押入れのちよ の商品レビュー

荻原浩(著者)

2015/09/12

ホラー短編集。
お母さまのロシアのスープ / コール / 押し入れのちよ / 老描 / 殺意のレシピ / 介護の鬼 / 予期せぬ訪問者 / 木下闇 / しんちゃんの自転車

ぞっとしたり、コメディだったり、ほっこりしたりと様々にタイプの短編集。全体的にホラーという印象は少ない。
表題作「押し入れのちよ 」は良かった。というか、「ちよ」のキャラクターがとても良かったので、面白く感じた。

2015/08/29

荻原氏の小説の中では、ダントツでお勧めの大好きな一冊。
ホラー短編傑作集だけど、ブラックユーモアあり、切なさあり、ほろりあり。特に、荻原ワールド全開の表題「押入れのちよ」は哀しくて愛らしくて優しくて、心にじんわり広がるあたたかさが味わえる秀作。

2015/07/16

先が読める展開が多い。ややホラーテイスト。
表題作「押入れのちよ」は、ちよが憎めなくて、愛嬌があって癒される。ちよとだったら暮らしてもいいかな。

2015/07/16

知らないで買ってしまったけど一応ホラー小説です。生き死にや悪意が含まれるので、このジャンルは好きではない。短編集なので、毛色は色々でした。

2015/07/02

どのお話もテーマは暗く重い。
しかし文章の歯切れが良くすっきりして読みやすい。そしてちょっと微笑ましかったり、切なかったり、なぜか読後感が良いお話が多い。
悪は必ず裁かれることに救われた。
個人的には「押入れのちよ」「木下闇」が好き。
フィクションなのだけれど、ちよには幸せになってほしいと思う。

2015/06/24

どんでん返しも文章の進め方も面白い！次はどうなるのどうなるのって予想しながら読んでみるんだけど、そしてだいたい思った通りに話が進んでくと思いきや、それを超えるラストが毎回衝撃的だった！そして、こわい！怖い！怖い！！笑

2015/02/23

ちよちゃん可愛いい♪けど切ない…。私ならこんな風に出てきたちよちゃんを受け入れられるかしら…多分無理だな…取り合えず引っ越す。インチキくさい霊媒師におびえるちよちゃんが可哀想でもあり、可愛くもあり。笑えない怖い話から、捉えようによっては面白いものまで。老猫はちょっと猫が怖くなったし、介護の鬼は自業自得だけど責められない感じもあり。コールはほろっと来たし、ロシアのスープはただただ怖かった(・ω・｀)短編集だったのでさらさらっと読めました♪

2014/11/16

9編からなる短編集でとても読み応えがありました。

ストーリーの展開には作者の味が出ていてさすがだと思いました。

全体的に切なくて表紙の写真と本の内容がマッチしているように思います。(*_*)

2014/09/27

ホラーだと思わず読み始めてしまい、怖かったです。
読後感がよくない話が多かったですが、表題作は怖くなかったです。

2014/09/21

短編集９編。
表題作、「しんちゃんの自転車」が良かった。後味の悪いのもありバラエティーに富んでいた。