世界史(上) の商品レビュー
5000年前、中東にコスモポリタンな文明が生じた。 そこから派生するかのように周辺部、ギリシャ、エジプト、中国に文明が発生した。そこの影響を受けるように周辺部の文明が勃興する。 15世紀まで世界の文明は同程度の文明であり、突出したものは現れなかった。しかし、西欧ではルネサンスに向...
5000年前、中東にコスモポリタンな文明が生じた。 そこから派生するかのように周辺部、ギリシャ、エジプト、中国に文明が発生した。そこの影響を受けるように周辺部の文明が勃興する。 15世紀まで世界の文明は同程度の文明であり、突出したものは現れなかった。しかし、西欧ではルネサンスに向けて躍進の兆候が表れる。皮肉にも十字軍の後に。
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12/3/22 帰宅後うたた寝してしまい、こんな時間に目が覚めてしまったので、つらつらと。 勧めた本を読んでくれて、「読んでるよ〜」と言ってくれるのはとても嬉しいですねぇ。 中公文庫の「世界史」上巻を3/4ほど読み終える。ヒット中らしいですが、確かに細かい話ではなくて、歴史の...
12/3/22 帰宅後うたた寝してしまい、こんな時間に目が覚めてしまったので、つらつらと。 勧めた本を読んでくれて、「読んでるよ〜」と言ってくれるのはとても嬉しいですねぇ。 中公文庫の「世界史」上巻を3/4ほど読み終える。ヒット中らしいですが、確かに細かい話ではなくて、歴史の潮流を感じさせてくれるのがイイですね。世界史は少々疎かったので、これで復習
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四大文明が生まれ、成長するさま。文字はバビロニアで発明され「全ての文字はその嗣子である」民主主義発祥のギリシャでは「世界を支配するのは気まぐれな神ではなく単純な自然科学の法則が存在する」/なんと言ってもマホメットほど世界史に影響を与えた個人はない、一つの奇跡も起こさず弁舌と言動だ...
四大文明が生まれ、成長するさま。文字はバビロニアで発明され「全ての文字はその嗣子である」民主主義発祥のギリシャでは「世界を支配するのは気まぐれな神ではなく単純な自然科学の法則が存在する」/なんと言ってもマホメットほど世界史に影響を与えた個人はない、一つの奇跡も起こさず弁舌と言動だけで。聖典コーラン朗誦により中東はアラビア語にほぼ統一/蛮族が抗争を繰り返したヨーロッパはキリスト教化し種々の発明で森林地帯を農地化。皇帝がローマ教皇と相互利用…海路開発により日用品も貿易されるようになると莫大な利益で商人が台頭 編集
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上下巻の例によって下巻で感想をかこうとすると忘れそうなので上のみでの感想 日本の高校進学率から世界史はある程度日本人の常識であるはずだが 他の「高等教育」と同じく使わない知識は興味の程度こそあれ忘れられるものである ちょうどなぜか山川出版社の世界史教科書が手元のあったので (勝手...
上下巻の例によって下巻で感想をかこうとすると忘れそうなので上のみでの感想 日本の高校進学率から世界史はある程度日本人の常識であるはずだが 他の「高等教育」と同じく使わない知識は興味の程度こそあれ忘れられるものである ちょうどなぜか山川出版社の世界史教科書が手元のあったので (勝手に弟のを持ってきた(すまぬ…すまぬ…(←二回うちでない あとAA略))) (あと自分のは高校で世界史の授業がなかったので(上の文章と早速矛盾)ない) 上巻の分だけ読み比べてみたのだが あたりまえというべきか 古い時代であるほど解釈分化が少ないことにもよるが 事実関係の見方にそれほど違いはない もちろんテストの主題元として公器たる(自称)新聞が自称するのとは違う次元で 教科書の最適化されているのは大きな違いだが 同じ「世界史教材」でも読み物として (興味を持って読んでいる現在の私がだが)面白く感じるのは当然 ごく単純に扱っている年代ごとの量のおよそを比較すると 紀元前500年まで 160p 30p 紀元1500年まで 250p 120p (前者:本書 後者:山川出版社 1996年発行 「詳細世界史」) この違いは事実の量に重きを置くかとそこから歴史を文明という流れで読み解く性格により 質の高低とは無関係で 文明の興亡があるとして事実の関係を自在に組み立てて 歴史の一段面を描いている読み物のほうがそれは楽しいのだが 事実の無味乾燥な羅列もまた正しく歴史ではある SFなどの過去改変ものでなくとも歴史のIFにおいて なぜ産業革命は18世紀のイギリスで起こったのか なぜ10進法や鐙に代表される道具の発展活用に何千年も要したのかなどは なんど顧みても大きな謎で 芸術分野における価値と共に 宗教という自ら生み出した自らへの教えなくしては前に進めない 人間の賢さと愚かさというだけでは納得しがたい魅力ある不思議である
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面白かった 中学高校は日本史選択してたから、ほとんど初めての世界史。本当に何も知らなくてごめんなさい。
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知識が備わっていない自分にはこの本を評価する資格なし。半年後には呼吸をするように自然に読めるようになりたい。
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【由来】 ・ 【期待したもの】 ・ ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。 【要約】 ・ 【ノート】 ・やっと読んだ。いや、知らないことだらけ(苦笑)。 ・世界史を、概観より...
