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光の指で触れよ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2008/01/25 |
JAN | 9784120038686 |
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光の指で触れよ
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商品レビュー
3.7
28件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
光の指で触れよ 「すばらしい新世界」の続編となる物語で、読売新聞に連載されたものです。 主人公の林太郎は風力発電機を設計するエンジニア。「すばらしい新世界」での、”ヒマラヤの奥地の村に自ら設計した小型の風力発電機を持って設置に行ったが、土地の精霊に気に入られて帰れなくなった所を息子の森介に助けに来てもらう”という物語がこの続編の下敷きになっています。 林太郎とアユミさん、息子の森介にまだ幼い娘のキノコ、この強い絆で結ばれていて順風満帆だった家族は、林太郎と同僚の美緒との恋がきっかけとなって、ばらばらになっていきます。この物語の主題はこの家族の再生。副題として、エネルギー問題、家族のあり方とコミュニティ、持続可能な暮らし、恋愛といったところでしょうか。 500ページ以上と長編である割に、簡単に読めてしまうのは新聞連載を意識した成果と思いますが、物語的に結構行き当たりばったりで結末も予定調和的なのは新聞連載の副作用かと思います。 物語はさておき、竹蔵の昔から興味を持っている風力発電に加えて、ヨーロッパのコミュニティ、自給自足とパーマカルチャーと興味をそそられる考え方が多く含まれていました。池澤氏とはエンジニア的な思考や世代など竹蔵と依って立つものが同じ部分があるので、考え方が近いのかなあ?と思っています。早速少しお勉強してみようと思います。 竹蔵にも、林太郎のように人生の後半をデザインし直す時期が来ているのかもしれません。 竹蔵
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もし人生で3冊の本をと言われたら、迷わず選ぶ一冊。家庭のある人との恋、コミュニティ、パーマカルチャー、シュタイナー教育。何度でも、読み返したい。
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家族とはなんだろうか。 夫、林太郎の浮気に娘のキノコと日本を飛び出したアユミは、とりあえず知人の家に落ち着くが、コミュニティの存在を知り、そこで、生活し、考える。 そこは、みんなが「心の目標」を探しながら共同生活をおくっていた。アユミはそこで、いろいろな物を知り、吸収して...
家族とはなんだろうか。 夫、林太郎の浮気に娘のキノコと日本を飛び出したアユミは、とりあえず知人の家に落ち着くが、コミュニティの存在を知り、そこで、生活し、考える。 そこは、みんなが「心の目標」を探しながら共同生活をおくっていた。アユミはそこで、いろいろな物を知り、吸収していく。 もう一人の子供、森介は寮のある高校にいて、家にはいなかったが、父にも会い、母にも会いに行って、結果としてみんなをつなげていく。 林太郎は、このことがきっかけで様々な出会いを経験し、会社をやめることを決意する。 コミューン、エコロジー、シュタイナー、氣、…など、70年代に「これからの世界」を模索する中で、現れてきたコトやモノが違う形で整理されて戻ってきたような印象がある。 家族とは何か、という問いは、これから、私たちはどういう生活を望んでいるのか、それをどう実現していくのか、という問いかけにつながっていく。 それは悪いものではない。
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