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東京奇譚集 の商品レビュー

3.8

470件のお客様レビュー

  1. 5つ

    71

  2. 4つ

    197

  3. 3つ

    139

  4. 2つ

    15

  5. 1つ

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2024/06/11

久しぶりに読む村上春樹作品でしたが、やっぱり良かったです。そこまで印象に残らないものもありましたが、どれも読みやすいしわかりやすい。品川猿が一番意外性と愛嬌のある面白さで良かったです。

Posted byブクログ

2024/05/21

5つの話が収録されているが、“どこであれそれが見つかりそうな場所で“と、“品川猿“が特に面白かった。前者は推理もののようでありながらファンタジーで、後者は何より猿が面白くて笑ってしまった。よくこんな猿というキャラクターを思いつくものだと思った。 「猿の分際でとんでもないことを言...

5つの話が収録されているが、“どこであれそれが見つかりそうな場所で“と、“品川猿“が特に面白かった。前者は推理もののようでありながらファンタジーで、後者は何より猿が面白くて笑ってしまった。よくこんな猿というキャラクターを思いつくものだと思った。 「猿の分際でとんでもないことを言うやつだ。」p241

Posted byブクログ

2024/04/24

作者の短編集読み漏らし③ 個人的にぐうの音も出ない傑作だった。 全ての作品が、設定や描写とは違う部分で勝負している。 日常に異界の雫を一滴落とした様なバランス感に、池澤夏樹の作品世界に通ずるものを感じた。とにかく読みやすい筆力に、“洗練”という単語が浮かぶ。 読み終えた後、自分...

作者の短編集読み漏らし③ 個人的にぐうの音も出ない傑作だった。 全ての作品が、設定や描写とは違う部分で勝負している。 日常に異界の雫を一滴落とした様なバランス感に、池澤夏樹の作品世界に通ずるものを感じた。とにかく読みやすい筆力に、“洗練”という単語が浮かぶ。 読み終えた後、自分若しくは誰かをどこか肯定したくなる様な、作者の押し付けがましくない物事に対する考え方の提示がある。 5篇どれも甲乙付け難いが、『ハナレイ・ベイ』は特に琴線に触れる良さだった。

Posted byブクログ

2024/04/16

特に『偶然の旅人』と『ハナレイ・ベイ』が好きだった。 サチみたいな女性に憧れる。 品川猿が目的で読んだ本だったけれど、読めて良かった。 『品川猿』もそこで出てくるんだ、と。 今度はもう一度、一人称単数の品川猿を読み返してみたい。

Posted byブクログ

2024/03/27

村上春樹3冊目だったけど1番分かりやすく、読みやすかった。 どの話も何がどうなるのか予想がつかず、思わぬ着地をするものばかりで楽しい読書だった。

Posted byブクログ

2024/02/18

人生で初めて、村上春樹の本を読み終えた。(たぶん) すごい人なのは知っているけれど、文章の感覚が合わなかったらどうしよう、と食わず嫌いで避けて通ってきた。文章の感覚は気にならなかった。これから読んでいけそう。

Posted byブクログ

2024/02/01

これはトミー・フラナガンとアルバム、J.J.ジョンソン「ダイアル j.j.5」が好きになる小説である。最初の3ページから登場。 僕個人的には逆で、そのアルバムを中学生の頃に買って、全ての曲の主要メロディーを口ずさんでいた。そのアルバムの2番目の曲の素晴らしさを並べる村上春樹に参っ...

これはトミー・フラナガンとアルバム、J.J.ジョンソン「ダイアル j.j.5」が好きになる小説である。最初の3ページから登場。 僕個人的には逆で、そのアルバムを中学生の頃に買って、全ての曲の主要メロディーを口ずさんでいた。そのアルバムの2番目の曲の素晴らしさを並べる村上春樹に参ってしまった。 つまりアルバムやプレーヤーが好きなだったので、作家を好きになってしまったのであります。

Posted byブクログ

2024/02/01

村上春樹の短編を初読み。 んなアホな!とツッコミたくなる話ばかりだけれどなぜか憎めないし、心のどこかでこの話が本当だったら素敵やなと思っている自分がいて。 おそらくどの物語も完全にフィクションなんだろうけど(作者本人による前書きはとりあえず置いといて笑)、そこはやはり村上春樹でオ...

村上春樹の短編を初読み。 んなアホな!とツッコミたくなる話ばかりだけれどなぜか憎めないし、心のどこかでこの話が本当だったら素敵やなと思っている自分がいて。 おそらくどの物語も完全にフィクションなんだろうけど(作者本人による前書きはとりあえず置いといて笑)、そこはやはり村上春樹でオシャレなファンタジーという印象。 そして、本当に文章が上手い。上手すぎる故にスルスルと読めてしまうから、読む側にとっては瞬時に意味をとらえることができるからどうしても物語そのものが読む側にとって軽い印象になってしまう。 この軽い感じが、私の村上春樹の苦手な所だったけれど、今回短編を始めて読んでみて完全に頭が切り替わった。上手いんやこの人!超絶上手いんや。 そして軽い印象が残る理由もうひとつ分かった。 結末がなぜか明るいんや!それも太陽のような明るさ。 どんなに途中が暗くて理解し辛くても、最後はカラッと抜けている。 最後の猿の話がめちゃくちゃ良かった!動物への愛も感じられて。 短編でもやっぱり村上春樹作品の苦手な所見つけてしまう自分だけれど、ようやく好きな所もいっぱい見つけることができて、これからそれも踏まえて作品を楽しめると思うとワクワクしかない^_^

Posted byブクログ

2024/02/06

Audibleで読了。 摩訶不思議な話の短編集。さっぱりとしていて明瞭で面白くて、読み易かった。 イッセー尾形の朗読のクセが強くて、たまに「違う!この人はそんな話し方じゃないはず!」って言いたくなったが、内容は良かった。

Posted byブクログ

2024/01/27

短編集は手軽に読めるし、長編小説より必ずしも内容が薄いというわけでもなく、しっかりとストーリーとして成立しているので良い。サクサク読めて読書に対するモチベーションが上がるという点は長編小説よりも優れていると思う。

Posted byブクログ