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医学のたまご の商品レビュー

3.7

248件のお客様レビュー

  1. 5つ

    35

  2. 4つ

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  3. 3つ

    77

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2009/10/04

主人公は「ジーン・ワルツ」で生まれた 双子ちゃんの1人。 医大の研究室のゴタゴタに巻き込まれる中学生・・・ こんな設定ありえないんじゃ??と思うけど、 あるのかな・・・そのうち。 病気を治すだけが医療だと思いがちだけれど、 その治療のためにたくさんの時間をかけて、 研究してい...

主人公は「ジーン・ワルツ」で生まれた 双子ちゃんの1人。 医大の研究室のゴタゴタに巻き込まれる中学生・・・ こんな設定ありえないんじゃ??と思うけど、 あるのかな・・・そのうち。 病気を治すだけが医療だと思いがちだけれど、 その治療のためにたくさんの時間をかけて、 研究している人がいるのよね。 父は癌発覚時、5年生存率20%と言われ、 手術は不可。 放射線治療、抗がん剤・・・あれこれ組み合わせて 治療をしてもらって6年生きられた。 家族としては生きて当然・・・と思ってしまうけど、 あれも・・・放射線は放射線での研究、 薬は薬の研究がたくさんたくさん行われた結果なんだと思うと、 父がもういない事は寂しいし、なんであたしの父さんが・・・という思いは まだまだあるけれど、 医療現場の先生たちに感謝しなくちゃなぁと、 この本を読んで思った。 藤田教授みたいにイヤ〜な人間もたくさんいるんだろうけど。 この本に出てくるスーパー高校生(?)は 「ナイチンゲール・・・」に出てくる子だし、 田口先生も一度だけ出てくる。 よくできてるよなぁ・・・。(笑)

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2009/10/04

医学、あくまでも医学であって、医療ではない。中学生が大学の医学部で研究することになっちゃってうんぬんと。大学医学部の研究室や学会の変なとこを浮き彫りにしようとしたって感じかなぁ。あとマスコミも。2・3時間でさらっと読めるから、ちょっと頭の休憩に読むのにはおすすめかな。内容的にも薄...

医学、あくまでも医学であって、医療ではない。中学生が大学の医学部で研究することになっちゃってうんぬんと。大学医学部の研究室や学会の変なとこを浮き彫りにしようとしたって感じかなぁ。あとマスコミも。2・3時間でさらっと読めるから、ちょっと頭の休憩に読むのにはおすすめかな。内容的にも薄くないけど、読みやすい。でも、深くはない。

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2009/10/04

『チーム・バチスタの栄光』がいつまでたっても貸出可にならないので、児童書のコーナーにあったこの本をつい。 児童文学はレベルの高い良書も多い(ハズな)ので、たぶん面白いだろうなあと思ってましたが予想通り。 この本を読んだ子供が、一人でも医学の基礎研究に携わるようになったら使命完遂で...

『チーム・バチスタの栄光』がいつまでたっても貸出可にならないので、児童書のコーナーにあったこの本をつい。 児童文学はレベルの高い良書も多い(ハズな)ので、たぶん面白いだろうなあと思ってましたが予想通り。 この本を読んだ子供が、一人でも医学の基礎研究に携わるようになったら使命完遂でしょうね。 しかしあとがきで、「××のような気持ちで研究をしては絶対にいけません。もっとも現実には、××のような医師は少ないのですが。」と書いてあったのには笑った。少ないって、そりゃゼロなわけないもんなー(笑)

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2009/10/04

医者の話ではなく、医学者の話。 勘違いから「日本一の天才少年」として 強引に大学の医学部に連れてこられた主人公を取り巻く 大人たちのある意味リアルな実情が描かれていました。 研究ってお金がかかりますもんね。 キレイごとだけでは世の中回っていきません。 でも、やっぱり人間としてや...

医者の話ではなく、医学者の話。 勘違いから「日本一の天才少年」として 強引に大学の医学部に連れてこられた主人公を取り巻く 大人たちのある意味リアルな実情が描かれていました。 研究ってお金がかかりますもんね。 キレイごとだけでは世の中回っていきません。 でも、やっぱり人間としてやってはいけないことがある。 始めは凡庸としていた桃倉さんが最後は一番大人でした。 あと、メールだけで登場するパパがステキだ。 「ディア・マイ・リトル・カオル」なんて、 もし父親に言われたら笑っちゃうってば。

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2009/10/07

人気沸騰の海堂尊氏を読みたくて手を出しました。専門誌連載だったそうなので、軽いノリなのでしょう。学会ネタのみに力が入っていて、全体としては大して面白くはなかったです。ゲーム理論とか、他でも使われてますから、海堂作品を全制覇したい方は読むしかない。

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2009/10/04

相変わらず、医療用語が多くてちょっととっつきにくいが、設定が面白かった。 題名が毎回、工夫されていたのと、父親と息子の会話が微笑ましいのも良かった。 大どんでん返し、とまではいかないが、学生でも楽しく読めるようにテンポが良い。 なにより、少年であるが故の心の悩みや、稚拙さなどが丁...

