「感情の整理」が上手い人下手な人 の商品レビュー

和田秀樹【著】

2013/08/29

ほどほどの自己愛、メンツにこだわらず、他人を寛大に受け入れることが大事。負の感情を認めつつ上手に出していくことを心掛けようと思った。

2013/06/21

学ぶ時独学よりグループに入る　年取ると相手の感情を知る能力社交力程よい距離感が大事　困った思い込みのもととなる自分のしたことについて考える相手の反応ではない　完全主義をなるべくやめる　できた分に関して自分をほめる　文句も喧嘩も感情を湧き立たせるトレーニング　ほどほどの自己愛　悪感情は口に出さない書く単純な喜怒哀楽は出す　感情を立ち止まって確認する

2013/05/04

○地位や実力が備わった人間が不機嫌になるのは、自分を脅かす人間が台頭してきたとき、メンツや対面にこだわるとき、それまでのやり方が通用しなくなる時である。

○機嫌のいい人は「自己愛＝自分を愛する気持ち」が満たされている、それは人間関係が上手くいっている証拠。

○う思っていることを口にできない関係を身近な世界に持ち込んでしまったら、不機嫌な生活から縁を切ることは不可能、一度我慢してしまえば、二度目からは了解事項となる。

○感情の老化が起きない老人は、自分に非があればあっさり認めること、相手がどんな人間であってもということがポイント。

○１週間に３つの楽しい予定を入れると、残りの４日間も楽しくなる、不機嫌な人の毎日に欠けているのは、こういった楽しみの種である。

○機嫌のいい人は、小さなことでもそれをやり遂げた時に自分を褒めることができる。

○他人を嫉妬したり恨んだりする人間は、たいていの場合、自分では何もしていないことが多い、テーマや目標を見据えてその実現に努力する気持ち（自分自身の世界）を見つめる気持ちが無いから他人に嫉妬する。

○早朝に飲む一杯のコーヒーに幸せを感じる場合、それを家の中のどんな場所で飲むか、どんなカップで飲むか、飲む前には何を終わらせておくか、飲むときにどんな音楽や読書をするかがわかっている。

○心の黄色信号のチェックポイントとして、
・思い込みが確信になってしまい、聞く耳を持たない状態になる。
・完全主義

○自分の考え方がしっかりしていれば、いろいろな人間と意見が合ったり合わなかったりするのも当然、相手の意見にうなずくこともある、二分割思考は柔軟性がなくなり危険。

○忘れ上手な人は、ふだんの生活の中に気持ちの良い時間をたくさん持っている人、身近な人間関係に恵まれて好きな世界を持っている人は、いやな感情が生まれてもすぐに忘れられる。

○勉強でもスポーツでも褒められて自信を持った子供は積極的になるので、その子の能力はどんどんアップする。この原則は大人も同じ。

○一番大切にしたいのは朝の気分、スッキリと目覚めた朝の気分は、新鮮で活力に満ちている。

○たまの遊びも結構だが、感情生活の充実をめざすのであれば、連夜のアルコールよりも毎朝のさわやかな目覚めのほうがはるかに効果的。

○自分を信じるとは、まず自分の中の成長願望を素直に信じること。

○感情コントロールに欠かせない能力として「メタ認知」がある、それを高めるための習慣として、
・自分の心の状態チェック
・知らないこと、できないこと、をはっきりと区分すること

○機嫌のいい人の魅力は、その人と一緒にいるうちに、いつのまにか自分の素直な成長願望を受け入れるようになること、ものごとを肯定的に受け止め、どういう事態にも朗らかな気持ちを失わない生き方がそても清々しいと感じる。

○EQ（対人関係や感情のコントロール能力に重点を置いた知能の考え方）は、２０代よりも４０代のほうが高いことは分かっているが、それも４０代半ばまでで、後半にはEQの低下が始まる、その原因は脳の老化、老人にしばしば見られる「人嫌い」の現象の元となる前頭葉の老化が、４０代後半から始まる。

