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春、バーニーズで の商品レビュー

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65件のお客様レビュー

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2009/10/04

登場するモチーフが、それ自体で独立した物語を進めていってもよさそうなくらい一つ一つ印象に残る。魅力的なものばかり集まっているのに物語が動き出さないかんじは、それはそれでいいと思います。昔同棲してた人の描写には少し切なくなりました。関係なさそうな最後の『楽園』がけっこう好きです。

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2011/05/16

デビュー作「最後の息子」のその後を綴った連作短編集。 軽めの文章と何故かモノクロの写真を織り交ぜた本で、こちらの感覚としてもサクっと読める。 相変わらず淡々としているのに全体的には温かく、そして最後は考えさせずにはいられない隠し味。やられた。

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2009/10/04

昔、オカマバーのママと同棲していた経験を持つ男。 今は、子連れの女性と結婚して一児の父親。 そんな彼の連作集。 さらりと読めてしまう中にも、深いものが存在する。 子供との関係だったり、妻との関係だったり、主人公自身の中での葛藤だったり、そんな色々なことが、細やかな表現でつ...

昔、オカマバーのママと同棲していた経験を持つ男。 今は、子連れの女性と結婚して一児の父親。 そんな彼の連作集。 さらりと読めてしまう中にも、深いものが存在する。 子供との関係だったり、妻との関係だったり、主人公自身の中での葛藤だったり、そんな色々なことが、細やかな表現でつづられていく。 うまく言葉で表現できないのがもどかしいが、とにかく、いいんである。

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2010/10/03

字がでかい それが第一印象w    「最後の息子」のその後が連作で読めます。 正直あのまま終わっても良かったと思うのはワタシだけでしょうか。

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2009/10/04

12/10/07 タイトルと装丁でお洒落な話なのだろうかと読み始めたが、読み進め、写真を鑑賞してゆくとどんどん雲行きが怪しくなっていく。『ランドマーク』で浜崎あゆみの歌詞をラストに持ってきた吉田修一なだけはある。 俗的。或る意味、リアル。ジャズのCDセールスより、1時期の勢...

12/10/07 タイトルと装丁でお洒落な話なのだろうかと読み始めたが、読み進め、写真を鑑賞してゆくとどんどん雲行きが怪しくなっていく。『ランドマーク』で浜崎あゆみの歌詞をラストに持ってきた吉田修一なだけはある。 俗的。或る意味、リアル。ジャズのCDセールスより、1時期の勢いはないとはいえ、avexのCDの方が売れているわけだからね。 相変わらず、読者をハッとさせる、ニヤつかせる会話や心理描写、行間からにじみ出てくる切ないラスト。 物足りなさはあるものの、さすが吉田修一。必ず新しい側面を垣間見させてくれる。 先月読んだばかりなのに懐かしいなぁ。閻魔ちゃん。

Posted byブクログ