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ホテルカクタス の商品レビュー

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64件のお客様レビュー

  1. 5つ

    17

  2. 4つ

    27

  3. 3つ

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  4. 2つ

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2013/10/16

なんとも言えない不思議な世界観だったなぁ! でも、嫌いじゃない。結構好き。 いいですね、こういう日常系ほのぼの。 頭の中で勝手に数字の2は、小林賢太郎さんのイメージで読み進めてました!

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2013/11/25

”ホテルカクタス”という古いアパートを舞台に、奇妙な住人たちの日常が描かれています。主な主人公は『きゅうり』と『帽子』と『数字の2』。最初は比喩かと思いましたが、紛れもなくこの3人(つ?)。でも読み進めていくと、不思議と素直にそれを受け入れている自分がいました。 三者三様の個性が...

”ホテルカクタス”という古いアパートを舞台に、奇妙な住人たちの日常が描かれています。主な主人公は『きゅうり』と『帽子』と『数字の2』。最初は比喩かと思いましたが、紛れもなくこの3人(つ?)。でも読み進めていくと、不思議と素直にそれを受け入れている自分がいました。 三者三様の個性が交わり、穏やかで刺激的な日々が続いていきます。 当たり前のようにやってくる日常にも必ず変化はやってきます。先の見えない変化は怖さも感じるし、躊躇もするもの。しかしそうゆう変化の時こそ、今までの”日常”に彩りを見出したり、今後の自分や周囲の変化にわくわくしたり。さらに今までの”日常”が糧になったりします。 微笑ましくもどこか切ないこの作品。 独特な世界観に終始引き込まれました。

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2013/02/18

ホテルカクタスは、街はずれの古びたアパート。 そこに住む数字の2ときゅうりと帽子のお話。 そして、そこの中庭に住む黒猫のお話。 読み終わった感想は、アメージングだった。 「ヨーロッパの古びたアパートの螺旋階段」のような螺旋階段が、この世界観の中での想像力をすごく助長する...

ホテルカクタスは、街はずれの古びたアパート。 そこに住む数字の2ときゅうりと帽子のお話。 そして、そこの中庭に住む黒猫のお話。 読み終わった感想は、アメージングだった。 「ヨーロッパの古びたアパートの螺旋階段」のような螺旋階段が、この世界観の中での想像力をすごく助長する。 数字の2は、やっぱりその通りの数字の2だし、 きゅうりは、きゅうり。 そして、帽子は、やっぱり帽子だった。 彼らのことをわかりすぎるほどわかるから、 読んでいて、ちょっぴり切ないし、ちょっぴり笑える。 ゆったりと時間が流れるこのお話、好きだな・・・・・・・アメージング

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2013/01/22

大人のための童話という感じ。 ホテルカクタスという名前のアパートに住んでいるきゅうりと帽子と数字の2の友情の話。 不思議な感じながら、リアルな感じもあり、するすると読み終わり、しばらくボーッとして過ごした。

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2012/11/02

(2001.05.19読了)( 2001.05.18購入) (「BOOK」データベースより) 街はずれにある古びた石造りのアパート「ホテル カクタス」。その三階の一角には帽子が、二階の一角にはきゅうりが、一階の一角には数字の2が住んでいました。三人はあるきっかけで友達になり、可笑...

(2001.05.19読了)( 2001.05.18購入) (「BOOK」データベースより) 街はずれにある古びた石造りのアパート「ホテル カクタス」。その三階の一角には帽子が、二階の一角にはきゅうりが、一階の一角には数字の2が住んでいました。三人はあるきっかけで友達になり、可笑しくてすこし哀しい日々が、穏やかに過ぎて行きました…。メルヘンのスタイルで「日常」を描き、生きることの本質をみつめた、不思議でせつない物語。画家・佐々木敦子との傑作コラボレーション。 ☆江國香織さんの本(既読) 「絵本を抱えて部屋のすみへ」江國香織著、白泉社、1997.06.30 「いくつもの週末」江國香織著、世界文化社、1997.10.20 「ぼくの小鳥ちゃん」江國香織著、あかね書房、1997.11.20 「すいかの匂い」江國香織著、新潮社、1998.01.30 「神様のボート」江國香織著、新潮社、1999.07.15 「冷静と情熱のあいだ Rosso」江國香織著、角川書店、1999.09.30 「薔薇の木枇杷の木檸檬の木」江國香織著、集英社、2000.04.30 「ウエハースの椅子」江國香織著、角川春樹事務所、2001.02.08

