十角館の殺人 新装改訂版 の商品レビュー
読みやすいのにしっかり面白い。伏線回収が気持ちいいのと同時になぜ読んでて気づかなかった??という悔しさも味わえるシンプル良作。ただ自分が横文字ネームに弱いせいで、登場人物が途中この人どっち…?ってなった。辛い。
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とても面白かった。 犯人は誰かという答え合わせが1文で行われたのにはとても衝撃を受けた。読み進めていく中でこの人が犯人なんじゃないかと自分も推理をしながら読んだがことごとく外れていてそれもまた楽しいと感じた。
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すごく、面白かった。衝撃の一行というのがこの本のPOPだったのですが、まさにその通りでした。どうして映画化不可能と言われていたのかも納得しました。記憶を消してもう一度読みたい! ただモヤモヤしているのはどうやって映画化するのか?ということですね。
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一番重要な場面であまり考えずに、「同じニックネームだねー」と軽く読み流してしまった… しばらく読み進めた後で、「同一人物だったのか!?」と気づく。衝撃を受け損なった。。。 最後の一文と聞いていたので、イニシエーションラブみたいに最後の最後に来るのかと思っていた。
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ネタバレは読まずに読むべき。 「最後の一文で全てがひっくり返るらしい」とだけの前情報でネタバレは読まずに読破。 見事に騙されました。 思わずパラパラとページをめくって色々と確認してしまうと、ちゃんと伏線も回収されていてミステリーなのに読んだ後の気分は爽快。 改訂版...
ネタバレは読まずに読むべき。 「最後の一文で全てがひっくり返るらしい」とだけの前情報でネタバレは読まずに読破。 見事に騙されました。 思わずパラパラとページをめくって色々と確認してしまうと、ちゃんと伏線も回収されていてミステリーなのに読んだ後の気分は爽快。 改訂版の方がオススメ。
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この本の核心となる1文を読んだ時に2人が同一人物であることに気付けず、この本の一番の味わい部分を逃した。 人物像を明確に思い浮かべながらストーリーを追い、また登場人物の名前や地域・施設の名称にももっと気を配へば良かったと非常に後悔。もしそうしていたら、あの1文で呆気に取られながらも、何かとんでもないことが起こっているというトリックへの期待感、高揚感が味わえたと思う。全容を知りたいはやる気持ちを抑えながら読むのはどれだけ楽しかったことか。 アガサはソフトソバージュの美人、オルツィはパットしない印象の平凡な女性という風に割りかし分かりやすいイメージを描けていたが、男性陣は結局最後まで脳内に描ききれずにいた。エラリイは一応は探偵役だから知的な印象の人物像をイメージ出来ていたが、ポウ、ルルウ、カー、ヴァンは体躯や顔立ち含め、印象があやふやで、それが最も重要な一文にピンと来なかった最大の理由だと思う。GW中の読了を目指して少し読み急いでいたことも理由の一つだろう。数日間の費やした時間が水泡に帰したなんとも言えないやるせなさと、この良作を二度と楽しめないことへの後悔が残るのみ。 作品自体は、ストーリー、トリックいずれもが上質で素晴らしいものだと思う。もう少し人物描写、情景描写が分かりやすければ。
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しっかり驚いた!絶対に驚かまいと意気込んで読んでたのに!! そのページをめくった瞬間、思わず「え?」て声が出そうになった。バスの中だったから我慢したけど。察しの悪い私はそれだけでは事の顛末を把握することができず、次章を読んではじめてトリックを理解し「やられた!」という気持ちに。全員=6人であぁ……と。 以前から気になっていた作品で、みんながみんな「衝撃!」と口を揃えて言うもんだから、逆張り精神が働き「私は驚かないぞ」という気持ちで読み始めたんですけどね。こんなふうに一人一人の特徴をメモしながら。書かれてあることをそっくりそのまま書いていったわけです。 ポウ(本名?) 大柄、髭、太い眉、細い目 色褪せたジーンズ、水色シャツ 煙草(ラーク) オルツィと幼馴染み 医学部4回生 タバコの銘柄とかも律儀にメモしてましたね笑。 