【由来】 ・ 【期待したもの】 ・ ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。 【要約】 ・ 【ノート】 ・やっと読んだ。いや、知らないことだらけ(苦笑)。 ・世界史を、概観よりは、ところどころ、ちょっと詳しく把握できる。流れるような文章のおかげで、ストーリーを読むように世界史の流れが分かる。歴史なので、基本は史料等にもとづく事実を記述することになるのだが、ところどころで挿入される著者の歴史観が格調高くてよい。 ・ちょうどカントを読んでいる時期と重なったこともあり、人類(精神)の前進(発展)は艱難辛苦あってこそなのだなとの意を強くしつつあるところ。「地政学2030年」にもそういう記述がなかったか知らん。 【目次】
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図書館から借りて2週間で読める本じゃ無かった。集中力吸い取られてちびちびとしか読み続けられない。他の本が消化できないので、買ってゆっくり読もう。文庫版の癖に1000円以上するんだけど。
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やっと上巻を読了。難解な内容もあるが、読んでいるうちに、どうにか読み進められるようにはなる。縦書きなので、私にとっては読みやすいという面もある。 索引がないのは残念だが、ざっと世界史を知るにはとても良い本だと思う。 日本史を知っている日本人が日本に関する箇所(16章)を読むと...
やっと上巻を読了。難解な内容もあるが、読んでいるうちに、どうにか読み進められるようにはなる。縦書きなので、私にとっては読みやすいという面もある。 索引がないのは残念だが、ざっと世界史を知るにはとても良い本だと思う。 日本史を知っている日本人が日本に関する箇所(16章)を読むと、他の箇所もこういう端折り方がされているのかと不安になるが、文庫二冊にまとめているので仕方ないところ。(560) [more] (目次) 第四版への序文 序 文 第I部 ユーラシア大文明の誕生とその成立 紀元前500年まで 1 はじまり 2 文明のひろがり 紀元前1700年までの第一次の様相 3 中東のコスモポリタニズム 紀元前1700 ― 500年 4 インド文明の形成 紀元前500年まで 5 ギリシャ文明の形成 紀元前500年まで 6 中国文化の形成 紀元前500年まで 7 蛮族の世界の変化 紀元前1700 ― 500年 第II部 諸文明間の平衡状態 紀元前500 ― 後1500年 8 ギリシャ文明の開花 紀元前500 ― 336年 9 ヘレニズム文明の伸展 紀元前500 ― 後200年 10 アジア 紀元前500 ― 後200年 11 インド文明の繁栄と拡大 100 ― 600年 12 蛮族の侵入と文明世界の反応 200 ― 600年 13 イスラムの勃興 14 中国、インド、ヨーロッパ 600 ― 1000年 15 トルコとモンゴルの征服による衝撃 100 ― 500年 16 中世ヨーロッパと日本 1000 ― 500年 17 文明社会の外縁部 1500年まで 参考文献
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私は、ずいぶんと昔になりますが、受験の選択科目は世界史だったのですが、同じ年代ごとの地域別の横の関係がむずかしくてよく理解できないまま受験しました。近現代史も学校では時間がなくて、教科書が最後まで終わっていなかったという記憶があります(もちろん、受験の結果は惨敗です) それでも世...
私は、ずいぶんと昔になりますが、受験の選択科目は世界史だったのですが、同じ年代ごとの地域別の横の関係がむずかしくてよく理解できないまま受験しました。近現代史も学校では時間がなくて、教科書が最後まで終わっていなかったという記憶があります(もちろん、受験の結果は惨敗です) それでも世界史は嫌いではなく、むしろ好きで、「いつかもう一度勉強してみたい」分野のひとつでした。 それで、何冊か世界史の本は家の本棚に積読されていましたが、「一体いつ読むんだ」というくらい長期間置いてあり、「今でしょ」ということになり、数年たった今、先月からひと月半程かかりましたが上下巻を通読しました。 世界史の積読本は他に山川の『もういちど読む山川世界史』や『銃・病原菌・鉄』などもあったのですが、(つい書店に行くと、読んでいなくても買ってしまうんですね)最初に読むには、やっぱりこのマクニールの世界史にして、私は正解でした。(他の本はまだ読んでいないので、ちゃんと比較したわけではないのですが) 私程度だと、全くの世界史初心者でしょうから、一見、字が大きくて要点のまとめてある、山川などの方が、わかりやすそうですが、なぜそうなるのか、順序だてて進んでいくマクニールの通史の方が要点中心の山川より、歴史とはこういう流れで進むのだというのがよくわかり、理解度が深まったように思います。 下巻の後半の第一次世界大戦以降は高校で習った記憶がないので、読むのがかなり苦しくなってきましたが、「ローマ」「シルクロード」「ルネサンス」のあたりは、歴史的にもはなやかで、記憶にもよく残っていた部分で、読んでいるのが非常に楽しく、勉強することの心地よさを実感することができました。この本は大学生協で売れている本らしいですが、私は高校の時にこの本を読めばよかったなあと思うことしきりでした。(高校の時はこの本の存在は知りませんでした) 私のような、世界史の劣等生でもわかるように書かれたこの長い通史を、ひとりで書くという偉業を成し遂げてくれた、ウィリアム・H・マクニールと訳者の方々には感謝に気持ちでいっぱいです。 この本を基礎として、忘れないうちに、これからまた他の世界史関連の本を楽しんでいけたらと思っています。
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