押入れのちよ の商品レビュー

荻原浩(著者)

2013/10/23

短編9話。怪談話を思わせる表紙だけど、中身はそこまで怖くないです。
ゾクッとする話もあるけれど、シュールだったり、ブラックユーモアだったりの印象のほうが強いです。
表紙の印象とは程遠い1話目の「お母さまのロシアスープ」にはビックリでした。表題作の「押入れのちよ」はビーフジャーキーとカルピスが好きなちよがとっても可愛らしいです。「介護の鬼」「殺意のレシピ」は幽霊でなく人間が怖いです。「老猫」が一番ホラーっぽいなと思いました。
どの話も怖さもあるけれど面白く、それぞれの話のカラーも違って楽しめました。

2013/09/29

コール、ちよ、が良かった。
だが他がグロいものばかりで読んでいてちょっとキツイ。
乙一作品と印象がすごく被る。
気持ちの下がってる時に読むものじゃないな。

2013/09/11

ホラー短編集だけど、あまり怖くはなかった。
気が効いている話が多くてなかなか面白く読めた。
押入れのちよとコールがよかった。

2013/04/02

ブラックユーモアが効いた話、ちょっと良い話、エグい話などバラエティーに富んだ9編の短編集。
表題作は勝手にホラーだと思って読んだのですが、可愛らしく切なくどこか温かさも感じさせるお話でした。
１つの短編だけで終わらせるのは勿体無く感じます。
『老猫』『ロシア～』は後味の悪い幕の引き方がとても好みです。
『予期せぬ訪問者』『殺意のレシピ』は読んでいて度々くすりとさせられました(笑)
唯一読むのがキツかったのは『介護の鬼』。
人の悪意がこれでもかと溢れ出ていて、悪意に絡め取られた狂気が反吐が出る程醜く、ちょっと引きずってしまいました。

2013/01/29

最初から嫌な予感がしていたのだ。不動産屋のオヤジが、恵太が三ヶ月前まで勤めていた会社のクソ課長によく似ていたからだ。

2012/12/18

「ちよ」が可愛い。主人公のちよに対する一風変わった接し方が斬新だった。

短編集なのでこの他にも作品が収録されているのですが、表題作の他は、一番最初の作品が好き。というよりも、他があんまり好みではなかった。
ジャンルはホラーだと思うのだけど、多少グロ系なのが好きであるのならば、気に入るのかも知れない。私は正直、読むに耐えない描写が少しありました。

2012/12/08

ほっこりするのと、ぞわっとするのと、バランスが良い感じで飽きない。
「お母さまのロシアのスープ」と「押入れのちよ」が好き。「殺意のレシピ」は笑えた。

2012/11/13

★2012年SIST読書マラソン推薦図書★
★図書館コンシェルジュ推薦図書★
★図書館コンシェルジュ主催ビブリオバトル準チャンプ本★

所在：展示架
資料ID：10730154

本を読んで読書マラソンに参加しよう！
開催期間10/27～12/7　（記録カードの提出締切12/13）

2012/10/09

１つ目の『お母さまのロシアのスープ』が一番良かった。なぞ（？）が解けたとき、ゾゾゾーッとした。２つ目以降はまぁまぁの『ドキドキ感』で読みごたえはあった。１つずつのお話の長さもちょうどいい。

2012/09/22

ややホラー短編集。押入れのちよとしんちゃんの自転車はホラーというよりあったかい作品。コールも。特にちよのその後が気になる。
老猫は猫好きの友には読ませたくない（笑）匂いの描写がリアルで気持ち悪いくらいだった。