米内光政 の商品レビュー
全体に普遍的な走行が…
全体に普遍的な走行が描写されているが騒人であるともいえる。
文庫OFF
米内、山本、井上の海軍三賢人が生き続けていた、原爆は、東京大空襲は?、ソ連の樺太侵攻は?、沖縄戦は?と考えてしまう。 米内の朴訥さがこれまた素敵。 極東裁判で畑を庇う、読書家で部下に喧しいことを一切言わない。山本権兵衛○、加藤友三郎○、東郷平八郎✖️
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20241015043 最後の海相、米内光政の記録。常にニュートラルな思想で戦前、戦中、戦後を生きた米内の生き様は自然に生きることの難しさも感じさせられる。
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終戦時の海軍大臣。いわゆる秀才タイプではないものの、識見と確固たる信念を持ち、胆力を持つリーダー。本土決戦派を抑えて終戦工作という困難を成し遂げた。 他方で、持ち前の面倒くさがりか無口からか、海軍内の主張・理念を部内に周知徹底させず結果として海軍として一枚岩の形にすることを怠ったことは悔やまれる。
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太平洋戦争に、井上成美、山本五十六と反対し続きた海軍の米内光政。 米内光政とはどのような人物なのか、なぜ内閣は短命で終わったのか。 なぜ昭和天皇に気に入られたのか。 あの有名な畑俊六の極当国際軍事裁判での米内光政。 この本を読み終わった時には、彼をもっと知りたいと思えるよ...
太平洋戦争に、井上成美、山本五十六と反対し続きた海軍の米内光政。 米内光政とはどのような人物なのか、なぜ内閣は短命で終わったのか。 なぜ昭和天皇に気に入られたのか。 あの有名な畑俊六の極当国際軍事裁判での米内光政。 この本を読み終わった時には、彼をもっと知りたいと思えるようになる。 彼の内閣が短命で終わらなかったら、、、と考えると戦争は終わっていたのではないかと考えます。 表面上、日本は軍部全員が全員戦争賛成をして敗戦したように見えるが、最後の最後まで殺されるかも分からない時に反対し続けた米内光政。 彼から学べることは沢山ありました。 とても面白かったです。
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義実家が岩手県で、伯父さんから岩手出身の総理大臣が多いことを聞かされ、興味を覚えて読んでみた。原敬、斎藤実、米内光政、鈴木善幸。海軍畑が多いのは海が近いからでしょうかと伺うと、当時は貧しく食べるために軍隊に入るしかなかったと聞いて腑に落ちたのを覚えている。 かつての朝敵で反骨心が...
義実家が岩手県で、伯父さんから岩手出身の総理大臣が多いことを聞かされ、興味を覚えて読んでみた。原敬、斎藤実、米内光政、鈴木善幸。海軍畑が多いのは海が近いからでしょうかと伺うと、当時は貧しく食べるために軍隊に入るしかなかったと聞いて腑に落ちたのを覚えている。 かつての朝敵で反骨心があり、寡黙だが芯が強くぶれないのは何か県民性なのかなと感じた。
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評価が分かれる人で、取り上げていない部分もあり、この本だけで米内光政を理解することはできない。だが、この本で描かれている部分も彼の一面として確かにあったのかと思う。全てフィクションだったとしても、物語の主人公としてとても魅力的だった。老荘での理想的な人物像を体現しているとのことで...
評価が分かれる人で、取り上げていない部分もあり、この本だけで米内光政を理解することはできない。だが、この本で描かれている部分も彼の一面として確かにあったのかと思う。全てフィクションだったとしても、物語の主人公としてとても魅力的だった。老荘での理想的な人物像を体現しているとのことで、こういう人には惹かれる。
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この本には書かれていない負の側面も米内光政にはあるそうだが、それを考慮したとしても、不思議なひと、そして最後の局面で役割を果たした立派な人ということになるだろうか。 完全無欠ではない中で、どれだけ頑張れるかという糧になるかな
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井上成美と米内光政が一貫した思想をもって進めた終戦工作があって無事に戦争を終結させることができたことを認識した。私はマリアナ沖海戦で日本の敗北はほぼ決定していたのに日本の指導者はなぜもっと早くに戦争終結の道を選ばなかったのかとずっと思っていたのでなんだか少しホッとした。しかしその...
井上成美と米内光政が一貫した思想をもって進めた終戦工作があって無事に戦争を終結させることができたことを認識した。私はマリアナ沖海戦で日本の敗北はほぼ決定していたのに日本の指導者はなぜもっと早くに戦争終結の道を選ばなかったのかとずっと思っていたのでなんだか少しホッとした。しかしその工作はかなり困難なものだったはず。この点をもう少し調べて見ようと思う。
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今年は米内光政(1880-1948)生誕140年といふことです。この人は「第37代内閣総理大臣」といふよりも、「最後の海軍大臣」としての方が存在感があつたやうです。 本書はその米内光政を、やはり海軍出身の阿川弘之が執筆した評伝小説であります。 元来米内光政といふ人は、兵学校...
今年は米内光政(1880-1948)生誕140年といふことです。この人は「第37代内閣総理大臣」といふよりも、「最後の海軍大臣」としての方が存在感があつたやうです。 本書はその米内光政を、やはり海軍出身の阿川弘之が執筆した評伝小説であります。 元来米内光政といふ人は、兵学校でも平凡な成績で、さう優秀とも目されず目立たぬ経歴だつたやうです。何かと「俺が俺が」の軍人の中では異色の存在と申せませう。そのせいか、若い時分の記録はあやふやで、詳らかではないみたい。盛岡出身ですが郷里でのエピソードは少なく、本書でもイキナリ春日艦長(海軍大佐)としての登場であります。 部下に対しても必要最低限の事しか伝へず、時には必要な事さへ伝へず誤解をされたり(鈍重なのでは?と)、有事でもなければ歴史に残る事もなく、そのまま埋もれた人だとも言はれてゐます。確かに、本当に重要な事といふのは案外少なく、たいていの事は「まあ、どうでもいいよ」で済むやうな気がします。しかしそれにしてもこの人は度が過ぎた面倒臭がりだといふ評もありました。 ゆゑに本書の記述は、彼に関はつた人物の証言が中心なので、小説としては物足りないかも知れません。一点、米内の人となりと思想を、歴史に絡めて浮き彫りにするといふ意図ではないでせうか。 有事でもなければ埋もれた筈の人物が、まさに太平洋戦争といふ未曾有の有事に巻き込まれた訳であります。海軍左派トリオと呼ばれた米内・山本五十六・井上成美らの反対も虚しく開戦し、日本は予想通り壊滅的な打撃を受けます。二度目の海軍大臣就任の役割としては、終戦工作をいかに国策に叶ふやうに遂行するか、といふ事でした。既に予備役となつてゐた米内を、まさに歴史が必要としたと申せませう。 確かに「陸軍=悪」「海軍=善」とは単純に言へないし、「天下の愚将」といふ米内評もあります。それだけ一筋縄では行かぬ、茫洋とした人物像が浮かんできます。幸ひ米内光政については、色色と書物が出てをります。米内礼讃に飽き足らぬ人は、他の文献にも当ると宜しからうと存じます。本書は本書で、つかみどころのない米内光政といふ人物の輪郭を力強く描写した、骨太の一冊でございます。
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