に取る。 大変おもしろかった。 検索結果で角川文庫も出てきたんだが、 あの表紙だったら怖くて手にしなかったかも。 この表紙はいい。なーんか雰囲気あって素敵だ。 病院も、町も怖いが、 奥さんがなんか一番コワイ。 ドキドキするなあ。 ビジュアルとして一番印象的だったのは、てるてる坊主だわあ。いやあ、ホント、怖い。 怖いけど、なんかくせになる怖さ。 続編読みたい。

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2016/03/01

京都と思しき町を舞台に、作家である「私」が遭遇する様々な怪異を描いた連作短編集。 夢と現の狭間を漂うような浮遊感と酩酊感が、なんとも言えない不思議な読み心地を誘います。 ミステリの要素はほとんどありませんが、紗がかかったような幻想的な雰囲気や、読後に残る余韻が独特で癖になりそうで...

京都と思しき町を舞台に、作家である「私」が遭遇する様々な怪異を描いた連作短編集。 夢と現の狭間を漂うような浮遊感と酩酊感が、なんとも言えない不思議な読み心地を誘います。 ミステリの要素はほとんどありませんが、紗がかかったような幻想的な雰囲気や、読後に残る余韻が独特で癖になりそうです。

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2016/01/07

綾辻さんはこんな作品も書かれるんだなぁ、と少しびっくり。ホラーのようなファンタジーのような正に奇談。気味の悪い音や鳴き声や憑き物が出てきてそれなりに怖いんだけど、怖いおとぎ話のようにさらさら読めました。奥さんが肝が座っているというか、動じない人でそこもまた面白かったです。深泥丘の...

綾辻さんはこんな作品も書かれるんだなぁ、と少しびっくり。ホラーのようなファンタジーのような正に奇談。気味の悪い音や鳴き声や憑き物が出てきてそれなりに怖いんだけど、怖いおとぎ話のようにさらさら読めました。奥さんが肝が座っているというか、動じない人でそこもまた面白かったです。深泥丘のモデルは恐らく深泥池。近くに住んでいたので、実際怪談話のような事も良く聞く所でした笑 馴染みの地名は一捻りされていて面白かったです。

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2014/08/10

幻想的なホラー連作短編集という感じだろうか。有栖川有栖とのアンソロジーを読んでからこの本を読んだので、ああ電車の話はここから影響を受けたのか、とか、そもそもこういうオチをつけない短編集をつくろうと踏み切ったのはあの対談にあったのか、などと思った。サラッと暇つぶしに読む感じかなあ。

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2014/01/25

何この装丁!凄い!と思ったら、案の定祖父江さんのデザインだった。 単行本で買って良かったです。 カバー下だけでなく、中身まで凝りに凝ったデザイン。 こういう素敵な本を手に取ってしまったら、電子書籍は味気ないですね。 可愛らしい表紙絵に似合わず、なかなか奇妙なお話でした。 京都...

何この装丁!凄い!と思ったら、案の定祖父江さんのデザインだった。 単行本で買って良かったです。 カバー下だけでなく、中身まで凝りに凝ったデザイン。 こういう素敵な本を手に取ってしまったら、電子書籍は味気ないですね。 可愛らしい表紙絵に似合わず、なかなか奇妙なお話でした。 京都という場所は、不思議とこういう怪しい雰囲気が似合いますね。 綾辻さんご自身をモデルにしたと思われるような、作家の主人公。 (となると、奥さんは小野不由美さんかしら?) 日常と幻想のあわいにいるような描写に、読者までくらくらしそう。 病院の壁から浮き出る不気味な顔。 その顔から発せられる得体の知れない「ちちち…」が妙に怖い(笑) 歯の治療に使う"サムザムシ"も、別の意味で鳥肌が立ちました…。 どのお話もはっきりとしたオチがなく、曖昧なままで終わるのですが、 それがまたこの作品の雰囲気にマッチしていました。

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2013/12/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1~3話目あたりまでは「おっと、かなりとばすな~」という印象だったが、途中で赴きが変わる。特に1話目あたりでは深泥ヶ丘病院の怪しげな面々が、主人公になにやら怪しげな影響をあたえ、悲劇的な結末に至る、そんな予感が濃密だったが、途中からは主人公の「眩暈」によってひとときの異界が出現する、そんな展開が定着して、安心して読めるようになる。つまり1話目が一番怖い、ということ。

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2013/07/29

綾辻の本だったのでミステリかと思ったら幽ブックス。帯の東雅夫のコメントで購入。割合よかった。ほんの少しだけ赤江瀑のエッセイを彷彿と、、、させるかしらん?ただ続きもあるらしいけれど、続きを買うまではいかない。でもまったく悪くはない。不思議なのを押し出しすぎて、腑に落ちるようなことを...

綾辻の本だったのでミステリかと思ったら幽ブックス。帯の東雅夫のコメントで購入。割合よかった。ほんの少しだけ赤江瀑のエッセイを彷彿と、、、させるかしらん?ただ続きもあるらしいけれど、続きを買うまではいかない。でもまったく悪くはない。不思議なのを押し出しすぎて、腑に落ちるようなことを書くまい、書くまい、不思議なことに説明をつけてはならぬ、というどこか必死さすら感じる。

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2013/06/08

正直よく分からない系の短編集。謎が解明されることはなく、全部「~ような気がする」で終わるみたいな曖昧さ。ミステリではなく怪談だと思えば、それもそうかと思うけど。

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