押入れのちよ の商品レビュー

荻原浩(著者)

2023/12/15

ちよ、可愛い。幽霊がたくさんでてくる短編集でした。老猫、怖かった。介護の鬼、煮えたぎったおかゆを体にこぼす嫁、怖かった。

2023/12/14

いろいろなテイストの短編集。ブラックだったり切なかったり。「お母さまのロシアスープ」では双子の無邪気さが、余計に切なさと戦争の悲劇を際立たせて胸を打ちました。「殺意のレシピ」「予期せぬ訪問者」のようなコミカルブラックが楽しかった。

2023/01/21

ホラー＋切なさの短編集。

あの乙一さんを水で薄めたような印象。

表紙とタイトルから察して凄く怖そうな物語を期待したんですが、あにはからんや……。

あにはからんや？

たまには声に出してみたい言葉の本日第一位「あにはからんや」（笑）

「押入れのちよ」
「木下闇」
「しんちゃんの自転車」
この３本は実は乙一さんが書いたものです、と言われても納得できる良さがありました。

2022/04/03

短編集。ちょっと怖い話だった。
ちよさんが、無事に成仏できたのか気になる。

***
今ならこの物件、かわいい女の子(14歳・明治生まれ)がついてきます……幽霊とサラリーマンの奇妙な同居を描いた表題作ほか、ぞくりと切ない9夜の物語。

2022/02/13

少し怖くて少し不思議な話がたくさんありました。世にも奇妙な物語にありそうな、不気味な話。ちよちゃんが可愛かったです。老猫の最後、一体何だったのだろうか？文章も読みやすくて良かったです。

2021/05/09

ほっこりする話から、ちょっとゾッとするミステリーまでさまざまな話

お母さまのロシアのスープ　… 叙述トリック的な話。奇病か何かなのかな
コール　… これも叙述トリック系かな。ほっこり、切ないラスト
押入れのちよ　うちにも現れてほしい。
老猫　家が少しづつ猫に支配される
殺意のレシピ　笑えるオチ。
介護の鬼　因果応報系
予期せぬ訪問者　悲しくも少し笑える展開
木下闇　ミステリ系？
しんちゃんの自転車　ほっこり系のラスト。

2018/10/20

ちょっと怖いお話の短編集。でも、ちょっと切なくなってきたりするお話が多い。表題の「押入れのちよ」は、安いマンションの部屋を借りた僕は、なぜそんなに安かったのかが理解した。そこには幽霊がついていたのだ。でも、その幽霊は１４歳のちよ。両親が死んで叔父に引き取られたら家も財産も取り上げられて、南の国に売られてしまい、そこでマラリアにかかって死んだ女の子。人相を見ることが上手で、僕もちよと一緒の生活に慣れてくる。

2018/08/04

介護の鬼はホラーだったけど他のはほっこりホラー
表紙が怖くて電車で立ちながら読むのは気が引けたけどどこででも読みたくなるちょうどよいストーリーが多かった。最後の男の子のお話が切なかったな。

2017/02/03

短編集。どの話も、ややグロ、ややホラー、って感じ。
ただ、ベースにはユーモアがあるので面白く読むことができた。

2016/10/04

短編集ですが幽霊より生きている人間の方が怖かった。あと猫！ユーモラスな話とぞっとする話のバランスが絶妙。ちよやしんちゃんに会いたくなります。