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空の境界(下) の商品レビュー

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63件のお客様レビュー

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2009/10/04

私の奈須氏デビューは、『DDD』でした。 その後あまり時をおかず、本書が文庫落ちに。 三冊とも一応、刊行日に購入。 しかし、なかなか手をだせず…待機モード。 (上)を2月27日に、(中)を2月29日に読了。 そして、(下)を、3月5日に読了。    随分時間を要してしま...

私の奈須氏デビューは、『DDD』でした。 その後あまり時をおかず、本書が文庫落ちに。 三冊とも一応、刊行日に購入。 しかし、なかなか手をだせず…待機モード。 (上)を2月27日に、(中)を2月29日に読了。 そして、(下)を、3月5日に読了。    随分時間を要してしまいました。 でもまぁ、これでも最短だったのですが。 ふふふ 『DDD』でも存分に堪能しているが、 奈須氏の描く独特な世界観に魅了され。。。 殺戮のグロさも、なんのその!素直に楽しめました。 でも、二作品目だからこそ、感じたことがあります。 もし、奈須氏作品デビューが本書、という人は、 この作品の世界観を理解するには、時間がかかると思う。 決して読みやすい文章ではないからです。 何ていうか…ちょっと癖が強いかも。 物語の展開速度も、ページ数の多さにしては… それほど驚く速さでは、ないですし。 とりあえず、その辺りを、覚悟して手にして欲しい。 あらすじは、上&中の引用と ここや、アマゾンなのどレビューを参照ください。 ネタバレをしたくないので、割愛。あえて内容には触れません。 物語は、全七話の構成。 「1 俯瞰風景」「2 殺人考察/前」「3 痛覚残留」 =(上) 「4 伽藍の洞「」」「境界式」「5 矛盾螺旋」 =(中) 「6 忘却録音」「境界式」「7 殺人考察/後」「空の境界」=(下) 章番がないものは、外伝ですね。 その一話一話には、“概念”のストーリィがあり、 また別に、しっかりと全話を貫く一本線が引かれています。 伏線が多々存在し、テーマが縦軸として存在する、 作品全体で一環したひとつのストーリィとなっています。 そして、全ての伏線と 伏せられていたテーマの意味が明かされる、ラスト! いや、驚きました。 その終結の仕方には、人間としての感動がありました。 その上、(ラストの)切なさときたら…。   思わず(゚ーÅ) ホロリ。 “概念”云々だけではなく、 切な〜い恋愛小説としても、魅了されました。 追記したいのは、文庫三冊の解説。 (上) 綾辻行人氏       とても本書を分かりやすくしてくれています。     個人的に面白かったのは、     『DDD』を読み、     「文章の操り方にプロの風格が出てきた」と     おっしゃった箇所(笑) (中) 菊池秀行氏     (中)ということもあるのか、月並みでした。     (生意気言ってすみません) (下) 笠井潔氏     凄い、のひと言。     本書からこれほどの解説を書けるなんて!     才能をしっかり感じました。     ちょっと小難しい感はありますが、     一読の価値は十二分に。     NOVELS(上下)も笠井氏なんですね。     是非、立ち読みしてみたい。 う〜ん、悩んだが、記します。 惜しむらく… まぁいろいろありましたが 「てにおは」を、ね。直せなかったのかなぁ。   もう少し文法も、学んで欲しいかな。 あと、説明が無駄に多く、ちょっと先が読めてしまうことも。 さて、次は何を読んだらいいかしら。 『DDD』 3巻、早く出ないかなぁ〜〜〜。

Posted byブクログ

2009/10/07

初っ端からいきなり鮮花主体の話が始まった時には“必要なのか!? この下巻?”とも思ったが、全ては繋がっており、この巻を読むとあらかた全部が腑に落ちる寸法。結局、ザジ的には、可も無く不可も無く、といった感じ。キャラは魅力的だが、構成を少し細かくし過ぎて盛り上がりに欠ける感じ? 映像...

初っ端からいきなり鮮花主体の話が始まった時には“必要なのか!? この下巻?”とも思ったが、全ては繋がっており、この巻を読むとあらかた全部が腑に落ちる寸法。結局、ザジ的には、可も無く不可も無く、といった感じ。キャラは魅力的だが、構成を少し細かくし過ぎて盛り上がりに欠ける感じ? 映像で観た方が断然面白そうだ。 

Posted byブクログ

2009/10/04

収録 「6/忘却録音 Kurogiri Satuki」「境界式」「7/殺人考察(後) Sirazumi Rio」「空の境界」

Posted byブクログ