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かたみ歌 の商品レビュー

3.7

282件のお客様レビュー

  1. 5つ

    36

  2. 4つ

    116

  3. 3つ

    98

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

    2

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2012/06/29

怪奇現象のようなものが出てくるのはあまり得意ではないのだが… 物語は一つの町を舞台に短編がいくつか書かれているかたちで、時系列はバラバラではあるが、一つ一つの短編が絡み合っていて、読んでいて面白かった。

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2012/06/28

何の覚悟もなく、夜中に読み出してしまい… 「夏の落とし文」で怖くなって、友達にメールして恐怖を紛らわせ… 「おんなごころ」も「朱鷺色の兆」もゾクッと怖くて… 「栞の恋」がなければ読み進められなかったかも。

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2012/06/26

表紙の絵につられて手に取った本。はっきり言えば怖い話、ホラーとも言えるのかもしれないが、この短編集は各話主人公を変えつつ、古書店の主人と覚智寺というところで全話に一本筋が通っていて、レトロ感と人情味、最後に救いがある。語り口も上手いと思った。猫飼ってるからか「ひかり猫」が一番気に...

表紙の絵につられて手に取った本。はっきり言えば怖い話、ホラーとも言えるのかもしれないが、この短編集は各話主人公を変えつつ、古書店の主人と覚智寺というところで全話に一本筋が通っていて、レトロ感と人情味、最後に救いがある。語り口も上手いと思った。猫飼ってるからか「ひかり猫」が一番気に入った。

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2012/06/19

普通にホラー。。 本気で怖い話しもあって 何度も断念しかけた( ; ; ) 「涙腺崩壊」ってゆー 帯買いしてしまったけど、 期待を裏切られました(。-_-。)

Posted byブクログ

2012/06/17

昭和40年代ごろの東京下町。アカシア商店街周辺を舞台にした短編集。 最終話『枯葉の天使』が物語の〆となっているが、他の6編の物語は独立している。 全編に渡り古書店『幸子書房』の主人が出てきて、またお寺や商店街にある店など共通して出てくるキーワードがあるからひとつの作品としての...

昭和40年代ごろの東京下町。アカシア商店街周辺を舞台にした短編集。 最終話『枯葉の天使』が物語の〆となっているが、他の6編の物語は独立している。 全編に渡り古書店『幸子書房』の主人が出てきて、またお寺や商店街にある店など共通して出てくるキーワードがあるからひとつの作品としてのまとまりもある。 時代設定から昔懐かしいネタも出てきて、全体的にノスタルジックな雰囲気。 ただし設定や表紙のイメージと反し、全てのお話は霊的なものが出てくるホラー小説となっている。 ほんのりではなくストレートに幽霊や非科学的なものが物語のキイになっている。 個人的に幽霊オチは好きじゃないものの、これはなかなか楽しめた。 7編どれもそれぞれに魅力はあるけれど、一目惚れした青年と、素性を伏せて本に挟んだ栞で文通を交わす『栞の恋』がよかった。 爽やかな人情モノ、ただしほっこりではなくシリアスな側面の方が強い印象。

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2012/05/18

奇蹟を描いた連作短編集 って解説にあったので買ってみたけど コワイ話だった・・・ オバケの話だった・・・ 夜中に読んだから怖かった・・・ レビュー書くんで読み返そうと思ったけど 怖くて読み返せない 貞子的な圧倒的怖さじゃなくて 生活に違和感なく溶け込んむ怖さだったので ...

奇蹟を描いた連作短編集 って解説にあったので買ってみたけど コワイ話だった・・・ オバケの話だった・・・ 夜中に読んだから怖かった・・・ レビュー書くんで読み返そうと思ったけど 怖くて読み返せない 貞子的な圧倒的怖さじゃなくて 生活に違和感なく溶け込んむ怖さだったので 個人的には余計コワイ ネコの話と栞の話と枯葉の天使は和んだけど 他のは思い出すとコワイ コワイの苦手な人にはおススメしないけど 読みやすかったし他のも読んでみようかなと思ったので 星は3つー

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2012/05/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

昭和40年代当時、何処にでも在ったであろうような商店街を舞台にした短編集。当時流行った歌謡曲、フォークソングや事件が我が青春時代の思い出と重なり懐かしく読めた。7つの短編でそれぞれ不思議な事件が起き、それがだんだん関連性が見えてきて、最後の話で完結するという構成。ただ、全てが解明されるわけではない。未知の世界はあるということか。

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2012/05/14

東京の下町にあるアカシア商店街。そこにある覚智寺は黄泉の国と繋がっているという。都電の走る昭和の街を舞台に起こる不思議な出来事を描いた短編集。 評価の★ってあまり悩まないでつけてるんだけど、基本的にその作品によってもたらされたカタルシスに比例してる。そういう意味で短編集は★5...

東京の下町にあるアカシア商店街。そこにある覚智寺は黄泉の国と繋がっているという。都電の走る昭和の街を舞台に起こる不思議な出来事を描いた短編集。 評価の★ってあまり悩まないでつけてるんだけど、基本的にその作品によってもたらされたカタルシスに比例してる。そういう意味で短編集は★5つにはなりづらいかも。 ってことを考えてしまうくらい良くできた短編集。さらっと入ってくるクセのない文章に、きっちり人物を書き分ける筆力。地の文章の言葉選びが口語っぽいのは読者への配慮かな。ストーリー自体もすごく面白いし、短編集の構成としてもほぼ完璧。一点だけ「夏の落とし文」だけが他の物語とのリンクが少ないなぁっていうぐらい。ってかそれもわざとか。他のお話のリンクも仰々しくつけるんじゃなくて、同じ街に住んでるんだなってのを意識させる程度だし。 最近は短編集で当たりを引いてなかったから、こういう作品に出会えると素直に嬉しい。しかも暇つぶしのつもりで買ったのでとってもお得感な一冊でした。

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2012/05/05

日本版ワインズバーグ・オハイオのような構成かな。 片田舎で少し変わった人たちのお話。 悪くは無いけれど、なぜ帯の売り言葉が涙腺崩壊なのかはわからない。

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2012/04/18

こういう短編で少しずつ繋がりがある話し大好きだ。古本屋のおじいさんの正体が一話読むたびに明らかになって行くのが素敵だった。

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