怖るべき子供たち の商品レビュー
メディアの乏しい時代における動物化 自己完結のツールを持たない引きこもりが悲劇的な自滅に向かう 最後はやっぱり神になろうとする
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成熟を拒否し、通常の大人の世界に背を向けて、 小さな「城」に引き籠もる子供たち。 彼らは「外」へ出ていく代わりに、 遙かな夢幻境へと旅立ってしまう……。
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悔しいから「分からない」は言いたくないんだけど、分からないw分かりたいけど分からないw でも、世界だの文章だのに酔いました、っていうのはズルいのでw 訳のせいなのか、乾いた遠い文章で、ちょっと目を離すと人が死んでて慌てて前後を読み直すことになるw 学校からは雪玉で、子ども部屋...
悔しいから「分からない」は言いたくないんだけど、分からないw分かりたいけど分からないw でも、世界だの文章だのに酔いました、っていうのはズルいのでw 訳のせいなのか、乾いた遠い文章で、ちょっと目を離すと人が死んでて慌てて前後を読み直すことになるw 学校からは雪玉で、子ども部屋からは毒薬で、2度も同じ相手が、世界からポールを追い出す。 エリザベータは分かりやすい悪、それこそ毒薬のようなところがありましたが、ポっと出で確実に息を止めるダルジュロも悪魔です。男と女の違いを感じる。 少女というには大きすぎるけれど、残酷な美少女の支配する世界っていいよね。森茉莉もそんな世界のイメージがあります。私のなかのおフランスはそういう感じ。
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―LES ENFANTS TERRIBLES― 青白く 昏い 夢のような 物語 不安にさせるような本なのに なぜか また読みたい そんな 中毒性の高い本
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
正直、読みにくい。その読みにくさゆえに難しさを感じる。ストーリー自体は簡単なはずだが、ストーリーよりも文体の難解さが心に残った。姉貴がとくに怖るべき人物に読めたが、分かりにくい本だった。 ただ、訳者は東郷青児なので、読んでみた。それだけ。
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著者の本はこれが初めて。 薄い本だから、サクッと読めると思ったら大間違い。 読み進めては戻りを何度か繰り返してしまった。 タイトル通りなので、再読はないかもしれない。 怖い。
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詩的要素が強すぎて、ストーリー展開が分かりにくかった。 独特の文章表現も原語で読まないと理解できない気がした。 正直、内容もあまり理解できていない。 結局のところ、エリザベートは何がしたかったのだろう。 最初から最後までポールが可哀想すぎて泣ける。
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未開なそして新鮮な、善悪を識別することの出来ない子供たちの本体は、ちょうど阿片の場合に似ている。同性愛、盗み、虚偽、毒薬、百万の富を濫費する無目的な混乱の中に子供達の官能が露出している。(amazonより抜粋)
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現代のあらゆる少女趣味たらしめるエッセンスが凝縮された語り口、訳者東郷青児のセンスに貧血する。読みにくいのがなんだい。言葉にぶつかってしまえばいい。 舞台装置がまたいい。部屋と子供、潔癖と憧れの破綻=成長する人たち、エリザベートとポールの放心と転心の差異がのちのちに効いてくるうえ...
現代のあらゆる少女趣味たらしめるエッセンスが凝縮された語り口、訳者東郷青児のセンスに貧血する。読みにくいのがなんだい。言葉にぶつかってしまえばいい。 舞台装置がまたいい。部屋と子供、潔癖と憧れの破綻=成長する人たち、エリザベートとポールの放心と転心の差異がのちのちに効いてくるうえでのダルジュロのお告げをもたらす、あの人!そして何より、マリエットが日曜日のために外出しているところに、コクトーの優しさというか偏愛を感じた。 表紙は西村宣造版です。しかし、読みすすめるのにすごく時間がかかった。体力がいります。
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角川文庫による松山ケンイチさんカヴァーの、ジャン・コクトー『怖るべき子供たち』(2009年度)。 何故、昔の作品、そしたまた、外国の作品(訳されたもの)は、こんなにも難解で面倒な言い回しが多いのでしょうか? ジャン・コクトーの作品だから、こういう難解さが目立つのか、それとも...
角川文庫による松山ケンイチさんカヴァーの、ジャン・コクトー『怖るべき子供たち』(2009年度)。 何故、昔の作品、そしたまた、外国の作品(訳されたもの)は、こんなにも難解で面倒な言い回しが多いのでしょうか? ジャン・コクトーの作品だから、こういう難解さが目立つのか、それとも…。…。 『同性愛』とありますが、わたし個人としては、これは、同性愛というくくりではなく… “敬愛”というか、なんというか…“憧れ”というか… ダルジュロそのものに恋をしていたわけではなく、彼の、その、かおかたちというか、そういった外見上のなにかに惹かれていたのであって…なんだか、違う気がしました。うまく言えないのがもどかしい。 『無垢』とは、『無知』とは、『愛』とは、恐るべきものである。 そう感ぜられた作品でした。
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