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発達障害の子どもたち の商品レビュー

4.3

78件のお客様レビュー

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2024/07/04

授業のレポート課題用に参考文献にしました。わかりやすく精神科医の先生が書かれた本です。 発達障がいとは、教職員をされているかた、目指されているかたにおすすめの一冊です

Posted byブクログ

2024/01/27

発達障害児に関して具体的な事例を紹介しつつ概要をまとめた本。発達障害については本人や家族の体験談などでその困難な生活を見聞きするケースが多かったのだが、この本は精神科の先生による落ち着いた筆致なのが読みやすい。本人の困難、家族の苦悩に引きずられて感情的に受け止めるより、どう対処し...

発達障害児に関して具体的な事例を紹介しつつ概要をまとめた本。発達障害については本人や家族の体験談などでその困難な生活を見聞きするケースが多かったのだが、この本は精神科の先生による落ち着いた筆致なのが読みやすい。本人の困難、家族の苦悩に引きずられて感情的に受け止めるより、どう対処したらいいのかを考えさせてくれる。発達障害を抱えながら、いかに現代社会に適応して生きていくか、どういう生き方が本人に取って望ましいかを冷静に考えて寄り添い、必要がなくなったら離れる(あくまでも受診なので経過良好とみたらいったん診療は終了する)。場合に応じて薬も使うし、通常学級と特殊学級のどちらに通うべきかもケースバイケースだし、今は障害者雇用が会社の義務だから、十分配慮してもらいながらその枠で就職した方がよほど安心安全に生きていけるケースもある。学習障害は適切な対処をすれば後年に大きく困ることなく社会生活を送ることが出来るという分析は非常に興味深かった。

Posted byブクログ

2023/04/30

発達障害の諸症状だけでなく、どのような場合にどの薬を用いるか、子どもの場合はどのような学校を選択するとよいのかなど、当事者の視点にたった説明に著者の人柄を感じる。当事者も支援者も、また一般社会でも、正確な知識や対処法についてまだまだ理解が不十分な分野だと思う。更に理解を深めたくな...

発達障害の諸症状だけでなく、どのような場合にどの薬を用いるか、子どもの場合はどのような学校を選択するとよいのかなど、当事者の視点にたった説明に著者の人柄を感じる。当事者も支援者も、また一般社会でも、正確な知識や対処法についてまだまだ理解が不十分な分野だと思う。更に理解を深めたくなる。

Posted byブクログ

2023/04/05

臨床経験の豊富な医師が知見を盛り込んだ発達障害の良書。 自立とは何か。通級や支援学級の目安など具体的に書かれており、参考になることが多かった。

Posted byブクログ

2022/12/26

豊富な臨床経験のもと、目から鱗の話が多かった。巷にあるこの分野の本を読んでいると、本質を忘れやすい。時々読み返したい。

Posted byブクログ

2022/02/07

発達障害とは何か?が体系的に学べる良本。 本文の中にある、国語力が低いと自身の気持ちを表現できずストレスがたまり非行に走ってしまうというのは、 発達障害の方だけでなく、健常者にも当てはまると思ったし、不安な気持ち、嫌な気持ち、それらを言語化することで気持ちの整理ができると学んだ...

発達障害とは何か?が体系的に学べる良本。 本文の中にある、国語力が低いと自身の気持ちを表現できずストレスがたまり非行に走ってしまうというのは、 発達障害の方だけでなく、健常者にも当てはまると思ったし、不安な気持ち、嫌な気持ち、それらを言語化することで気持ちの整理ができると学んだ。

Posted byブクログ

2020/07/10

発達障害は発達の凸凹 脳の機能不全によるもの。 出来るだけ早期に治療をすることで良い成果が得られる。 薬物による治療も有効。 成長につれておさまっていく症状もある。 周囲の人の理解と協力で生きやすくなる。 成功体験を積み重ねていくことで、社会人として生きていくこともできるように...

発達障害は発達の凸凹 脳の機能不全によるもの。 出来るだけ早期に治療をすることで良い成果が得られる。 薬物による治療も有効。 成長につれておさまっていく症状もある。 周囲の人の理解と協力で生きやすくなる。 成功体験を積み重ねていくことで、社会人として生きていくこともできるようになる。 今は困っているのは周囲の大人ではなく子どもなのだと思う。

Posted byブクログ

2020/03/11

発達障害の外観がわかった。 発達障害は、自らの責任で受けたものではないので、きちんとサポートするシステムこそ歴史の進歩である。 人が「できない」と心の中で責めてしまう時もあったので、「できない」ことを責めずに人を個人として捉えようと思った。

Posted byブクログ

2020/02/21

発達障害に対して自分が持っていた偏見がずいぶん解けたと思う。もし自分の子どもが発達障害だったら、悲観せず丁寧に関わり、適切に支援を行えば将来、自活できる可能性が高いと知ることができた。偏見や感情的な対応がその子の将来の自立を妨げることになるとわかった。

Posted byブクログ

2019/02/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

約10年ぶりに再読。症例も交え、分かりやすく記載しており(約10年前の著作であり、DSM-5前のため、診断名の読み替えは必要であるが)、発達障害を理解するには入門書として最適かと思います。 「小学生、中学生年齢から親しい交流があるもの同士が共に青年に成長するという経緯が必要で、いきなり青年を集めてもこのような支え合いは困難であるようだ。」のところは、敢えて触れなくても良かったのでは。標題のとおり「子どもたち」としているのだから...。

Posted byブクログ