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バカにならない読書術 の商品レビュー

3.3

40件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    8

  3. 3つ

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2023/04/19

"読書術"と言われて想像する読書術についての本では無いな、と思った。 でもただ本を読むだけではダメ、というか、勿体無いんだなと感じた。 「本を読む」の深度の違いってこう言うことなのか。と。書いてあること全部を理解は難しくてちょっとできなかったけど、気になる内容...

"読書術"と言われて想像する読書術についての本では無いな、と思った。 でもただ本を読むだけではダメ、というか、勿体無いんだなと感じた。 「本を読む」の深度の違いってこう言うことなのか。と。書いてあること全部を理解は難しくてちょっとできなかったけど、気になる内容ばっかりだったのでオススメ本はちょっとずつ読んでみたいと思う。

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2021/01/17

本に関する内容ではありますが、タイトルと内容にギャップがあります。 前半は養老孟司による読書の効用や読み方について。 後半は三人の著者がそれぞれのお気に入りの本や著者について、ジャンル別に鼎談しています。 話がおもしろい方達なので、雑談だけでも楽しめます。

Posted byブクログ

2019/02/28

本書は2007年発行。 前半は養老孟司氏の読書論であり、後半が養老孟司、池田清彦、吉岡忍の3人の対談である。 後半の対談では、3人がお勧めの本について語り合う。 3人とも読書家でありテーマも多岐にわたるため、お勧めの本の中で何冊かを購入することになった。 しかし、秀逸は前半の養老...

本書は2007年発行。 前半は養老孟司氏の読書論であり、後半が養老孟司、池田清彦、吉岡忍の3人の対談である。 後半の対談では、3人がお勧めの本について語り合う。 3人とも読書家でありテーマも多岐にわたるため、お勧めの本の中で何冊かを購入することになった。 しかし、秀逸は前半の養老先生の読書論である。 子供を育てるとき、知育・徳育・体育の3つが大事だという。 しかしこの3つは、 知育=入力=感覚 徳育=演算=脳 体育=出力=運動 に対応していて、徳育=脳を育てたかったら、入力と出力=身体を動かせば良い。 文武両道、知行合一は、そのことを言っていたのであった。 また、養老先生の本の読み方は、「裏を読む」読み方である。表に書かれている文章から、書かれていないことを推測する。それが書かれない理由を推測する。 そうすると著者のものの見方がよく分かる。 これは著者とのコミュニケーションと言える。 すなわち、読書をするとコミュニケーション能力がアップする。言ったことと言わないこと、その両面が分かればコミュニケーションは円滑になる。 では、どういう本を読めば良いのか。 一つは古典である。古典には猛烈な編集がかかっている。ムダが削ぎ落とされている。 ゆえに、多様な読み方ができる。 さまざまな解釈を試みながら、書かれていないことを推測しながら読むことで、読む力を鍛える。 また、中身だけでなく形を読む。構造を読む。 何が前提になっているのか、アンチテーゼとして示されているのは何なのか、なぜこの本が売れているのか。 こういった構造的なところが分かれば、読書の楽しみが増す。 養老先生には天賦の才能があるのだろう。 膨大な勉強と思索を通して、その才能を磨き上げてきたのだろう。 さらには、膨大な読書を通して、たくさんの気付きを得てきたのだろう。 養老先生の頭脳の秘密が垣間見ることができた。

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2018/10/23

「読み聞かせが子どもの脳にいい」などの通説に反論することから始まり、さまざまな本の論評に終わる。あまり内容はない。 読む本がなくなって困っている人にお勧めしたい。

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2018/10/15

二部構成になっていて、前半は、養老孟司さんが脳の働きという観点から読書や書物のことを書いていて、「読み聞かせ」は本当に子供の脳の発達に役立つのかなど、養老流に書かれています。後半は、ホンマでっかTVに出演されている池田清彦さんらを交え『バカにならない本選び』と言うテーマで好き放題...

二部構成になっていて、前半は、養老孟司さんが脳の働きという観点から読書や書物のことを書いていて、「読み聞かせ」は本当に子供の脳の発達に役立つのかなど、養老流に書かれています。後半は、ホンマでっかTVに出演されている池田清彦さんらを交え『バカにならない本選び』と言うテーマで好き放題に言いまくりです(^^)

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2017/11/15

後半は、知の巨人達の読書に纏わる対談集。読みたくなった本もちらほら。で、前半は養老さん単独の読書論になっているんだけど、この部分には気付きが散りばめられていました。ただ我武者羅に読書というのは、一見正しいように思えるけど、実際にはインプットしているばかりで自分で考えることをしてお...

後半は、知の巨人達の読書に纏わる対談集。読みたくなった本もちらほら。で、前半は養老さん単独の読書論になっているんだけど、この部分には気付きが散りばめられていました。ただ我武者羅に読書というのは、一見正しいように思えるけど、実際にはインプットしているばかりで自分で考えることをしておらず、有意義でない。なるほど。自然と携わる機会が減って、いわゆる体感して学ぶ機会が持てないと、本当の学習力が身につかないかもしれない。なるほど。ともすれば見過ごしがちなそういう諸々を、言語化して言ってもらえると、自身を見つめ直すきっかけになります。これもまた”本の本”の一環として読んだんだけど、上記のような収穫もあり、素敵な読書体験でした。

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2017/01/17
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2007年刊行。◆養老孟司氏のエッセイと、養老氏・池田清彦氏・吉岡忍氏3名による本紹介の二部構成。後者は、言いたい放題の三氏のやりとりが面白い。紹介された本もいくつかは、食指の動く書籍であった。

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2016/10/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本を読むとバカになるという説がある。自分で考えることをしないで本に頼るからだというだ。しかし、知識人の書斎が紹介されているが、たいていは山のように本が積み上げられている。本を読むとバカになるかもしれないが、読まなければもっとバカになることは間違いない。バカにならない読書術とは、良書を選ぶ能力を養えということに尽きる。

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2016/02/10

養老氏、池田氏、吉岡氏の読書紹介が面白い。やはり物書きの人はいろんな本を読んでるだなと感心しきりでした。私は読んでもすぐ忘れてしまうが、お三人はよく覚えており、語ってましたが、またまたビックリでしたね。見習いたいものです。

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2015/04/16

前半の養老先生が書いているところだけ読めば十分かなあ。でもそれも、ほとんど他の本で読んできたテーマと同じだし・・・。まあ、ノーベル平和賞をとったゴアについて、けちょんけちょんに書いているところは楽しめた。後半は3人が好き勝手にしゃべっていて、話がかみ合っているのか、いないのか。紹...

前半の養老先生が書いているところだけ読めば十分かなあ。でもそれも、ほとんど他の本で読んできたテーマと同じだし・・・。まあ、ノーベル平和賞をとったゴアについて、けちょんけちょんに書いているところは楽しめた。後半は3人が好き勝手にしゃべっていて、話がかみ合っているのか、いないのか。紹介された本の中では4冊くらいしか読んだものがない。古典なんかも読んでみたいのだけれど、今の世の中、新書でおもしろそうなのが毎月毎月発刊されるものだから、なかなか古いものに手が出せません。本書も新刊で発行されてすぐ買って読んだのだから。ところで同じ日に発行された「漱石夫妻」も読みたくていくつかの本屋で探したけど、見つからなかった。売れちゃったのかなあ。(その後、「漱石夫妻」も買って読み始めましたが、あまりおもしろくなくて、途中でストップしています。)

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