○EQには５つの能力がある、
・自分の感情を正確に知る
・感情をコントロールできる
・客観的にものごとを考え、自己を動機づけられる
・相手の感情を知る、５）社交能力、４０代後半から4,5の能力が低下する人が出てくる。

○より良い人間関係をつくるには、どういう相手に対しても、ほどほどの距離を置くこと。

2012/11/12

・悪感情は口に出すと後に残るので我慢しちゃえ
・その場の雰囲気や世間体を気にして「いい人」を演じないこと
・他人を嫉妬したり恨んだりする人は自分では何もしていないことが多い
・フットワークの軽い生活要

・心の黄信号キャッチ
①思い込み②完全主義 ⇒こうなってきたらやばい

・忘れ上手になること
・知らないことやできないことを区別する⇒メンツにこだわらない
・ヤマアラシジレンマ ⇒うまく付き合うには、くっつきすぎず離れ過ぎず

2012/09/04

機嫌がいい人は対人関係がうまくいく。
機嫌良くいるためには
・感情を抑えない
・人の良いところをみる
・成長願望を素直に受け入れる

2012/07/15

物心がついたときから課題（解決すべき問題）だと認識しているものの一つに「感情の制御＝整理」があります。言葉にする前には必ず、自分の中で感情が発生して、それをどうするかが判断されていると思います。言葉にしてから後悔するのは、自分がコントロールできない証拠なのでしょう。

この本は今までにも何冊も読ませてもらっている和田氏によって書かれたもので、「自分の感情を制御することで、人間関係にも強くなる」というメッセージが発信されています。

自分の感情を制御することは、公私にわたり重要なスキルと認識しますので、この本に書かれている内容を参考にして、自分に合ったやり方を確立したいと思いました。

以下は気になったポイントです。

・地位や実力が備わった人間が不機嫌になるのは、自分を脅かす人間が台頭してきたとき、メンツや対面にこだわるとき、それまでのやり方が通用しなくなる時である（ｐ２１）

・機嫌のいい人は「自己愛＝自分を愛する気持ち」が満たされている、それは人間関係が上手くいっている証拠（ｐ４５）

・不機嫌な父親にならないためには、気の進まない家族サービスは、はっきりと断るべき（ｐ５５）

・思っていることを口にできない関係を身近な世界に持ち込んでしまったら、不機嫌な生活から縁を切ることは不可能、一度我慢してしまえば、二度目からは了解事項となる（ｐ６３）

・感情の老化が起きない老人は、自分に非があればあっさり認めること、相手がどんな人間であってもということがポイント（ｐ６８）

・１週間に３つの楽しい予定を入れると、残りの４日間も楽しくなる、不機嫌な人の毎日に欠けているのは、こういった楽しみの種である（ｐ７５）

・機嫌のいい人は、小さなことでもそれをやり遂げた時に自分を褒めることができる（ｐ７７）

・他人を嫉妬したり恨んだりする人間は、たいていの場合、自分では何もしていないことが多い、テーマや目標を見据えてその実現に努力する気持ち（自分自身の世界）を見つめる気持ちが無いから他人に嫉妬する（ｐ８５）

・早朝に飲む一杯のコーヒーに幸せを感じる場合、それを家の中のどんな場所で飲むか、どんなカップで飲むか、飲む前には何を終わらせておくか、飲むときにどんな音楽や読書をするかがわかっている（ｐ１０１）

・心の黄色信号のチェックポイントとして、１）思い込みが確信になってしまい、聞く耳を持たない状態になる、２）完全主義（ｐ１１４）

・自分の考え方がしっかりしていれば、いろいろな人間と意見が合ったり合わなかったりするのも当然、相手の意見にうなずくこともある、二分割思考は柔軟性がなくなり危険（ｐ１２０）

・忘れ上手な人は、ふだんの生活の中に気持ちの良い時間をたくさん持っている人、身近な人間関係に恵まれて好きな世界を持っている人は、いやな感情が生まれてもすぐに忘れられる（ｐ１２７）

