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光の指で触れよ の商品レビュー

3.7

28件のお客様レビュー

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2009/10/04

僕はこの手の本が死ぬほど嫌いだ。だから自分とは違う価値観触れるのもよかんべ。と思って読んでみたのだが、イヤハヤ何とも。 まず主人公がファッションで農業だとエコロジーや精神世界に触れてるのが嫌いだ。アンチ資本主義として農業やエコロジーを対置させてるがそうではないだろう。もしアンチ資...

僕はこの手の本が死ぬほど嫌いだ。だから自分とは違う価値観触れるのもよかんべ。と思って読んでみたのだが、イヤハヤ何とも。 まず主人公がファッションで農業だとエコロジーや精神世界に触れてるのが嫌いだ。アンチ資本主義として農業やエコロジーを対置させてるがそうではないだろう。もしアンチ資本主義で行くならヨーロッパではなくてアジアやアフリカの奥地だろう。僕だったらそう行く。後仕事をバカにしてるのも気に食わない。『この手』の人間は労働と言うと何故か農業や漁師に走って建築や土木に向かわないのが不思議だ。そのロハスっぷりが鼻につく。 そして一番ムカついたのは主要登場人物全てが己のエゴむき出して行動してるという事だ。日本は特にそうだがお互いエゴを我慢して生きあっていると思う。そのお陰で家族と言うユニットや企業と言う組織は成り立ってるんだと僕は理解する。 勿論日本ではかなり行き過ぎていてイカレテルトは思うけど、客観的に評価すべき点は少なくないと思う。 そういうのを丸っきり無視して理想を語るのは僕には現実逃避してるようにしか見えない。ホント子供にシュタイナー教育とか受けさしてどうするんだよ。って思う。

Posted byブクログ

2009/10/04

風車の設計開発者の林太郎の浮気を機に、娘の可南子(キノコ)を連れて外国へ飛び立ったアユミ。友人の住むアムステルダムからエコドルプ、ユニコーニアというコミュニティーへと移り歩く。高校生活を寮で過ごす息子森介。そして林太郎は農業に深い関心を持ち始める…。最初からテーマを知っていれば読...

風車の設計開発者の林太郎の浮気を機に、娘の可南子(キノコ)を連れて外国へ飛び立ったアユミ。友人の住むアムステルダムからエコドルプ、ユニコーニアというコミュニティーへと移り歩く。高校生活を寮で過ごす息子森介。そして林太郎は農業に深い関心を持ち始める…。最初からテーマを知っていれば読まなかったであろう本。本の主題には馴染めなかったが、小説としては面白かった。「すばらしき世界」の続編。

Posted byブクログ

2009/10/04

浮気がきっかけで離ればなれになった家族がそれぞれの場所での体験を経てまた一つへ戻っていく話 都会から田舎へ、外界から精神世界へみたいな話が、最後には2人同じとこにいきつく 皆が真面目に語り合い過ぎるので、少し読み疲れたかな

Posted byブクログ

2009/10/04

前作を読んだのが何年前なのか、内容もかなり忘れてしまっていた。それがよかった部分もあるようだ。商業主義に踊らされないシンプルな暮らし、ファクトリーでない農法、レイキやシンクロニシティやインスピレーションなど、今興味を持っていることがたくさん書かれていた。ストーリー的には地味だが、...

前作を読んだのが何年前なのか、内容もかなり忘れてしまっていた。それがよかった部分もあるようだ。商業主義に踊らされないシンプルな暮らし、ファクトリーでない農法、レイキやシンクロニシティやインスピレーションなど、今興味を持っていることがたくさん書かれていた。ストーリー的には地味だが、いろんな示唆を持って、いいタイミングで手元に来てくれた本。2008/7/13 読了。

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2009/10/27

2009.10.25. 無性に読みたくなって。この本を読み出すと、眠れなくなる。物質的な豊かさよりも精神的な豊かさが、やっぱり大切だと思う。だけど、「変容のゲーム」に掲げた課題のように経済的基盤は必要。私は、コミュニティーでの暮らしに憧れている。 2008.06.07. 1週間...

2009.10.25. 無性に読みたくなって。この本を読み出すと、眠れなくなる。物質的な豊かさよりも精神的な豊かさが、やっぱり大切だと思う。だけど、「変容のゲーム」に掲げた課題のように経済的基盤は必要。私は、コミュニティーでの暮らしに憧れている。 2008.06.07. 1週間も置かずして、再読。自分の中の’欲’というものと、どう折り合いをつけたらいいのか・・・。読んでいる間中、そのことをずっと思っていた。答えはまだ出ない。だけど、小説を読むことによって、こんな道もあるんだと思えることは、幸せだと思う。 2008.05.31. まず、表紙の写真に強く惹かれた。この小説を説明するのは、私にはとても難しい。ただ、知らなかったことをどんどんと目の前に並べられて、心の中にある扉をパーンと次々に開け放たれていった。端正な文章が、少々味気ない時もあったけれど、登場人物が動き出すのに時間はかからなかった。消費するだけの社会への、ひとつの問いかけ。そして、それを見つけた人たちの動き。とても、興味深い。・・・このラストは、ちょっとどうよ?とは思ったけれど。

Posted byブクログ

2009/10/04

現代の消費資本主義に疑問を投げかけ、新たな生き方を提示している本。 自分探しのたどり着く先が、帰農というのはわかるような気がする。 私には、願望はあってもそこまでの覚悟がないですが…

Posted byブクログ

2009/10/07

 正直、結末は気に入らない。  この人の本を読むといつも思うのが、「博学」。  知ること、知りたいと思うことが、何と言うか、人にとって必要なことなのでは と思う。  消費社会と距離を置く生き方、お金を介在させない暮らし に強い憧れが、わたし自身にあることに気付く。

Posted byブクログ

2010/02/12

夫、林太郎の不倫をきっかけに、ヨーロッパへ渡ったアユミとキノコ。 物語の展開自体は、ほんの少し何だかなぁ……と思ったのです。 が、小説の中に出てくる農業への考え方がいいなと感じました。 自然回帰というか、極端に言えば自給自足に近い生活をする人々、アユミがヨーロッパで暮らしたコミュ...

夫、林太郎の不倫をきっかけに、ヨーロッパへ渡ったアユミとキノコ。 物語の展開自体は、ほんの少し何だかなぁ……と思ったのです。 が、小説の中に出てくる農業への考え方がいいなと感じました。 自然回帰というか、極端に言えば自給自足に近い生活をする人々、アユミがヨーロッパで暮らしたコミュニティの人々の緩やかな生活、現実に自分ができるかといえばNoですが、このような生き方ができる人が羨ましいです。

Posted byブクログ