二十億光年の孤独 の商品レビュー

谷川俊太郎【著】,W.I.エリオット,川村和夫【訳】

2011/10/14

…万有引力とは引き合う孤独の力である…
…宇宙はどんどん膨らんでゆく　それ故みんなは不安である…

わたしのなやみとシンクロしました。
だから、私のなやみは和らぎました。

2011/10/10

人、谷川俊太郎が１０代後半にノートに綴った詩を集めた本。このノートがきっかけになって、文芸誌デビューするきっかけになったとのことです。巻末にはこの詩に関する谷川さんの文章と英訳の詩が載っています。はっとさせられたり、考えさせられる詩が沢山載っていました。(2011.9.6)

2011/10/07

谷川俊太郎がこの詩群を作った年齢と、ほぼ変わらない年齢になりました。抱いているものは何が違うのか。言葉の表現の巧みさや選び方だけの問題か。考えれば考えるほど深みにはまって、涙が出る。しかし読む。

いつも持ち歩いて、タイトルを見てふらりと気分で開きたい。谷川俊太郎の詩集は何冊かもっていますが、この本が一番しっくりくる。理由はないです。ただ、しっくりくる。それはこの人がこの詩をつくった年齢が今の私の年齢と近いからかな。

2011/09/19

多くの詩の１字１字をかみしめて思った

日本語は美しい

漢字はだまり
カタカナは幼く明るく叫びをあげ
ひらがなはしとやかに囁きかける

日本語は美しい

読んでいるだけで優しい時間が流れていく

18歳でこれが書ける筆者はよっぽど素直なんだろうな

ちょっと物の見方が変わった作品群でした

僕も詩を書いてみたいものです。ステキな詩を。

2011/10/27

友人に押し付けられ、折角なので読んでみました。詩集を余り手に取ることはないのですが、この谷川俊太郎さんの詩集は私好みで何となく気に入っています。詩の一文一文が絶妙で、作者さまの繊細さが表れていると思いました。私的に「成長」と中でも対句法が用いられている「メス」が好きです。

2011/09/03

壮大。こんな詩読んだことない。私のいる場所と宇宙へ行ったり来たり。
「生長」「春」「宿題」「二十億光年の孤独」「ネロ」「静かな雨の夜に」が心に響いた。

2011/08/02

Growing

Three―
I had no past

Five―
my past stopped yesterday

Seven―
my past stopped with a top-knot

Eleven―
my past stopped with dinosaurs

Fourteen―
my past was nothing but schoolbooks

Sixteen―
I timidly looked at the past's infinitude,and

Eighteen―
I don't know what time is

2011/07/18

谷川氏の独特の感性が素晴らしい詩集。
装丁と、英訳に惹かれて購入しました。
それまで詩はあまり読まなかったのですが、詩というのも良いものだと認識させてくれました。
素敵な本です。

2011/06/08

図書館所蔵【911.56TA】
この詩を読むたびに、こんなにも行間を豊かにできるのか、と感心してしまう。感受性を磨くにはとても良い詩だと思います。この詩を読んで、何かを感じられるような大人になってほしい、と思います。（横谷謙次先生）

2011/06/06

「万有引力とは引き合う孤独の力である」

自分より年下の男の子が書いた、思わず声に出して読みたくなる詩の数々。

表現力ってすごい。