・勉強でもスポーツでも褒められて自信を持った子供は積極的になるので、その子の能力はどんどんアップする。この原則は大人も同じ（ｐ１３２）

・一番大切にしたいのは朝の気分、スッキリと目覚めた朝の気分は、新鮮で活力に満ちている（ｐ１３５）

・たまの遊びも結構だが、感情生活の充実をめざすのであれば、連夜のアルコールよりも毎朝のさわやかな目覚めのほうがはるかに効果的（ｐ１３７）

・自分を信じるとは、まず自分の中の成長願望を素直に信じること（ｐ１４３）

・感情コントロールに欠かせない能力として「メタ認知」がある、それを高めるための習慣として、１）自分の心の状態チェック、２）知らないこと、できないこと、をはっきりと区分すること（ｐ１５１）

・機嫌のいい人の魅力は、その人と一緒にいるうちに、いつのまにか自分の素直な成長願望を受け入れるようになること、ものごとを肯定的に受け止め、どういう事態にも朗らかな気持ちを失わない生き方がそても清々しいと感じる（ｐ１５４）

・EQ（対人関係や感情のコントロール能力に重点を置いた知能の考え方）は、２０代よりも４０代のほうが高いことは分かっているが、それも４０代半ばまでで、後半にはEQの低下が始まる、その原因は脳の老化、老人にしばしば見られる「人嫌い」の現象の元となる前頭葉の老化が、４０代後半から始まる（ｐ１６９）

・EQには５つの能力がある、１）自分の感情を正確に知る、２）感情をコントロールできる、３）客観的にものごとを考え、自己を動機づけられる、４）相手の感情を知る、５）社交能力、４０代後半から4,5の能力が低下する人が出てくる（ｐ１７１）

・より良い人間関係をつくるには、どういう相手に対しても、ほどほどの距離を置くこと（ｐ１８４）

2012年7月15日作成

2012/06/16

端的に言うと、不機嫌な人は不幸になるということか。生活を楽しみ、人とのかかわりをポジティブに変えることで人生は違うものになる。まったくだが、ではどうしたらいいのか、というと、人へのリスペクトを大切にするということかな。相手のことを尊敬するスタンスでいれば自然と他人からのリスペクトも受け取れ、人間関係も良好に。家族であろうと、会社であろうと、リスペクトを忘れた人間関係は害になるものばかりだ。と常々思っていたのでしっくりきた。

2012/04/02

いまのケースでしたら、「その代わりカレーでも作っておくから」と提案すれば妻も納得するでしょう。
一週間に三つ、楽しいことを探そう。
そして大切なことは、仕事や勉強だけでなく、ありとあらゆる場面で自分を褒める、励ますということです。

2012/03/07

自分の心をこまめに掃除することが大切だとわかった。ちょっとした考え方ひとつで、素敵な生活を送れるのだと実感した。他人を「好き」になること、悪口を言わないこと、心がけていきたい。

2012/02/02

図書館より。

どちらかというと　説得系　の自己啓発本。
NLPやコーチングのような理論やハウツーは存在せず、ひたすら精神論で問いかけてきている印象があり、説得力に欠ける。
（いまどき、ものの見方を変えるとか皆努力していることを知ろうとかそういう言い回しで、簡単に考え方を改善できる人は、よほどのお人好しか、精神論支持者くらいじゃないんかと思う。）

喩え話ひとつとっても、「あなたがこれこれこう行動することで、周りはきっとこう思う。それなら、こう行動した方がいい」という導き方は、正確じゃないし、何より周りの反応のフェーズからすでに著者の思考実験場ででの話でしかない。
これなら、もっと根拠のある言葉で語りかけてくれるNLP本のほうが、わたしなら信頼できるだろうと判断した。

しかし読み終わってからよく反芻してみたら、これ、やたら淡々と硬めの文でつづられていると思ったら、40～50代向きだったらしい。

和田氏の文章は、成功者にありがちな、ひたすらな前向き思考と思考実験の結果の羅列でしかない。
わたしのように、人生に迷い、途方に暮れている人間が読むには、あまりにバイタリティに溢れている。
寄り添うようにともに歩んでくれる書きぶりや、根拠のある心理学系・メンタル科学系の本が好みのかたには向かないだろうなと思った。