十角館の殺人 新装改訂版 の商品レビュー

綾辻行人【著】

2024/04/03

館シリーズの最初の作品であり、映像化不可能と呼び声の高い、叙述トリックが非常にしびれる名作。
彼の“あだ名”を明かすシーンを初めて読んだときの衝撃は忘れられない。

自分の中でミステリ作品の評価には2つの軸があると思う。
1つはミステリとしての完成度、もう１つは物語としてのストーリー性である。
本作品は前者に大きな比重があり、犯人の想いなどそこに接近するようなストーリー性は弱いと感じた。

この点に関しては、エラリィの冒頭のセリフが答えてくれる。

「推理小説(ミステリ)は、あくまでも知的な遊びの1つなんだ…“社会派”式のリアリズム云々は、もうまっぴらなわけさ」

2024/04/02

ずっと読みたかった作品で映像作品を見る前に読んでおきたいなーと思って手に取りました。
なぜもっと早くに読まなかったんだと後悔するほどに面白かった! ! 孤島×特殊な建物の組み合わせなんて最高すぎる。
ニックネームの意味が明かされた時の衝撃はすごかった。まさに衝撃の一行。
……えっ…?! って思わず声が出ちゃいましたΣ(๑°ㅁ°๑)
この館シリーズはきっとどの作品も面白いんだろうなぁ。ぜひ追っていきたいなー(っ ॑꒳ ॑c)

2024/04/02

衝撃の一文、は本当だった。笑
書籍だからできるあの感じ、ページを巡った時にヒヤリとして部屋が冷たく感じるあの感じ、映像で表現できるのかな、、、、

登場人物が多い為ノートに少しまとめながら読んだら、探偵気分で楽しかった、自分の中でミステリの新しい読み方ができて楽しかった。
のに、犯人はやっぱり当てられなかったのが悔しい。笑　綾辻さんの本は初めてだったが、他の殺人シリーズも読んでみたいと思う

2024/04/02

ドラマ化するから早く読んでおこうと思って読み始めた。島で起こる出来事と、その外で起きている出来事が絡み合いながら進むんでいく。
所謂1行の衝撃には、えっ！ってなったけど、読んでいる最中に配信の予告ポストが目に入ってしまい、それだけで犯人が絞られてしまったから驚きの衝撃度が少し下がってしまったのが残念だった……本は悪くないけど……。その後の怒涛の解決編で、すげ〜！ってなってた。面白かった！すぐ読み終わってしまった。

2024/04/01

面白かった、、
被害者たちがミステリ研究部ということで、トリックをその都度見破って解説してくれるので読みやすかった。
エラリイがすごくタイプで、、真っ先に殺されそうだと思ったらラストまで残ってくれたので、、嬉しかったけど、最後に自殺扱いされてたとこからすごく悲しかった、、まさかこんなに推してしまうとは、、エラリイは本気で中村青司が生きてると思っていたわけではなくて、、最後まで仲間を信じたかったんじゃないだろうか、、最期まで。それが叶ってよかったよと自分を慰めている。
もう一度言う。。こんなに推してしまうなんて。。。
エラリイを失った後の種明かしなんて、炭酸が抜けたコーラのような味しかしなかった。
そこまでめちゃめちゃ面白かったから⭐︎5だったけど、、エラリイのことが悲し過ぎて⭐︎4にした。。
悲しい。。明日の仕事頑張れないかもしれない。。

2024/04/01

ドラマ化したので慌てて読了。
ここ最近読んだ中で1番と言って良いほど面白かったミステリー小説。
続きが気になり過ぎていつもよりハイペースで読了。
ずっと犯人予想してたけど衝撃の1行で
完全に騙されたー！！となった。
そしてもう一度読み直したい。
これは館シリーズハマりそう。
ドラマがどう再現されてるのか気になる…見よう。

2024/03/31

衝撃の一行にやられた。
そこを読んだ時にどうやって？って謎に溢れた。
そこからの結末まで気づいたらノンストップで読んでいた。

2024/03/31

3月の終わり、ザワザワとした春の気配を感じ始める。『十角館の殺人』の季節はこの頃じゃなかったかと本棚から取り出したら、まさに事件が始まっていた。31日までに、物語でも31日が終わる第十章まで読む。

10年以上前に買って、今まで5回以上読んでるけど、p,402のたった一行の衝撃は今読んでも新鮮に胸が高鳴る。

綾辻行人の〈館〉シリーズ、特にデビュー作の本作から始まった中高生の時の読書によって、私は哲学への興味が芽生えたのだと思う。哲学、ひいては学問とは、日常の中で感じる「？」や、発見する「！？」から始まる。「？」や「！？」に対して注目すること、論理的に解決していくことに親しみを持ったのは綾辻行人を初めとするミステリー作品による部分が大きい。

2024/03/30

何故か"衝撃の一行"を"衝撃のラスト一行"と誤認していた為、ラストよりも前にもっと衝撃的なのがあるだろ！と読み終わったあと無意味に憤慨してしまった。
"衝撃の一行"は確かに"衝撃の一行"で、十分は先を読み進められなかったです。

2024/03/28

超有名ミステリーの金字塔。
ずっと読んでみたかったし、実写化も観たい！と思ってこのタイミングに手に取りました。
みんなの言う「あの1行」本当にやられました。完全に油断してた。家で読んでてよかった…「え？！？！？」ってデカ目の声出ました。