医学のたまご の商品レビュー

海堂尊【作】

2009/12/30

横書き文字が読みにくい、と思ったのだけれど。たまに英文が出てくるのでそのせいだったのかな？　もっとも英語読解能力が必要と言うわけではありません。
やはり医学関係の話だけれど、中学生の視点ということもあって読みやすいです。そしてその中で描かれる「医学界」の現状とか……ああやっぱりそういうもんだよなあ。卑怯な人というのはどこにでもいるものです。でもそれも必要悪だということが、いかにも現実。美談だけでは成り立ちませんね。
「ナイチンゲールの沈黙」と、繋がっているといえば繋がっていますね。こういう作品間のリンクも楽しいぞ。

2010/01/25

子供の目線で書いてあって、
ほのぼのした雰囲気がありました。

そして、今まで著者が執筆した登場人物が
あちらこちらに出てくるので親近感が湧きます。

この本の主人公の出産の謎が
著者の別の本に書かれていたのを知っていたので、
そういう意味でも楽しんで読めました。

2009/12/23

中１があれよあれよと担ぎ上げられて医学生との二足わらじをするハメになる話。
この人のバチスタシリーズを読んでいるとにやっとできる小ネタが随所にある。
特にナイチンゲールの沈黙と関わりがあったかな。
医学生ってこんなことをやるんです！っていうのを中学生の視点から分かりやすくしている物語かと思ったけど、違った。
これ続編も読んでみたい。
たまご→ヒナ→ニワトリ　みたくタイトル変化したら面白いのに。

2009/11/22

最初は文字が横に書いてあるので、違和感を感じ読むのに苦労したが、読み進めるにつれ慣れてきたのか違和感無く読んでしまった。
面白かった。

2009/11/22

全体的に軽快でテンポも良く、文章も中高生を意識したのかとても読みやすかったです。
読みやすい中にも医学的なことはちゃんと書かれていたのは良かったと思いました。
また、後半に行くほど物語も盛り上がって行き、終わり方も綺麗で良かったです。
ただ、マスコミの描写はあまりにも極端すぎていて逆に滑稽に思いました。
あと、薫が発見したすごいことがあまりよく分からなかったのが個人的に残念でした。
物語の舞台は東城大学医学部で、バチスタシリーズに登場した人物はもちろん、あの人が意外な形で登場していたり、あの事件の名残やバチスタシリーズではない本からもある人が登場したりと、海堂さんの本を読んできた人には分かる人物や情報が随所に登場するのは楽しかったです。
どうやらこの本はバチスタシリーズの未来の話であり、東城大学に過去何かがあったことがさり気なく宣伝（というのか）されていて、その辺りの話をまた書くのかなぁと思いました。
この物語で一番印象に残ったのが、パパとのメールのやり取り。
一年の大半を離れて暮らしているのに、メールのやり取りを通じてパパがいかに息子を愛しているかが伝わってきました。
パパの名言もとてもステキでした。
満足度は★★★★☆。
横書きはやはり読みにくかったです。

2009/11/19

ＹＡだから読みやすくしているのかもしれないけど、医学を扱っていても楽しく読めました。
（横書きだったのはちょっとモヤっとしたけど…あのくらい内容詰まっていると横書きが逆に読みづらい）

2009/11/16

最初に横書きがとても読みにくかった。
けれど読んでるうちに薫君の口調にリンクしていて気にならなくなり、どんどん引き込まれていきました。
時間軸的に未来の話なので、今まで海堂シリーズで出てきたキャラが出てきます。

評価ではなく個人的好き度数。

2009/11/12

2009.11
無茶な展開だなー、と思うことしばしば。山咲さんは、どうして名乗らないんだろう、と本筋とは違うことが気になったり。翔子が出世しているのは嬉しかったけど、オレンジがなくなったいたのは悲しかったな。

2009/11/11

チーム・バチスタの栄光で有名な著者のヤングアダルト向け小説。
単品の小説としても面白いながら，著者のシリーズを知っている読者にはさらに楽しめる模様。

そしてもう一つ重要なのが，研究倫理を考える入門本になるという点だ。是非とも学術の世界に入る大学生などには読んで欲しい。
結構，学問の世界は生臭いんだよ，というのがリアルに描写されている。

2009/11/11

世の中甘いもんじゃないけど、捨てた物でもない。ずるい大人とまともな大人。友達、バスに乗り合わせて知り合う他人。内容は全くありえない話しながら、人と自分の結びつきにきずかされる。軽く読める一冊。