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バカにならない読書術 の商品レビュー

3.3

40件のお客様レビュー

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    2

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2009/10/04

さすがだ、このトリオ。 この気の抜け具合が絶妙。 そんなトリオのおススメする本だから、一筋縄ではいかないのが当たり前! 「こんな本どこで見つけてきたんですか?」と問いかけたくなるものばかり。

Posted byブクログ

2009/10/07

養老孟司流の読書術本、とはちょっと違う感じがする。著者が3人の連名なのは、本の後半が座談会的な書評みたいになってるから。 第1部「養老流」本の読み方 を読んで一番なるほどと思ったのは、漢字に関するクダリ。 以下、線を引いた所など引用。後半の本選びのところは、あまり興味を惹かれ...

養老孟司流の読書術本、とはちょっと違う感じがする。著者が3人の連名なのは、本の後半が座談会的な書評みたいになってるから。 第1部「養老流」本の読み方 を読んで一番なるほどと思ったのは、漢字に関するクダリ。 以下、線を引いた所など引用。後半の本選びのところは、あまり興味を惹かれなかったので大半を読み飛ばした。 ----------------------- ・「文武両道」… 入力した結果を身体で動かし、身体を動かすことで新たな入力を得る ・漢字を読む脳の場所と、仮名を読む脳の場所は違う   アルファベット・仮名 → 音声と連結した「表音文字」      漢字      → 意味と連結した「表意文字」  つまり、日本語を使うというだけで、脳に特別な負担がかかっている ・日本語は漫画言語である ・「俺たち日本人は漢字をいっぱい知っているから、おまえたちの顔をよく覚えられないんだ」と、外国人によく言う ・本を読むって、結構余裕がいります。人生から一歩引いていないと読めない。 ・人間は一人ひとり違うという前提から入ると、本を一生懸命読む ・読書とはコミュニケーションだ ・村上春樹 → 土俗性がない → だから売れる ・世間と微妙に距離をとるために、本を読むということは非常に役に立つ ・「××××主義」→ マルクス主義ってわかっちゃう  昔のエロ本に「オ×××」とか書いてあって、この方よっぽど卑猥   →「わかる人にはわかってもいいですよ」という文化 ・「客観的」とかいって、自分らが考えた概念なんだということを忘れると「絶対、絶対」の方向に走ってしまう ・親玉は純粋だけじゃだめ。悪いこと全部わかってるやつじゃないと ----------------------- キリがないのでこのへんで。

Posted byブクログ

2009/10/07

養老孟司氏、池田清彦氏、吉岡忍氏の3人での対談方式である。 レベルの高い雑談とでもいおうか、 子供が育つ上で大切な、知育、徳育、体育から始まり、日本や外国での文字の識別方法、 さまざまなメディアでの主張のされ方、 話題の中心的なお勧めの本の紹介など、 贅沢な内容に仕上がっている。...

養老孟司氏、池田清彦氏、吉岡忍氏の3人での対談方式である。 レベルの高い雑談とでもいおうか、 子供が育つ上で大切な、知育、徳育、体育から始まり、日本や外国での文字の識別方法、 さまざまなメディアでの主張のされ方、 話題の中心的なお勧めの本の紹介など、 贅沢な内容に仕上がっている。 男女の情緒において、男が詩なら、女は小説、 男が現象なら女は実体。 要するに男の方が情緒的、観念的であるという意見には、少し不満ではあるが、楽しめたので良しである。

Posted byブクログ

2010/07/27

070311日購入。11日読了。 第一部は養老さんの読書に対する考察、第二部は御三方のリストアップした書籍の紹介である。それにしても養老さんの話は面白い。僕の本棚には今のところ「解剖学教室へようこそ」と「唯脳論」があるが、今回の「読書術」でも養老さんは自分の分野、脳と読書を絡めて...

070311日購入。11日読了。 第一部は養老さんの読書に対する考察、第二部は御三方のリストアップした書籍の紹介である。それにしても養老さんの話は面白い。僕の本棚には今のところ「解剖学教室へようこそ」と「唯脳論」があるが、今回の「読書術」でも養老さんは自分の分野、脳と読書を絡めて話を展開していらした。読書は何かしながらのほうが良い、これは入力、演算、出力という一定の人間の作用を効率的に機能させるからである。二宮尊徳が薪を背負っているのはそういうわけなのだそうだ。言語は左脳で司るが、記号を音声に変換する表音文字(仮名、アルファベット)は頭頂部、文字からそのまま意味が連想できる表意文字(漢字)は側頭部で処理している。漢字が読めなくなってしまった人は漫画も読めなくなるらしい。それは漫画の絵は漢字と同じ、意味を表す図形なのだ。日本の漫画が面白いのは日ごろから漢字を使っているからというわけだ。偶然のも御三方全員の本を僕は読んだことがあった(「憂鬱な世界の先端」「科学とオカルト」)。お世辞抜きにどの本も僕の知的好奇心を刺激しまくった素晴らしい本だった記憶がある。というか吉岡忍さんが哲学にも精通していることを知って驚いた。リストアップされていた本の中にいくつか読みたいものがあった。「ぽるぷと革命史」「ユーザーイリュージョン」「悪童日記」など。朝日新書は文字も大きく、テーマも岩波や文春などとはカラーが違い、読みやすい。1時間ほどで読んだのだが得るものは多かった。

Posted byブクログ

2009/10/07

2008.1 思った以上に分かりやすい文章というよりちょっと簡潔すぎるかも・・。 でもオススメ本はいくつか読んでみたいのがあった。

Posted byブクログ

2011/08/03

3人の鼎談もさることながら、第1部の「「養老流」本の読み方」は脳の働きと読書という観点から語っていて面白かったです。お三方が挙げた本は、ごく一部を除いて読んでおりませんでした。

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2009/10/07

「読書とは脳を使った運動だ!バカにならないためには読書で脳を揺さぶれ!」と養老先生が読書術を開襟しています。本に限らず通説の裏を読め、全体から観ろ!と檄を飛ばし、虫仲間の生物学者とノンフィクション作家の読書鼎談がついてます。博覧強記の先生方は哲学書からミステリー、アメリカがわかる...

「読書とは脳を使った運動だ!バカにならないためには読書で脳を揺さぶれ!」と養老先生が読書術を開襟しています。本に限らず通説の裏を読め、全体から観ろ!と檄を飛ばし、虫仲間の生物学者とノンフィクション作家の読書鼎談がついてます。博覧強記の先生方は哲学書からミステリー、アメリカがわかる本等々、知識と教養をぶちまけあいながらお勧め本を挙げていきます。深い世界ですな。

Posted byブクログ

2009/10/04

読書術を期待していた。 前半は「ながら読み」という読書術のみ。 後半の鼎談は本の紹介のみ。 退屈で自分に向いていない本だった。 最後までとても読む気になれず、リタイア。

Posted byブクログ

2009/10/04

子どもに本の読み聞かせをするより、外で遊ばせた方が、脳の発達に有効だ。読み聞かせは大人が自分の為に時間を使っているという実感を与え、愛情を感じさせるものだ。と養老先生は言います。

Posted byブクログ

2009/10/04

養老孟司氏が前半では読書と脳の関係について語り、後半は3氏によるテーマごとのオススメの一冊を紹介する形になっている。 後半は良くありがちな書評だが、前半の、読み聞かせなどはあまり意味がなく、運動などを身体を動かす体験を通じ、読書する能力も上がっていくという説は面白い。

Posted byブクログ