相変わらず、医療用語が多くてちょっととっつきにくいが、設定が面白かった。 題名が毎回、工夫されていたのと、父親と息子の会話が微笑ましいのも良かった。 大どんでん返し、とまではいかないが、学生でも楽しく読めるようにテンポが良い。 なにより、少年であるが故の心の悩みや、稚拙さなどが丁寧に描かれていて好感が持てた。

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2010/03/07

海堂先生おなじみの東城大学医学部を舞台にさまざまな人間模様と、全身する為の大事な格言と研究の日々を綴ったお話。本の半分くらいはイライラとしてしまう件だが、後半の面白さには驚くばかりな流れの感じ。最後には海堂作品を読んでいる人にとっては「あっ!」と思わされる作品だった。

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2009/10/07

やっと読めた…。横書きが慣れるまで非常に読みにくい。医学雑誌に掲載されていたからだろうか。 予想と違って、主人公は本当に普通の中学生でとても面白かったです。YA!だけあって読みやすいし。モグラさんと佐々木さんかっこいい。 あと、未来の東城大病院が舞台なのも憎い。

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2011/09/30

『日経メディカル』2007年2月〜2008年1月に連載された作品。専門医が読む雑誌だそうだ。しかし、物語は中高生向けに書いたとのこと。ごくフツーの中学生・曾根崎 薫が、父親のちょっとしたいたずら? で「日本一の天才少年」になり、東城大学の医学部で研究することになる。うまい話には裏...

『日経メディカル』2007年2月〜2008年1月に連載された作品。専門医が読む雑誌だそうだ。しかし、物語は中高生向けに書いたとのこと。ごくフツーの中学生・曾根崎 薫が、父親のちょっとしたいたずら? で「日本一の天才少年」になり、東城大学の医学部で研究することになる。うまい話には裏があり、しまいには大学教授と対決することに……アクティヴ・フェーズとパッシヴ・フェーズ。2つの基本戦術。教授との対決にあたり、父親が薫にアドバイスを与える。これって、白鳥調査官が用いた戦術ではなかったか? できれば、もう少し詳しく書いてほしかった。勉強になる。中高生向きに書いたというだけあって、コミカルでテンポのよい娯楽小説。

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2009/10/04

「ナイチンゲールの沈黙」「ジーン・ワルツ」に出てきたひとがちらほら出演。 主人公はちょっとズルして「日本一の天才少年」になってしまった中学生の男の子・薫。ホントはそんなに賢くないのに、うっかり天才少年の認定を受けてしまったせいで、地元の医大で医学の研究をすることになってしまいさ...

「ナイチンゲールの沈黙」「ジーン・ワルツ」に出てきたひとがちらほら出演。 主人公はちょっとズルして「日本一の天才少年」になってしまった中学生の男の子・薫。ホントはそんなに賢くないのに、うっかり天才少年の認定を受けてしまったせいで、地元の医大で医学の研究をすることになってしまいさあ大変。クラスメイトのガリ勉くんの助けを借りてなんとか日々を誤魔化すうち、これまた偶然、すごい発見をしてしまい・・・というお話。 いくら優秀でも中学生にそこまでやらせるか?という部分はさておき、子どもらしい功名心に突き動かされ、のっぴきならない状況に自ら陥ってしまった薫少年が、ようやく自分のバカさ加減に気づき、傷つきながらも最後まで逃げ出さなかったことは誉めてやりたい(偉そう・笑)。こうやって少年は大人になっていくのだなあ。 中学生には少々厳しすぎる大人社会の入門体験ではありましたが、尊敬するに足る大人も確かにいるのだとわかっただけでよかったんじゃなかろうか。薫パパも少々浮世離れしたところがあるけど、なかなかカッコイイ。ウルトラスーパー高校生医学生・佐々木くんの今後の活躍にも期待したい。桃倉さんにも幸あらんことを。

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