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2018/02/22

これは恵泉に入って初めて図書館で借りた本。 まず設定が良い。帽子とキュウリと数字の「2」。うん、何とも言えない。 不思議すぎるんだけど、しっかしあるんだよね伝わってくることが。 最後に個性派3にん(?)とのお別れがとても寂しくなる。 五月病の時とかにいいんじゃないかしら。

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2012/03/14

数字の2がどこにネクタイを締めるか、きゅうりの首はどこだとか、細かく気になると止まらなくなります。 でもストーリーは妙に納得できます。いつもの江国作品のように。

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2012/02/19

大人のための童話。 石造りのアパート、ホテル・カクタスに住むきゅうり、数字の2、帽子。仲がいい3人の日常のお話。 きゅうりはスポーツマン、溌剌。2は真面目で素直。帽子は一番の古株で落ち着いている。 小説の登場人物を実際の人(主に芸能人)に重ねて読むくせがあるんだけれど、きゅうりは...

大人のための童話。 石造りのアパート、ホテル・カクタスに住むきゅうり、数字の2、帽子。仲がいい3人の日常のお話。 きゅうりはスポーツマン、溌剌。2は真面目で素直。帽子は一番の古株で落ち着いている。 小説の登場人物を実際の人(主に芸能人)に重ねて読むくせがあるんだけれど、きゅうりはサバンナの八木さん、2は阿部サダヲさん、帽子はリリー・フランキーさん、というイメージ。

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2011/11/15

なんだか不思議な絵と、たくさんの短く区切られた章からなる一冊。 ある街の東のはずれにあるアパートと、そこに住む3人の仲良しのお話です。 アパートなのに、名前は「ホテル・カクタス」。 友達に教えて、彼女たちにもぜひ読んでほしいと思うけれど、 やっぱり自分だけのものにしておきたい...

なんだか不思議な絵と、たくさんの短く区切られた章からなる一冊。 ある街の東のはずれにあるアパートと、そこに住む3人の仲良しのお話です。 アパートなのに、名前は「ホテル・カクタス」。 友達に教えて、彼女たちにもぜひ読んでほしいと思うけれど、 やっぱり自分だけのものにしておきたいような本です。 たとえば恋人というのは素敵な人だから、みんなに「ねえ、こんなに素敵な人がいるよ。」と知らせたい。 でもわたしが知らせたせいで、いつの間にか自分以外の誰かと恋人が仲良くなってしまったら、 わたしは困ってしまう。 同じことで友達が、自分がこの本を好きだと思う気持ち以上に、この本を好きになってしまったら。 わたしは、ちょっと悔しい。 「いいなあ、このお話。」 「いいなあ、こんな友情。」 「いいなあ、ホテル・カクタス。」 きっと、こんな感想を抱く方が多いと思います。 いいなあ、と思う気持ちは「きゅうり」のようにまっすぐで、「数字の2」では割り切れない。でも「帽子」のようにどこかに行ってしまうことはないから、どうぞ安心して読んでください。 実は登場するキャラクターは人間ではなく、モノなのですが、そのモノたちも適当に選ばれたわけではなくて、物語の中できちんと意味を持っています。 わたしは「ああ、江國さんは、これを伝えたくて、このモノをキャラクターに選んだのか。」と、いちいちうなずいてしまいました。 恋愛小説や、家族小説など、人間関係の描写を読むのが好きな方は、特にお気に入りの一冊になると思います。

Posted byブクログ

2011/11/07

大好きだった。 みんなに読んでもらいたい。 江國香織にとって「数字の2」っていうのは気が利いてるイメージなんだよね。いつも。

Posted byブクログ