私の男 の商品レビュー
新婚の現在から、おとうさんとのこれまでの生活を過去に遡って、おとうさんと出会うまで読み進めていく。 娘もおとうさんもそれぞれ心に闇を抱え、さらに新たな闇を共有したからなのか、お互いが依存し過ぎて離れ難くなっている。 でもだからと言って、超えてはならない一線を越えてしまう点は理解...
新婚の現在から、おとうさんとのこれまでの生活を過去に遡って、おとうさんと出会うまで読み進めていく。 娘もおとうさんもそれぞれ心に闇を抱え、さらに新たな闇を共有したからなのか、お互いが依存し過ぎて離れ難くなっている。 でもだからと言って、超えてはならない一線を越えてしまう点は理解しがたいなぁ。 読み応えはあったけど、気になる事もあり余りすっきりしない…。
Posted by
読む前はテーマとなっている禁断の愛に嫌悪感があり、評価された作品であり興味深くありながらも、感情移入しやすい私にとっては、読むに当たって吐き気を覚えてしまうのではないかと不安だった。 しかし、読んでみるとどんどんページが進む。それだけ読み応えがある。 所々官能的な表現が妙にリアル...
読む前はテーマとなっている禁断の愛に嫌悪感があり、評価された作品であり興味深くありながらも、感情移入しやすい私にとっては、読むに当たって吐き気を覚えてしまうのではないかと不安だった。 しかし、読んでみるとどんどんページが進む。それだけ読み応えがある。 所々官能的な表現が妙にリアルで、登場人物が抱える闇も深く、とても刺激的だった。 現実ではないからこそ、さらっと読めてしまうのかなと思うのだが、男性よりも女性が読むことを薦めたい。男性では入り込みにくいのではないかと思う。 読み終わって、心に残る作品だった。久しぶりにこれだと思える作品に出会えたと思う。
Posted by
第138回直木賞受賞作。 結婚を迎えた娘と父。秘密を抱えた二人の、現代から過去へと遡っていく物語。 背徳的でエロティック。おぞましいと思いつつも最後(親子の過去)が気になって読み進めるのを止められなかった。 良く言えば余韻のある終わり方。私にとってはあまりスッキリする終わり方で...
第138回直木賞受賞作。 結婚を迎えた娘と父。秘密を抱えた二人の、現代から過去へと遡っていく物語。 背徳的でエロティック。おぞましいと思いつつも最後(親子の過去)が気になって読み進めるのを止められなかった。 良く言えば余韻のある終わり方。私にとってはあまりスッキリする終わり方ではなかった。 最初嫌な女だと思ってた小町さんだけど、可哀想な女性だったんだなぁと勝手に納得。
Posted by
血の繋がりと家族の在り方とはなんなのでしょうね。 こんなに深く人に依存してしまったら、生きていくのが大変でしょうに。花ちゃんの今後も気になるな。
Posted by
花にとって、やっと見つけられた居場所を大切にしたかったのか?お互いの孤独を埋められる相手と、離れることができなくなっていく。 内容自体は、娘を持つ父親には、重苦しい物だが、最終章を読み、少し救いを感じた。仕方が無いのでは無く、彼らは自分達で選んできたのだと。
Posted by
とことん暗くてエロティック。 すこし憧れてしまいます。 せつなさで胸がしめつけられるような小説を久しぶりに読みました。
Posted by
時間を遡りながら話は進み 次々に明らかになる事実やら関係性やら。 暗くてねっとりした男と女の話。
Posted by
主人公の回顧録みたいな感じ。 そろにしても、男と言うのは生まれてからずっと離れてたら娘を女として見れるものなのかねぇ(^=^; まあ美男美女だからかな?(^=^; ★図書館
Posted by
大変印象に残る本。 読み終わった後は、結構不愉快感が残って、もうこの著者は二度と読みたくないと嫌悪したのですが、数週間経つってみるとナニゲに思い出したりして、意外と良かったのかも...とも思ったりする。不思議な本でした。 主人公が結婚し新しい生活をスタートしたら父親が居なくな...
大変印象に残る本。 読み終わった後は、結構不愉快感が残って、もうこの著者は二度と読みたくないと嫌悪したのですが、数週間経つってみるとナニゲに思い出したりして、意外と良かったのかも...とも思ったりする。不思議な本でした。 主人公が結婚し新しい生活をスタートしたら父親が居なくなったという状況から、主人公と父親の過去を遡っていくストーリー。父親との恋愛、血のつながりなどが明かされていく。
Posted by
