てるてるあした の商品レビュー

加納朋子【著】

2011/03/05

表紙を見てすぐに買いました！

続編だったのに気付かずに読んだのでしたが大丈夫でした。
けど、やっぱり「ささらさや」も読んだほうがいいと思います♪

2011/11/30

てるてる　あした。　きょうはないても　あしたはわらう。

こんな親も居るのだろう。
負けず嫌いで強がりで、誰かを愛して、愛されたくて仕方ない女の子の話だ。

親も間違いなく人間であり、大人ではなく、子どもが成長した姿である。
最後、母親に向けて言った台詞に、母親までも救ってしまう成長が見える。

『ささらさや』の姉妹編の話である。
サヤさんはじめ、おなじみの顔ぶれも、新たな佐々良の町の人々も登場する。

不思議なことが起きても不思議ではない町。
この町で暮らしたらきっと、お姫様みたいなオルゴールの中に入れるモノが見つかるのだろう。

てるてるあした。きょうはないても…

2011/01/17

知らずに読み始めましたが『ささらさや』の姉妹作品でした。サヤとエリカと三婆が暮らす佐々良町に照代というやや古風な名前の１５の少女が家庭の事情で夜逃げして転がり込んできます。照代は頑張りやですが意地っ張りでかわいげのないちょっと自意識過剰な少女。『ささらさや』と同じくとても悲しく厳しい状況に置かれた普通の人が周囲の人たちに助けられ立ち直ってゆく過程を描いた心温まるファンタジーです。

2010/11/25

「ささらさや」の続編。が、読んでなくても一応話は解ると思います。
個人的には、こっちが好みです。
理解不能な両親に見捨てられ、自暴自棄になる主人公。
だけど、個性豊かな住人たちに助けられ、諭され、励まされることで、
自分や周りを見つめ直してゆく話。
少し不思議な出来事も交えつつ、あったかな気持ちで包んでくれる
加納さんらしさ溢れる作品です。

2010/10/10

これは「ささらさや」の続編……というわけではないのですが繋がってます。
順番に読むべきですね。サヤやばーちゃんズや、もちろん赤ん坊のユウも出てきます！
前半は、照代がかわいそすぎるしばーちゃんの言葉が痛すぎると思いながら読んでましたが、後半成長してく姿と、真相が明らかになるところはすごく良かったです。
そして、差出人不明のメールについては「ささらさや」を読んでいたので見事に騙された。そりゃそうだよね…
心温まるお話でした。やっぱりこの人の本好きだな～。

ただ…卒業アルバムが真っ二つに引き裂かれてたところは怖かった…ホラーみたいで…orz

2010/09/22

両親は、父は車ずき、母は派手ずきで借金地獄。
借金取りに困り果てた両親は娘に遠縁の
親戚のおばあちゃんの元へ行けと告げる。
娘はおばあちゃんの元で、生活をすることとなった・・・。
その生活模様が描かれている。

元々、親に対し愛情を感じられない等コンプレックスの強い子。
人と触れることで、人を理解していく様が非常に面白い。
周りもホントいい人たちばかりで、こんな平和な世界は素敵。
普通に死の重さ、命の重さについても深く感じられる。

児童図書なんかにすごく向いていそうな・・・

2010/09/22

小学生から大人まで楽しめる物語。
全財産を失って、高校進学もあきらめ、両親とも離れて一人で見知らぬ田舎の老婆のもとに身を寄せる照代が、これまで気づかなかったいろんなことを発見していく。

幽霊なんかの非現実要素もあるにはあるけど、ごくごく自然な形で盛り込まれているので、抵抗なく読めます。泣けます。

姉妹作に「ささらさや」があるらしいので、次読みます。

2012/02/29

表紙のイラストと手触りにひかれて買った本です。「ささらさや」の続編に当たりますが、知らなくても読めます。
今でも最後の方では泣ける。

2010/08/02

てるちゃん、よくがんばったよ。
こんなに辛い状況に陥っても、多少ひねくれながらも立ち向かっていくてるちゃん、素晴らしい！

2010/07/31

とっても面白かった一冊なのだが、
最後の母親と子の対話シーンでちょっと冷めちゃったかなぁ…という気が。