十角館の殺人 新装改訂版 の商品レビュー
こんなトリックがあったのか…。 全くもって見破れず。 エピローグを読み終わった後、プロローグを読み返しました。 審判は下されたのだろう。
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海外ミステリに全然詳しくないのでエラリイもカーも初耳だった。 小説だからこそのトリックが面白かった。名前が本名ではなくあだ名であるのも先入観に引っ張られていたことに気がつく。 殺しの動機は不十分とは思わないけど、もう少し犯人の孤独やその慰めについて知りたかった。なんというか、復讐...
海外ミステリに全然詳しくないのでエラリイもカーも初耳だった。 小説だからこそのトリックが面白かった。名前が本名ではなくあだ名であるのも先入観に引っ張られていたことに気がつく。 殺しの動機は不十分とは思わないけど、もう少し犯人の孤独やその慰めについて知りたかった。なんというか、復讐を捧げた相手を神格化し過ぎてないか?それでいて姿が見えなくなったから自白(みたいなもの)するのは、もったいないなぁと思った。犯人に肩入れするわけではないけど。 ふと思ったけど、探偵が解決できず犯人が勝つ、または犯人の逃亡を許すミステリーってあるんだろうか。
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実写化が決まったというネットニュースを目にして興味がわき、読みました。 時は1986年。携帯電話が世に出ていない頃のミステリーです。 大学のミステリ研究会のメンバー7人が無人島を訪れ、風変わりな十角形の館で過ごします。 ミステリ研のメンバーが島に来る半年前、十角館の北側にあった青...
実写化が決まったというネットニュースを目にして興味がわき、読みました。 時は1986年。携帯電話が世に出ていない頃のミステリーです。 大学のミステリ研究会のメンバー7人が無人島を訪れ、風変わりな十角形の館で過ごします。 ミステリ研のメンバーが島に来る半年前、十角館の北側にあった青屋敷が炎上して全焼。 十角館と青屋敷を建築した男とその妻、使用人夫婦の合計4人の死体が焼け跡から発見されるという事件がありました。 その事件は「謎の四重殺人」と報道され、真相はわかっていません。 ミステリ研のメンバーが島を訪れるタイミングで新たに次の事件も幕を開けます。 本土でも探偵が登場し、島と本土で本格推理が繰り広げられ、謎解きに参加するような気持ちで読み進めました。 文庫本の解説にもあるのですが、この作品は「孤島もの」「吹雪の山荘もの」と呼ばれるジャンルにあてはまります。 伝統的な型があるわけですから、作者は他の作品と違いをつけるために誰もが思いつかないような独自のトリックを考え出さなければなりません。 事件の真相が見えた一瞬が意外すぎて、最初、うかつにも重大な一行を読み飛ばしてしまいました。 「あれ? 今、すごいこと書いてなかった?」と思考を戻し、ページも前に戻し、一歩遅れて大変驚きました。 読後、興奮冷めやらぬままhuluで実写版を見て、よく映像化したなぁ、頑張ったなぁと感心しました。 原作もドラマもどちらも面白かったです。
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すっごく面白かったです! 「衝撃の一文」は本当に衝撃でした。思わず「え、?」と声に出るほどです。小説の可能性に魅せられました。 もう何書いてもネタバレなので何も言えない…ギリギリを攻めて書くと、ミステリーって膠着状態が続くと飽きてしまうことも多いのですが、この本は島と本土に分かれ...
すっごく面白かったです! 「衝撃の一文」は本当に衝撃でした。思わず「え、?」と声に出るほどです。小説の可能性に魅せられました。 もう何書いてもネタバレなので何も言えない…ギリギリを攻めて書くと、ミステリーって膠着状態が続くと飽きてしまうことも多いのですが、この本は島と本土に分かれて話が展開するので全く飽きませんでした!むしろ続きが気になってページをめくる手が止まらなかった! これは映像化できないのでは、?と思うけどするんですよね…気になる… 素晴らしい作品に出会ってしまった( ; ; )♡館シリーズ全部読みたいなと思いました。
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※このレビューにはネタバレを含みます
25年以上前に旧版で既読。ネタはほとんど覚えておらず、今回も初読同様の驚きを得ることができた。特段、賞を受賞したわけでもないデビュー作である本書が、世に出たこと自体すごいことだと思うし、その後の新本格の流れを見ると、先頭バッターである本書の功績は大きい。大ネタにはもちろん驚くけれど、エピローグでの話の閉じ方も当時、新しかったんじゃないかなと想像する。この作品がどんなふうに実写映像化されたのかはとても興味がある。
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ストーリーの先が知りたくて、一気に読み終えた。 ミステリー小説は久々に読み、この小説家の本は初めて読んだが飽きずに読めた。 物語の設定や展開が面白かったし、最後の最後まで犯人が分からず、知った時には「え?」と思わず口にしてしまった。
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新本格ムーブメントの聖典的作品。叙述トリックが巧みで読みやすかった。別府が舞台の一つなのがいいな。なかなかグロテクスでもあり暗澹たる気持ちにもなった。
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・“映像化不可”な作品が実写化 ・あの1行を読むだけで全てがひっくり返る この2つが気になって気づいたら手に取っていた。 初めは登場人物のあだ名がカタカナで誰が誰かよく分からなくて少し挫折しかけた。正直このあだ名意味あるのかな、、ってね。だけど最後まで読んで分かったけど、このあだ名もトリックの一つだった。 “あの1行”を読んで実際鳥肌立ったし、びっくりして一瞬時が止まった。 本当にどうやって映像化するの?!
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うーん、有名な作品みたいだけど、全然好みではなかった。有り得なさすぎて、アニメみたいだったなあ。人が死んでいくのが軽い感じでリアリティなくて。連続殺人企てるわりに、犯人の動機がひしひし伝わってくるような文章もなかったし…誰にも感情移入できないし、入り込めなかったなあ。残念。 なに...
うーん、有名な作品みたいだけど、全然好みではなかった。有り得なさすぎて、アニメみたいだったなあ。人が死んでいくのが軽い感じでリアリティなくて。連続殺人企てるわりに、犯人の動機がひしひし伝わってくるような文章もなかったし…誰にも感情移入できないし、入り込めなかったなあ。残念。 なにがそんなに高評価されてるの?ってくらい…。そうか、35年前?の本か。私は違う本で似たような感じの流れを知ってしまってて。なんかこれは古い感じがして。全体の文体も特に魅力的な言い回しとかないし…ここの場面のこの言い回しがすごいすき!とか、どの本にもあるけど、今回は全然なかったー…展開も別にどうってことなかったー…ヴァン?があだ名だって言ったところが、1番の衝撃ポイントねぇ…はあ…はいい…こういうのがミステリなの?本vs読者って感じがもりもりで苦手だなあ。もっと私はただただ世界観に引きこまれたい。
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衝撃の一行に「えっどういうこと?」と混乱しながらも、最後まで読んだ時には、「やられた〜」と感じた。とても読みやすくすぐに面白いと感じることが出来た。
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