谷川俊太郎質問箱 の商品レビュー
最近自分の中でプチ流行の 谷川俊太郎さん 心がほぐれる感じ でも所々辛口だったり 達観してたり その匙加減も程よく良い感じ
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どんな顔をして、どんな座り方で谷川俊太郎さんはこの質問に答えたんだろう、と考えながら読んでいたら、何もわからないまま涙が出ていた。 彼女の機嫌を直すにはどうしたらいいのか、という質問にいろいろと提案はしたけど、最後に「あとは自分で考えろ!自分で!」と言っていて、あーこの人いいなと思った。 見透かされているようで怖く冷ややかに感じられる瞬間もあったし、しゃがんで目を合わせてくれるような温もりもあって、人間の温度がわかる本だった。良い本を手に取れたと思うし、読めてよかったと思う。
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【大人になるって何?】 谷川俊太郎さんが答える質問コーナー。 とても貴重ですね。 自分の年齢に近い人の質問を特に意識して読んでいる自分。 質問者はペンネームと年齢を公開、というのが質問の一般的な形式ですが、 やっぱり人生相談の際に質問者の年齢って関係する。 そして、質問者が今どんな状況にいるのかなって、想像したり。 谷川さんが答えている時は、どれぐらいその質問者のことについて想像して考えられていたのだろう… 状況によって答えも違ってくる質問もあるかもしれない。 とか思ったり。 例えば、 大人とは、という質問が何度かありましたが、 谷川さんの答えは、 自分の中に子どもの部分を肯定し、自覚し、それを状況によって使い分けられること、みたいなことをこたえられていた。 自分にとって身近だった質問の一つに、 色々心配してしまう、心配症のこと。 谷川さんが答えていたのは、 心配と時間の関係。 心配には二つあって、 一つは過去について。 もう一つは未来について。 今について心配はできない。 今何かに没頭していたら心配はなくなる。… でもまあ、常に何かに集中していることもできないし、 過去と未来を考えながら今を生きているから、 バランスなのかなー。 心配になるときは、 過去か未来に気持ちが行き過ぎているのかな。 今のめりこめることを取り入れてみるのがいいのかもしれない。 「もういいや!」に代わるものとして 「ここらで一休み」。 投げ出す必要はない。0か100ではなく。 そんな余裕を持っていきたいです。
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谷川さんに寄せられた質問に対し、もちろん詩的で芸術的な回答もあったが、1人の人間としての谷川俊太郎としての回答も見れて、「あの谷川俊太郎も自分と一緒の人間なんだ」と思い知らされた。 谷川さんは自分と同じ人間であるけれど、そうはいってもやはり物事を捉える視点の豊かさ、ユーモアのある...
谷川さんに寄せられた質問に対し、もちろん詩的で芸術的な回答もあったが、1人の人間としての谷川俊太郎としての回答も見れて、「あの谷川俊太郎も自分と一緒の人間なんだ」と思い知らされた。 谷川さんは自分と同じ人間であるけれど、そうはいってもやはり物事を捉える視点の豊かさ、ユーモアのある言葉えらび、人生(辛いこともうれしいことも含めて)を楽しんでいる感じは詩人であるな~すてきだ~と思った。
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学生の頃、合唱コンクールで「この気持ちはなんだろう」を歌ったことをきっかけに知った谷川俊太郎さん。 喋るお仕事を始めてから、改めていろんな詩を読み始めたり、インタビュー動画を見たりしてきました。あるインタビュー動画にて 「谷川さんにとって詩とは?」 という質問に対し 『飯の...
学生の頃、合唱コンクールで「この気持ちはなんだろう」を歌ったことをきっかけに知った谷川俊太郎さん。 喋るお仕事を始めてから、改めていろんな詩を読み始めたり、インタビュー動画を見たりしてきました。あるインタビュー動画にて 「谷川さんにとって詩とは?」 という質問に対し 『飯のタネです。』 と答えられいたのが、なんてユーモアのある言葉なんだろうと感じたんです。 言葉を知っていると、答えにくい質問やシビアな内容にも上手く切り返すことができる。質疑応答を通して「言葉のバリエーションを学べる」一冊です。
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自分だったらなんて質問に答えるんだろう…と考えてから谷川さんの回答を読むのが面白かった。 ○大人になるということはどういうこと? ○彼女の機嫌を直すには、何が1番効果的? この2点については、私も自信をもって自分の考えを表明することができる。 ○心配って必要? これについての回答...
自分だったらなんて質問に答えるんだろう…と考えてから谷川さんの回答を読むのが面白かった。 ○大人になるということはどういうこと? ○彼女の機嫌を直すには、何が1番効果的? この2点については、私も自信をもって自分の考えを表明することができる。 ○心配って必要? これについての回答が心に残った。「人間が心配できるのは、過去か未来のどちらかに限っていて、現在は心配できない。現在に全力投球すれば、要らない心配は要らなくなります。」…まさに、今を生きる!マインドフルネス‼︎
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webサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」に連載された「谷川俊太郎質問箱」をまとめ、書き下ろしを加えた本。 少し抽象的で詩的な谷川さんの答もあれば、結構真面目な答もあり、谷川さんらしく楽しいです。 質問は一般の方が多いですが、谷川さんの友人の方(ガチャピン・ムック、重松清さん等)の質...
webサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」に連載された「谷川俊太郎質問箱」をまとめ、書き下ろしを加えた本。 少し抽象的で詩的な谷川さんの答もあれば、結構真面目な答もあり、谷川さんらしく楽しいです。 質問は一般の方が多いですが、谷川さんの友人の方(ガチャピン・ムック、重松清さん等)の質問もあり、様々な質問がまとめられています。 やっぱり谷川さんの文は、ユーモアがあり、美しいですね。 ★「谷川俊太郎質問箱」サイト→https://www.1101.com/shitsumonbako/index.html
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すごい、すごい。谷川さんはすごい! よくもまあ、こんな「谷川さんにそんなこと聞いてどうするの?」という質問にまで、ユーモアたっぷりに、愛情いっぱいに、そして思慮深く、答えられるものです。 このアドリブ力、やっぱり谷川さんはタダ者じゃない!と感服しました。
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悩みの多かった30代のある時期に読ませていただき、幾つかの答えに納得しつつも全ての答えには当然ながら難しいものだと感じていた。その後10年以上過ぎて読んでみると著者の自然な心温かい感性に改めて気付き読み返して理解する答え多くなりこの本の深さにさらに感謝する。
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ほぼ日に連載されていた、谷川俊太郎に読者や著名人が質問して回答をもらうコーナーをまとめたもの。 80歳すぎても元気に創作や朗読をして、ちょっと尖った回答も書いたりする谷川さんはとても素敵だと思う。人生にウンザリする事もあるけど、せっかになので谷川さんくらい楽しめたらいいなと思う...
ほぼ日に連載されていた、谷川俊太郎に読者や著名人が質問して回答をもらうコーナーをまとめたもの。 80歳すぎても元気に創作や朗読をして、ちょっと尖った回答も書いたりする谷川さんはとても素敵だと思う。人生にウンザリする事もあるけど、せっかになので谷川さんくらい楽しめたらいいなと思う。
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