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死因不明社会 の商品レビュー

3.4

69件のお客様レビュー

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2009/10/04

無知は罪である。ということを痛感した。 これから医療ってどうなるんだろうという不安を感じさせられた。 わかりやすく、楽しく理解できたが、ちとブラックな話も。

Posted byブクログ

2011/07/15

死亡時に検死の代わりにMRIを使えという提案で、ごもっとも、ぜひそうしていただきたいというのがすべて。こんなに長く書かんでもよかろうに。要するに1体2万円の費用を国が出さぬところが問題だという結論かな。(2009年12月9日)財団法人Ai情報センターが発足したそうな。CTの画像を...

死亡時に検死の代わりにMRIを使えという提案で、ごもっとも、ぜひそうしていただきたいというのがすべて。こんなに長く書かんでもよかろうに。要するに1体2万円の費用を国が出さぬところが問題だという結論かな。(2009年12月9日)財団法人Ai情報センターが発足したそうな。CTの画像をインターネット経由でセンターに送り、読影専門医が死因を判定するとのこと。肝心のCT装置本体の費用はやはり各医療機関の負担になるのか、そうすると根本的な解決になるのかならんのか、よくわからないけど、いろんな方向から制度を整えていくということなのかな?おそらくこの本も、そうした動きを後押ししたものの1つなのではないかと。

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2009/10/04

解剖率の低さに驚く。 死因が解明されないままが普通。 ニュース等で幼児虐待で死亡した子供には、 死因不明で無くなった兄弟が居た。 なんて話を思い出しました。 Aiは遺族にも優しい、医学的貢献も大きい、金額的にも解剖より安い、 見落とされがちな事件性も見抜く可能性有り、それでも...

解剖率の低さに驚く。 死因が解明されないままが普通。 ニュース等で幼児虐待で死亡した子供には、 死因不明で無くなった兄弟が居た。 なんて話を思い出しました。 Aiは遺族にも優しい、医学的貢献も大きい、金額的にも解剖より安い、 見落とされがちな事件性も見抜く可能性有り、それでもなぜ普及しないのか。 しかし読みづらかったー。

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2009/10/04

私には評論だの、小説以外の本を読むのは難しいようです…… 半分以上読みましたが挫折しそう。 海堂さんの熱意がどはぁとこもっています、それだけは確か……だが読み終わらない……

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2012/01/09

日本の死体の解剖率は2%に満たず(遺族の拒否と国費援助がないことが主因)、それ以外は見た感じと触さわった感じで判断する検案で済ませている。そして解剖した場合に検案と死因が食い違う率は20〜30%として、非常に高いものとなっている。こうした日本の現状を死因不明社会として糾弾していく...

日本の死体の解剖率は2%に満たず(遺族の拒否と国費援助がないことが主因)、それ以外は見た感じと触さわった感じで判断する検案で済ませている。そして解剖した場合に検案と死因が食い違う率は20〜30%として、非常に高いものとなっている。こうした日本の現状を死因不明社会として糾弾していく講談社ブルーバックス。『チームバチスタの栄光』の著者だけあって、文章が上手く、平易。ただ、しつこい。必要な内容を重複なく書けば、頁を3割〜4割削れた気がする。筆者が一貫して提唱するのは、Aiセンターの設立と、そうした死因究明に対する国費の拠出である。Aiセンターとは、文字通りAiを行うセンターであり、Aiとは死体画像診断のことである。X線によるCTと、磁気を利用したMRIによる人体内部の画像を駆使して、死因を判定する。筆者はAiと解剖を組み合わせれば、相乗効果により従来の数倍の効率で死因を判定できるという。筆者の提案では、Aiセンターは救命医療センターと大学病院に併設して、死体は全て一旦ここに集め、その後で解剖するか否かを判断すべきであるという。日本には世界でもダントツにCT設備が整っているため、法整備さえしてしまえば、実施は難しくないという。(マンパワー不足という問題はあるが・・・)現在、千葉大の大学病院にはAiセンターが創設されたり、死体画像のコンピュータ診断装置の開発など新たな動きもあるとか。

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2009/10/04

現代日本に出現した不気味な「死因不明社会」。 Aiは救世主となりうるのか。 ブルーバックスに白鳥登場です(笑)。

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2009/10/04

3/20読了 結構難しいのだけど バチスタシリーズの登場人物である白鳥さんが解説しているので 時々むかつきながらも読めました(笑

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2010/03/07

「チーム・バチスタの栄光」「ジェネラルルージュの凱旋」でおなじみの海堂尊が、現在の死因不明の実体を語る。解り易く解説されているのでサクサク読む事が出来ますが、内容が自分自身に対して降りかかってくる話なので、ドキドキしながら読みました。面白かったです。

Posted byブクログ

2009/10/04

日本の解剖率の低さ、死亡時画像病理診断の重要性がいやというほどわかった。小説にでてくる白鳥と別宮のかけあいで書いてあるところがブルーバックスらしくなくしつこく書いてあるせいかな。

Posted byブクログ

2009/10/04

小説でなく解説書みたいな?小説&解体書合体みたいの本でした。小説の登場人物もからませながら、医療の事を説明してたから。AI(エーアイ)死体画像診断という解剖と重ねて、死亡診断を明確にして行こうって、お話。「無知は罪である・・・」 確かに。

Posted byブクログ