春、バーニーズで の商品レビュー

吉田修一【著】

2017/03/21

最後の息子の主人公のその後。ぬるい考えの主人公にちょっとイライラ。大人になりきれない人って、回りの人がほっておけないのかなぁ？
WOWOW ドラマで見たときは好きな内容に感じたんだけど、小説では、なんか主人公に共感できなかった。

2016/12/27

『最後の息子』のその後。
京王線、新宿、、、バーニーズ、、、すっかり馴染みになった私の東京ライフと交錯するような気もして。
心の片隅がチクリとした。

2016/11/11

『最後の息子』の主人公のその後を描いた短編集。
ヒモ状態で同棲していたオカマバーのママを裏切り、部屋を飛び出した主人公は、子持ち女性と結婚して父親になっていた。

偶然オカマのママと再開する最初の一編は、とくに切ない。
一見まともな社会人生活を送っているようだが、やはり主人公の本質は変わっていない。まともな生活は息苦しく、いつも逃げ道を探している。相手の女性は出来すぎで、ダメ男を増長させる。でも、しっかり者ほどそういう男に頼られて、また惹かれてしまうんだろうな。どう考えても、幸せになれるとは思えないのに。

最近、読み終えるそばから次の本を開いてしまい、レビューを何冊分か溜め込む状態が続いている。印象の弱まらないうちに書かねば……。

2016/09/18

H28.9.18 読了。

面白い作品だと聞き、気になって図書館で借りてきた。
ページ数170くらいで短編ということもあり、読みやすかった。

が、読み始め早々、
？？？
な展開で、全然理解できなくて、
少し読んでストーリーを理解できてから、
また最初から読み直してやっと納得できた。
これは私の読解力の問題なのだろうか？

で、読み進めていくと、中盤くらいでようやく気付く。
これ「パークライフ」と一緒で、
ストーリー無い系の話か！と。

多分、心理描写？とかが定評ある作品なのかなー？
と思うが、私は、
それが上手く書けている＝面白さではない派なので、
話が面白いかどうかと聞かれると、
面白くない。

こんな感じで中編、長編でないだけ良かったかな。
短編だから許せた。

他の方のレビュー読んで、
本書は続編であり、主人公筒井のその後、みたいな話だったのね。
知らなかった。

あと、吉田修一さんの話って
同性愛者よく出てくるなぁー、と思った。

2016/09/04

『最後の息子』を読んだので。主人公のその後。

最後の息子の時から薄々感じてて怖かったんだけど、筒井と自分が似ていると思った。
私もこんな風に、世界への実感を掴もうと足掻いて、ある日プツンと、それが無理だと、自分にはその能力が欠落していると悟るのだろうか。他人の優しさを優しさと認識しながら、それと自分の心との関係性がわからないことに絶望するのだろうか。
嫌だなあ。怖いなあ、生きるの。

2016/05/06

あの時、こちらの道を選んでいたら…。

どちらが正解という事でなく、後悔するわけでもないけれど、ふと考える瞬間。
特に明確な理由など、これといってないけれど、しばし逃避が必要なのだと、筒井の行動を見て、ぽわんと考えた。

2016/02/12

歳を重ねるほど「選ばなかったもう一つの時間」が増えていく。ハンドルを45度切るのも、楽園のベンチを立ってしまうのも、それが自分の選んだ時間軸。挿入されている写真は「きれい」ではないが、その汚さ・硬さ・冷たさのような質感がリアル。

2015/06/29

モノクロ写真の良さがわからぬ拙い自分。。

よって文章はかなり少ない。
同じ主人公の短編をいくつか。

実際仕事を放りだしてしまう人が同僚だと辛いなぁ。と朝電車内で読んでいたので、思ってしまった。

奥さんの対応が素晴らしいけれども。ほっこり。

2015/01/11

うーん、チンプンカンプン

読み返さないと理解できない部分も多かったし。
結婚すれば理解できるかにゃ？

聖蹟桜ヶ丘に住んでる設定で始まるところは、個人的に抜群やったけど…

2014/05/24

読んだらちょっと意味不明な点が多いなと思っていたらこの作品は続編だったようだ。ちゃんと調べてから読むべきだった。しかし、作品の雰囲気は好きな感じだったのでその点は良かった。最初から最後まで不思議な雰囲気を醸し出していた。