最初、ニックネームがある時点で本名も明かされるものだと思っていたので、明かされたら順次書き加えていくつもりだった。 後にルルウのものだと判明する本名が出てきたとき、一人だけ本名が出てるのおかしい!こいつなんかあるぞ!と名推理した気分になってたのが恥ずかしい笑。ばかだなぁ。むしろ“明かされていないもの”に着目しなければならなかったのだと。 叙述トリックの作品は数冊読んだことがあるくらいだったが、この作品を読んで“書かれていること”より“書かれていないこと”のほうがよっぽど重要だと痛感した。 しかし、あの一行が来るちょっと前にも「巽昌章」という名前は出ていたので、察することはできたわけですね。守須の初登場シーンに巽ハイツに住んでいることがはっきり山括弧付きで書かれています。そりゃあ300ページも読んでるうちにマンションの名前なんて忘れてるに決まってるのであの一行に驚かされるんですけど! ところで、ルルウが殺される直前に取り憑かれたように外に出て行ったのはなんでだろうとか、なぜ焼身自殺に見せかける最後の一人を「第六の被害者」ではなく「探偵」としたのか(この括りがあることによって犯人は2人いるのだと考えていた)、プレートが焼け切らず残ってしまった場合に「第六の被害者」のプレートがあれば自殺ではなく他殺だと推測されてしまうからだと思ったが、それならプレートがそもそも7枚ある時点で怪しくなってしまうわけだし。犯人は「臆病」な性格だったから、最後の一人に油断させるためとかかなぁ。そんなふうに少し腑に落ちないところはあったので、なんらかの解釈を持ってる人がいたら聞いてみたい。 「記憶を消してもう一度読みたい」という感想が度々見られますが、その通りです。ただ、叙述トリックだとか、たった一文に驚かされるとか、そういう情報も一切抜きにしてハイッと渡されて読みたいなぁ。それがもう叶わないのが悔しいです。 ちなみにこの本、1泊2日の一人旅の暇つぶし用に購入し、自宅に帰ってくる頃にはすでに読み終えてました。驚異の一気読みでした。
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2024.05.05 読了。 おもしろいミステリーのランキングに必ず入ってくるのに読んだことがなかったので楽しみにしていたんだけど、事前に知ってしまった「衝撃の〇〇」の〇〇を知らない方がもっと楽しめたんじゃないかなぁと思って悔しい限り。 物語は孤島の館で連続殺人が起こるという...
2024.05.05 読了。 おもしろいミステリーのランキングに必ず入ってくるのに読んだことがなかったので楽しみにしていたんだけど、事前に知ってしまった「衝撃の〇〇」の〇〇を知らない方がもっと楽しめたんじゃないかなぁと思って悔しい限り。 物語は孤島の館で連続殺人が起こるというまさに王道。馴染みがありつつも飽きることはなく楽しく読めた。登場人物たちがお互いをあだ名で呼び合うので、誰が誰だったかわからなくなり途中からメモをしながら読んだ。それもまた楽しい。
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犯人は…あんたか!!!! とハッとさせられた作品。 とある"名前"が出た時、実は気づいてなかった笑 さすがにそこで犯人は明らかだったのに、 後の全然関係ないところで「犯人はあの人!!!」と 堂々と指摘してたのだが、もうその前に 犯人誰か判明しちゃってるんだよねぇ…苦笑 ともあれ、こういう古き良き 孤島殺人事件×探偵は、 たとえ何番煎じであろうが最高すぎる。 探偵って……良いよね…!!!☆ ただ最近、格好良い〜!!!と思って 推しつつ読んでいる探偵役が、 最終的に雑で肝心なところで間が抜けてて 犯人が上手ゆえ結局死んじゃうパターンが多くて、 探偵推しとしては涙ちょちょ切れながら読んでる… 今回の作品は、とても綺麗にエンドを迎えていて 妙に落ち着いてスッキリとした読み味だった。 二視点構成なのも、新鮮で面白かった!! 館シリーズなんだね! 他もめっちゃ気になる……!!!
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昔の作品とは思えないくらい読みやすかったですね〜 実現させようと思えばできそうなちょうど良い塩梅の殺しのトリックと、犯人の巧妙なアリバイ作りが凄かった。犯人がわかった時のあの一文は鳥肌だったし、最後の終わり方も洒落てるな〜って思いましたね...
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