死因不明社会 の商品レビュー
海堂尊、やっべー!!!マジやっべー!!wホント、この人は尊敬に値する。今までの本を書くにあたって、メッチャ勉強したんじゃないかなーとか・・・あぁもう好きすぎ!!!!☆5じゃ足らん!!!
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医療の崩壊は国の崩壊、一部の官僚によってミスリードされるこの国は、滅亡の道へと向かって行くのだろうか・・・ 自分は正しいと思っている事の愚かさ、間違いを訂正する当たり前の事に気付いて欲しい。
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最近話題になっている日本の医療の現状、特に解剖医や研究医不足の問題について整理されている点が考えさせられる。 また、日本人のリテラシー不足や長いものにまかれがちな体質も一因。で、どうするか。。。
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映画化にもなり『チーム・バチスタの栄光』の著者が憂慮する医療の闇とエーアイ、という新たなパラダイムシフトの構築を訴えてる。
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「チームバチスタの栄光」で登場した白鳥調査官が現代日本の病理を語る、という面白い趣向のブルーバックスです。病理解剖数が減少しており、犯罪が闇から闇に葬られたり、過去から継続している疫学的な統計数値が狂ったり…といろいろな影響があるようです。
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あははは、完全にだまされてしまいました。と言ってもミステリーでだまされたのではなくて、なんと、本屋にチームバチスタ風の海堂尊さんの新書があるので、てっきり医療ミステリーと思って買って帰ったら・・・・(^^; この本は講談社のブルーバックスというシリーズで科学を中心に幅広く紹介す...
あははは、完全にだまされてしまいました。と言ってもミステリーでだまされたのではなくて、なんと、本屋にチームバチスタ風の海堂尊さんの新書があるので、てっきり医療ミステリーと思って買って帰ったら・・・・(^^; この本は講談社のブルーバックスというシリーズで科学を中心に幅広く紹介するシリーズでミステリー小説は対象外ですね。私は時々こうしたミスをします。昔読んだもんでも別の出版社から再発売されて表紙が違うと、すぐに飛びついて、読み始めてから「聞いたことのある話」って思ったりするのです(これって、「明日の記憶」の前兆かも)。 この本は、チームバチスタ以降の作品によく出てくる「Ai」について解説したものです。この「Ai」に関しては、過去の作品でも出てきましたが一番端的にとらえているのは、「このミステリーがすごい」に収録されていた「東京二十三区内外殺人事件」でしょう。 ただ、驚きなのはこのような科学解説書シリーズに、なんと、小説で登場するあの破天荒な白鳥が出てくるということです。その相手役は記者の別宮です。この2人の役は、確かに読むものを楽しくさせてくれますが、本当に意味は、この「Ai」導入に関して、厚生省に対する辛辣な言葉を作者になり変って言っているという感じでしょう。そういう意味では、小説じゃないから、作者は少々卑怯(って言ったら言い過ぎかな?)な感じもします。作者自身の言葉で言っていいかなと思います。白鳥だとなんとなく「お話」として読んじゃう面が否めません。 肝心の「Ai」導入に関しては、いいことだと思います。ただ、問題点の1つにもありましたが、死体を検査した機器を自分も利用するのかというと、なんとなく・・・。これは、病院のベットが死んだ人のベットかもしれないのと同じだとの意見もありますが、そう簡単には割り切れないものです。ベットの場合は、暗に私なんかも「前の人は完治して退院した」と思うからです。しかし、MRIの危機は、そんなに割り切れないものがあるなあって感じです。作者が医療関係の方ということで少々私とは違う感じなのかも。 しかし、知らないこととは言え、死者に対する解剖率2%で、死因を誤認したり犯罪を見過ごしたりしていたとしたら問題です。そう言う意味で私のような人間が死因不明社会を理解する上で大変勉強になりました。
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この本を真面目にレビュするには専門外だし、知識不足だし、ボロクソに言われている厚労省の反論もあるだろうから難しいところだ。 でも、監察医制度や死亡時医学検索の現状と、問題点はよく理解できた。Aiがもたらすものについてもよくわかった。 注目度の高い著者が書いたことで、今後この分野が...
この本を真面目にレビュするには専門外だし、知識不足だし、ボロクソに言われている厚労省の反論もあるだろうから難しいところだ。 でも、監察医制度や死亡時医学検索の現状と、問題点はよく理解できた。Aiがもたらすものについてもよくわかった。 注目度の高い著者が書いたことで、今後この分野が注目されて、議論が活発になることを純粋に期待したい。 ただ一点だけとても気になったことがある。 何度も繰り返し言われているAiのメリットの中に、医療過誤の発見や医療訴訟のための客観的証拠の提示という機能については一切触れられていない。そういう機能はないのだろうか? それともそれは医療従事者側からはメリットではないから触れないのか? とても気になるところだ。 (2008/1/11)
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チーム・バチスタの栄光の著者が明かす「解剖」の現状。父親が地方で小児科を営んでいるので、厚生省の無作為による医療の崩壊はそれなりに意識していたが、「解剖」の置かれた状況も小児科に負けず劣らず酷いようである。産婦人科や小児科ならば、一般市民がサービスの低下を肌で感じることが出来る。...
チーム・バチスタの栄光の著者が明かす「解剖」の現状。父親が地方で小児科を営んでいるので、厚生省の無作為による医療の崩壊はそれなりに意識していたが、「解剖」の置かれた状況も小児科に負けず劣らず酷いようである。産婦人科や小児科ならば、一般市民がサービスの低下を肌で感じることが出来る。しかし、「解剖」は一般市民にとっては縁遠い業務であるだけに、システムの崩壊も市民のあずかり知らぬうちに進行しやすい。だからこそ、こういった啓蒙書は貴重かつ重要だ。
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