文章のみがき方 の商品レビュー
大学の課題図書で読んだのだが、読みやすく且つタイトル通りのエッセンスがわかりやすくいい切り口で書かれていてとても勉強になった。 文章を書くことの奥深さが伝わる 2023.6.10 95
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もっと軽い内容かと思ったら思いのほか深く、何度も読み返したくなる。 文中に紹介されている作家たちの努力や創作に対する姿勢もすてきだ。
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文章を書く際のコツを様々な角度から紹介。リラックスしていて、流れるような文体。武田泰淳の引用が印象的。
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作者が出会った文章論・作品から、学んだことをまとめた本。 全部で38の章に分かれている。 自分を戒めるためか厳しい視点が多く多少の説教臭さがある。1章と2章はためになる話がいっぱい。後半は「文は心」の心の鍛え方についてが多い。 「借り物でない言葉で書く」より ①自分にしか書けな...
作者が出会った文章論・作品から、学んだことをまとめた本。 全部で38の章に分かれている。 自分を戒めるためか厳しい視点が多く多少の説教臭さがある。1章と2章はためになる話がいっぱい。後半は「文は心」の心の鍛え方についてが多い。 「借り物でない言葉で書く」より ①自分にしか書けないことを ②自分の感覚、心でとらえ ③借り物でない自分の言葉で ④誰にでも分かる文章で書く。
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「文章を書く」という事についてあまり深く考えた事がなかったので、とても興味深く読めました。 文章を書く人がどんなところに気を配って書いているのかが少しわかったので、これからは読書をするのがさらに楽しくなりそうです。
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人によってはやり方が少し古くさいと感じるかもしれないし当たり前なことしか書かれてないけど、忘れていた当たり前なことの大切さを気づかせてくれる良本だと思ってます。文章力アップに近道はないのだと教えてくれる良書。名作家の小説やエッセイを引用して解説してるのもgood オススメです。
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書き方の本はありふれているが、本書は、文章上達するための秘訣をこれでもかと詰め込んでいる。それも名だたる書き手の作品を渉猟したアンソロジーテイスト。 トップバッターから吉本ばななと名うてをぶつけてくる。 基本→書く→推敲→修行 と段階を踏めるように配列されているが、好きなところを...
書き方の本はありふれているが、本書は、文章上達するための秘訣をこれでもかと詰め込んでいる。それも名だたる書き手の作品を渉猟したアンソロジーテイスト。 トップバッターから吉本ばななと名うてをぶつけてくる。 基本→書く→推敲→修行 と段階を踏めるように配列されているが、好きなところをめくっても楽しく読める。 僕の好みは吉本ばななの次に来る鶴見俊輔の項。 鶴見は「うまい文章だと思うものをノートに抜き書」いたそうだ。蒐集癖の僕と鶴見はもしかしたらウマが合うかもしれない! 修行という言い方だと堅苦しいのだが、ウイットに富んだ筆致で、面白く読みながら良い文章にするための心構えが鍛えられるよい本だと思いました。 著者は、日本エッセイストクラブ理事長。なんと学生時代に社会心理学の権威 南博から指導賜っていたという。驚き!
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「いい文章」を書くにはどうすればいいかを38章に分けて説明してくださった一冊。基本的なこと、文章を書くことや推敲するという実践的なこと、日常を過ごす上での留意点や心構え、さらには文章修行の方法まで教えてくれます。なるほど、確かに、と思えることばかりで、とても勉強になりました。 ...
「いい文章」を書くにはどうすればいいかを38章に分けて説明してくださった一冊。基本的なこと、文章を書くことや推敲するという実践的なこと、日常を過ごす上での留意点や心構え、さらには文章修行の方法まで教えてくれます。なるほど、確かに、と思えることばかりで、とても勉強になりました。 引用が多く、さまざまな人のいろいろな言葉や思想に触れられる点も嬉しいです。文章を書く中で迷ったり困ったりしたとき、この本を読み返すことで道を照らしてもらえそうだなと思えました。
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読めない。書けない。 強烈なトラウマにとらわれ、20代の頃から毎晩神経性の腹痛に悩まされ、真っ青な顔で、脂汗を流しながら「今日もなにも出来なかった」と失意のうちに布団に入る…。そんな暗い毎日を過ごしていた時期に、手に取った一冊。でも、傍に置いておきながら、とうとう今日まで開くこ...
読めない。書けない。 強烈なトラウマにとらわれ、20代の頃から毎晩神経性の腹痛に悩まされ、真っ青な顔で、脂汗を流しながら「今日もなにも出来なかった」と失意のうちに布団に入る…。そんな暗い毎日を過ごしていた時期に、手に取った一冊。でも、傍に置いておきながら、とうとう今日まで開くことはなかった。 先日、スペインから三年ぶりに帰国し、「私の部屋だった部屋」の片づけに着手したのを機に、手放すことを決意。縁あって、私の元へ来てくれた感謝を込めて、パラパラと中身を確認する。 …正直に言うと、今までは、「読めない自分」「書けない自分」を直視するのが恐くて、開けなかったのだ。私も、私なりに様々な経験を経て、過去の「出来ない自分」をようやく乗り越えた(かもしれない)と思えるようになってきつつあるので、思わぬ形で自分がまた一歩進めたことを自覚出来た。とても嬉しい。 本書は、タイトルの通り、「良い文章を書くには、どうしたら良いか?」を説いたものだ。しかし、内容が、著者の膨大な読書量に支えられていることからも分かるように、実際には「いかに読むか?」を説いているのではないか、と思う。良い文章を書くには、たくさん読んで、それもぼんやりとではなく注意深く読んで、毎日書く。それは、豊富な知識を基に、13年という長きにわたり「天声人語」を書き続けた著者の生きざまそのものだ。文章をみがくには「日々、たゆまずに書く」。すべては、著者の経験に裏打ちされた、この一言に尽きる。
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・「毎日坐って、坐ってから考えるのです。何を書くか、どえらいものを書こうとしてはいけない。肩の力を抜いて、ただ、頭に浮かんだことを正確に書くのです」宇野千代 ・「細密なこと」をいかに詳細に、わかりやすく伝えることができるか。そのために、道順を正確に、わかりやすく、しかも覚えやすい...
・「毎日坐って、坐ってから考えるのです。何を書くか、どえらいものを書こうとしてはいけない。肩の力を抜いて、ただ、頭に浮かんだことを正確に書くのです」宇野千代 ・「細密なこと」をいかに詳細に、わかりやすく伝えることができるか。そのために、道順を正確に、わかりやすく、しかも覚えやすいように伝える。きょう、野山を歩いたときに見た野草のことを詳しく書く。今朝、新聞で読んだ心に残った記事の要約を書く。それが、具体的な文章を書くための修行になる ・迷ったときは削れ ・渾身の気合いで書く。そして、肩の力を抜いて書く。この二つをどう融合させるか
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