十角館の殺人 新装改訂版 の商品レビュー
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ネタバレ含む感想書きます注意!!! 読みやすく面白かったです。 衝撃の1行には私もやられました。 映像化できないと言われる所以もわかりました。確かに映像化した瞬間ネタバレになるw 犯人の動機に感情移入しなければ痛快な推理物として楽しめます。 感情移入しようとしたり現実に即して考えようとするとツッコミどころは満載です。 彼女が酔わされてレイプされたとかなら分かる… 急性アル中で、あのメンバーの誰が率先して彼女を潰したのかも分からない… 後で殺したくなるほど憎むなら飲み会は同席して遠くから見守るとかしてあげましょうね〜 と思ったりしました。 あとアリバイ作りのための行動力と体力が悟空の瞬間移動ばりで少し面白かったです。 総合的にはすごく良かったです。 さすが不朽の傑作だと思いました!
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あの一行のページを捲った瞬間思わず本を投げてしまいそうになりました。 もう一度読み返したいと思います。
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綾辻行人氏の『十角館の殺人』は、本格派ミステリの名作として広く知られています。この作品はミステリ愛好家には必読とも言えるでしょう。長い間読みたいと思っていたため、手に取れたことがとても嬉しかったです。 “彼は、彼らをー彼ら全員を、「復讐」の名の下に裁こうとしている“ プ...
綾辻行人氏の『十角館の殺人』は、本格派ミステリの名作として広く知られています。この作品はミステリ愛好家には必読とも言えるでしょう。長い間読みたいと思っていたため、手に取れたことがとても嬉しかったです。 “彼は、彼らをー彼ら全員を、「復讐」の名の下に裁こうとしている“ プロローグから、犯人と思われる人物の動機が展開されます。事件の舞台となる十角館は、孤島・角島にあり、館を建てた中村青司が半年前に不慮の死を遂げた不吉な場所です。登場人物たちは、それぞれミステリ作家の名前を由来とするニックネームで呼び合います。ニックネームが覚えにくかったので、紙に名前と特徴を書き出しながら読み進めたことが、謎が解明されたときの理解を深めるのに役立ちました。 物語は、中村青司の死に関連する外部犯説と内部犯説の間で緊張が高まり、次々と起こる殺人事件によって恐怖と混乱が広がります。加えて、角島とは別に本土でも中村青司の焼死事件の謎を追い続ける展開は、読者を一層引き込みます。 「一行で全てがひっくり返る」瞬間は思わず感嘆してしまうほどの衝撃でした。 この作品はミステリ初心者から熟練の愛好家まで幅広く楽しめるおすすめの一冊です。 綾辻行人の『館シリーズ』の他の作品にも手を伸ばしたいと思います。
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島での登場人物がカタカナの人たちで、複数いたので、混乱し少し読みずらかったが、本土のほうは読みやすかったので、なんとか読み進められた。途中からは面白さがどんどん増してきて、あっという間だった。犯人の正体はなんとなく怪しい人がいたのでまぁ·····でしょうねという感じでしたが、明か...
島での登場人物がカタカナの人たちで、複数いたので、混乱し少し読みずらかったが、本土のほうは読みやすかったので、なんとか読み進められた。途中からは面白さがどんどん増してきて、あっという間だった。犯人の正体はなんとなく怪しい人がいたのでまぁ·····でしょうねという感じでしたが、明かされ方がなんともあっけなくて。
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※このレビューにはネタバレを含みます
ミステリーは子供の頃から大好きで、ルパンやホームズ、マガーク少年探偵団(だっけ?)に始まり、最近はドイル・アガサ・エラリー・横溝正史のような古典(?)を読んでいる。これも古典と言えば古典なのかな、と手に取ったのが本作。 今まで読んだミステリーの中で最も戦慄が走ったのは「そして誰もいなくなった」だった(当時は一人暮らしをしていて、読みながら寒気が走った記憶あり)が、本作は「そして・・・」へのオマージュ十分。更に言うと、犯人の明かし方が秀逸。展開上、これは映画化できないね。 残念だったのは、本作上での犯人の明かされ方(暴かれ方)。残り40ページ近くあって、どうやって明かされていく(暴かれていく)のかと思って最後のデザート的にワクワクしていたのだが、ビンに入った手紙て。しかも残りのページのほとんどが後書きと解説て。最後の尻すぼみ感がもったいなかった。
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いやー噂の1行まで完全に騙されていました。そしてあの1行で全てを裏切られました。これはもうファンになりますね。
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カタカナの登場人物が7人も登場したため、情けないと自覚しつつも紙に登場人物と特徴を書き出しそれと照らし合わせて読み進めた。その努力が実を結んだのか、読んだ後の満足感が大きかった。 終わり方が粋で好きだった。日本のミステリーの礎、と堅苦しい二つ名が付けられている事に反して、読み易か...
カタカナの登場人物が7人も登場したため、情けないと自覚しつつも紙に登場人物と特徴を書き出しそれと照らし合わせて読み進めた。その努力が実を結んだのか、読んだ後の満足感が大きかった。 終わり方が粋で好きだった。日本のミステリーの礎、と堅苦しい二つ名が付けられている事に反して、読み易かったように思う。 ミステリー好きには是非おすすめして、読み進める中でいつ犯人に気付いたかを酒の肴にするささやかな夢ができた。
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オリジナルを読んでから、20年以上経って新装版を読み直し。犯人は分かりながらもディテールを失念してしまったので、読み返しは楽しかったです。引き込まれて短期間で読み終わりました。館シリーズをこれを機に読んでいきたいと思うパワーのある作品。
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本屋でも置きまくり、YouTubeでも度々取り上げられていて、さらに映像化までされるということで読んだ。 軽い気持ちで始まった合宿で大学生たちがどんどん事件に巻き込まれていき、それぞれの怒りや恐怖が増して壊れていく様はとてもつらい気持ちになりながらも楽しめた。 噂通り例の一文で一気に状況が変わって見え、リアルに口が空いて塞がらなかった。 自分が産まれるよりも前の作品でありながらお話やトリックに古さを感じず(自分が読書初心者というのもあるが)、非常に楽しめた。 ミステリー研究会のメンバーが登場人物ということで様々なミステリーの要素が出てきたため、古典的な作品もどんどん触れていきたい。
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