AMEBIC の商品レビュー
ほとんど独り言。 婚約者のいる彼と付き合う一人暮らしの、ほとんどものを食べない、作家。婚約者はパティシエ。 酒によっているときに 錯文 を書いている。 婚約者になりきるときの幸せ間と、どうせ捨てるくせにお菓子を作り続ける私。 最後にちょっとだけお母さんのことが出てくる
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うーん、よくわからず。 こういう心情って誰でもが持ってるものなのかな? とりあえず読みにくかった。
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ぐちゃぐちゃな頭の中をぶちまけたかのような錯文作品。実際そういう話です。 そして、過去の作品でも共通する、食という行為に対する作者の強い感情が一番込められている作品なのでは、と思ったり。 アメーバのような、筋の通らない考えをする、女性というイキモノの特性がくっきり書かれていて恥ず...
ぐちゃぐちゃな頭の中をぶちまけたかのような錯文作品。実際そういう話です。 そして、過去の作品でも共通する、食という行為に対する作者の強い感情が一番込められている作品なのでは、と思ったり。 アメーバのような、筋の通らない考えをする、女性というイキモノの特性がくっきり書かれていて恥ずかしい感じ。あー、冷静に自分を見直さなきゃと思いました。 金原さんのこういううだうだした文章が好きなんだよなあ。
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「蛇にピアス」「アッシュベイビー」も読んでるし、私は金原ひとみ好きなのか?これはあまり理解できなかったが、切実。なにかが切実だ。と感じた。 「君がもし自分を格上の人間と思ってるなら、無愛想なその店員を、哀れみ、許しを与えるべきだよ。」
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海の写真を三万枚撮って、砂嵐が吹くような映像に仕上げたものを、尺の演奏に乗せて観たことがある。じっと見ているとしゃれこうべや内臓が見えてきた。しかし写真を繋げただけだと言うのだ。恐らくあの映像を一生忘れることが出来ない。ただただ、インパクトだけ。記憶媒体というのはあやふやなもので...
海の写真を三万枚撮って、砂嵐が吹くような映像に仕上げたものを、尺の演奏に乗せて観たことがある。じっと見ているとしゃれこうべや内臓が見えてきた。しかし写真を繋げただけだと言うのだ。恐らくあの映像を一生忘れることが出来ない。ただただ、インパクトだけ。記憶媒体というのはあやふやなもので、一ヵ月後はどのようなインスピレーションを受けたか忘れているかもしれないが、出来るなら忘れたくない。最初に彼女のアッシュベイビーという作品を読んだとき、その余波で暫く対小動物性倒錯の人間について考えた。馬鹿に思考の機会を与えてくれる作品を、私は悪いとは言えない。圧倒的多数の人間にとって、胸糞悪いとは言えるのかも。そこがいいのにねぇ。
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とにかく、主人公の女性が孤独に耐えきれず錯乱していく、その様の描写。 きっと、舞台は都市部なんでしょう。そこまでに都市って人を無形化させてしまうのか。 じゃあなぜ人は都市に集まるのか。どこに魅力があるのか。 都市はにぎわいとさみしさの背反する二面性を同時的に持っていて…みたいな...
とにかく、主人公の女性が孤独に耐えきれず錯乱していく、その様の描写。 きっと、舞台は都市部なんでしょう。そこまでに都市って人を無形化させてしまうのか。 じゃあなぜ人は都市に集まるのか。どこに魅力があるのか。 都市はにぎわいとさみしさの背反する二面性を同時的に持っていて…みたいなことを 多くの人が少しでも感じたことがあるだろう現代を切り取ってるものの。 どうにも暗い感じで終わってく。栄枯盛衰、都市ってなんなんだろう。 かなしいのかな。
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摂食障害の作家が毎日無意識にPCに書き残す散文と現実の歪み。 自分も寝ぼけたまま記憶にない文章を書いたことがあったので とても興味深く読んだ
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未読、というか途中で挫折。 「蛇にピアス」がやたら印象に残った作品なので 読み始めましたが・・・ 主人公をどうにも著者に投影してしまって、 そうするともう読むのがしんどくなって止めました。 また機会があれば是非。 買ったものなので自分の気持ち次第なんですが。
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この言語体験は私とはまた別の世界のもの。 分裂気味だけど、私の好きな分裂じゃない。 そしてなにより恋愛のテイストがうっとうしい。
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AMEBIC=「曲芸的自己中心主義が脳を浸食する事による想像力の崩壊」 錯文を書く主人公だからか、読んでる私まで錯乱しそうになる。 頭の中がぐらぐら・ぐるぐる。 金原ひとみの文章力に魅了された。
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