きみの知らないところで世界は動く の商品レビュー
オススメの一冊
セカチューで一躍有名となった著者の単行本デビュー作です。主人公とカヲルとジーコ。三人の若者が綴る、淡く一途な恋と友情が心に染みる。ベストセラーの原点となった物語です。ファンは必読の一冊!
yoko
ジーコの存在が肝。彼の紡ぐ言葉や達観した考え方に引き込まれていった。最後まで何者なのか、はっきりとは分からなかったが、それでも世界は動いていく。彼の姿を心に宿しながら、“ぼく”とカオルがこれからどう生きていくのか。未来に対する想像も膨らむ。変わり者ジーコのつかみにくさに加え、ジェ...
ジーコの存在が肝。彼の紡ぐ言葉や達観した考え方に引き込まれていった。最後まで何者なのか、はっきりとは分からなかったが、それでも世界は動いていく。彼の姿を心に宿しながら、“ぼく”とカオルがこれからどう生きていくのか。未来に対する想像も膨らむ。変わり者ジーコのつかみにくさに加え、ジェネレーションギャップもあり、取っかかりづらい本ではあった。ただその取っかかりづらさゆえに、1つ1つ咀嚼しながら丁寧に味わうことができたと思う。
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思い出。色の薄い半透明のヴェールがかかったような、気だるさや葛藤、自分には止められない思春期の揺れを感じさせる映像化した作品がとても好きでした。もう10年以上も前のことなのに、あの時の「観た」というまろやかな衝撃は、鮮やかに記憶のなかにあるから不思議です。
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私には片山恭一は合わない。と、心底思う。 主に話のリズムが。 内容は嫌いじゃない。でもそこが好きになれないから、なかなか進まない。読みたいのに読むのが億劫な気分になってしまう。 言い回しとかは面白いと思うんだけどな〜。 後、タイトルはいつもすっごく惹かれる。
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村上春樹のような語り口。人物描写。アイテム。 とくにノルウェイの森を彷彿とさせる。 ただ、人物に感情移入できる点が違う。希望を予感させるラスト。
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彼らの会話が好きです テンポの良さ、言い方の妙、意外性・・・いいな~~ 最後はまさか・・・でしたが、
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「世界の中心で愛を叫ぶ」の作者の本だから読んでみました。 時代設定が古くて、その頃の哲学的な感じが全体に滲み出てるような。 カヲルがなぜ過食に走ってしまったのか。 ジーコがなぜ死ななければいけなかったのか。 私にはちょっと難しすぎました。
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片山作品の中では一番おもしろいのではないかと思いました。 話のテーマは「世界の中心で~」と同じかと思うのですが、こちらの方がより深みがあります。 十分な程度のボリュームがあるため感情移入しやすかったです。
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なんか…う〜ん。スッキリしない。わたしの読解力のなさなのかわからないけど。セカチューを前に読んでいたからか、セカチューのイメージが強い。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
変な話。得てして小説というものは変な話なのだが。作中のジーコ*1もかなりの奇人だった。イーグルス*2の「ホテル・カリフォルニア」とか普通に出てくるのでジェネレーションギャップも感じつつ。それにしてもこの作者はヒロインを病気にしたがるのかな。セカチュー*3しかり。 未来はもっと良くなるかもしれないなんて思っているうちに、みんな腐っていく
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