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ケーブ・ベアの一族(上) の商品レビュー

4.4

23件のお客様レビュー

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2024/02/10

子どもの頃ワクワクして知った、人類の歴史。アウストラロピテクスやネアンデルタール人など、最近様々な発見があり、研究が進んでいると聞く。 そのネアンデルタールとホモサピエンスが同時期にいた時代。出会うこともあっただろうということが言われている。その時期のことがこの本のベースである。...

子どもの頃ワクワクして知った、人類の歴史。アウストラロピテクスやネアンデルタール人など、最近様々な発見があり、研究が進んでいると聞く。 そのネアンデルタールとホモサピエンスが同時期にいた時代。出会うこともあっただろうということが言われている。その時期のことがこの本のベースである。今までにない設定にワクワクしながら読んだ。 ホモサピエンスの子どもがアクシデントによりネアンデルタールの一族と暮らすことになる。そこで引き起こされる事件は主に種の違いをもとにしたものだ。そんなことを想像できるとは著者もよく調べて想像を働かせているのだろうし、私自身もリアルに想像ができるのが本当に新鮮だ。これからひとりぼっちのホモサピエンスであるエイラがどうなっていくのか、とても楽しみだ。

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2023/10/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かった。 好奇心旺盛で、活発なエイラの成長をヒヤヒヤしながら見守るのは楽しかった。 エイラの周りの人々は皆、エイラや現代人の私と異なる価値観を持っているけど、その中でも一人一人の性格や関係性があって面白かった。 エイラの親代わりの二人が本当に暖かい。

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2018/11/12

パーソナル資産活用のために読みたい 2010/1/10 ドキドキ、ハラハラで、面白い。 全編に渡る「かったるさ」は否めないが、それでも読ませるなにかがある。パーンの竜騎士シリーズを好きな人などは、面白いかも。 パーソナル資産活用という面はあまり読み取れなかった。今後のシリーズに期...

パーソナル資産活用のために読みたい 2010/1/10 ドキドキ、ハラハラで、面白い。 全編に渡る「かったるさ」は否めないが、それでも読ませるなにかがある。パーンの竜騎士シリーズを好きな人などは、面白いかも。 パーソナル資産活用という面はあまり読み取れなかった。今後のシリーズに期待。

Posted byブクログ

2018/10/20

ネアンデルタール人の一族に拾われたクロマニィヨン人の少女エイラの物語。作者の自由な想像力で紀元前三万五千年頃のヨーロッパ大陸を舞台にします。最近の研究で、現代人の遺伝子にネアンデルタール人の遺伝子が若干だが含まれているケースがあるとか。交雑もあったのかもしれないな。

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2016/09/26

ネアンデルタール人の一族に拾われたクロマニヨン人の少女を主人公にした大河小説。読んでから随分経つが、未だに断片が脳裏に蘇る。 わたしが貪るようにシリーズを一気読みしたのは、確か7年ほど前だったか。 何故か今になって唐突にレビューを書く気になったので、少し書く。 考古学的にどこ...

ネアンデルタール人の一族に拾われたクロマニヨン人の少女を主人公にした大河小説。読んでから随分経つが、未だに断片が脳裏に蘇る。 わたしが貪るようにシリーズを一気読みしたのは、確か7年ほど前だったか。 何故か今になって唐突にレビューを書く気になったので、少し書く。 考古学的にどこまでが確かなことなのかわからないが、描写のリアルさは主人公や周りの人々の思考から生活の端々、取り巻く動植物や地形などの自然に至るまで見事に徹底されており、まるでノンフィクション映画を観ているような感覚で最終巻まで読み通した。 わたしには生活の描写が特に印象的だった。狩りのシーンや、狩りや調理の道具や衣類などを作るシーン、主人公が薬草を少しずつ覚えていく過程、言語の発達過程、ネアンデルタール人とクロマニヨン人のコミュニケーション方法の違い、主人公が動物たちと信頼関係を築いていく過程、ネアンデルタール人の宗教儀式のシーン、ネアンデルタール人とクロマニヨン人との関係性……などなど、読後数年経っていながらこれほどまでに次々と思い出せるほど、印象的な描写は数多い。 といっても、記憶があやふやになっているものも多々あることに気づいたので、何年かして子育てがひと段落したら、ぜひまた読み返したい。 ただ買い揃えるには高すぎるので、次に読むときもまた図書館頼みになることは確実である。 息子も読めるようになってから、になるのかなぁ。 何年先になるのやら。

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2015/07/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

クロマニヨン人のエイラが地震で家族や同族から切り離されひょんなことからネアンデルタール人と暮らすことになる話の1作め。 想像とはいえ なかなかリアルにかけています。 男尊女卑がこの本で描かれるようであったとはおもわれないが 狩りの仕方や 生活の様子などよくかけています。 口の構造など生理的な違いに関する言及もあり、読ませます。 ただ禁忌に関する部分についてはちょっと同意的なところもありました。 アマゾンの部族も 植物にやたら詳しいので きっと昔はそうだったんだろうなと思われるところが随所にみられ1級のエンターテインメントにはなっていると思いました。

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2013/11/14

原始時代のお話。 前にトラクの話を読んでいたので比較的入りやすかったです。 まああっちとはまた違ってもっと細かく描写されていたりしますが。 結構シリーズ続いているみたいなので続きが楽しみです。

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2012/07/17

結構面白いかも自分からは、手に取らなそうな本。推薦されていた本だったのでお取り寄せしました。こう言うこともあるし、視野を広くするためにも、たまには、普段と違ったジャンルの本を読むのもいいかも。

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2018/01/05

もし、自分がライオンの雌だったら、横たわる雄を横に見ながら、獲物を追いかけることに疑問を持たなかったろうか。 孔雀だったら、雄の美しさに嫉妬しなかったろうか。 海獣だったら、雄の脇に侍ることに喜びを感じるのだろうか。 3万5千年前、大地が氷に覆われていた時代、氷河期のヨーロッパ...

もし、自分がライオンの雌だったら、横たわる雄を横に見ながら、獲物を追いかけることに疑問を持たなかったろうか。 孔雀だったら、雄の美しさに嫉妬しなかったろうか。 海獣だったら、雄の脇に侍ることに喜びを感じるのだろうか。 3万5千年前、大地が氷に覆われていた時代、氷河期のヨーロッパ、黒海北に、二つの種族が住んでいた。 大地は広く、人々は少なく、また、お互いに避け合っていたので、滅多に会うことなく共存していた。 主人公エイラは、今につながるクロマニョン人の子ども、地震ですみかと一族を失ったエイラがさまよううちに拾われたのはネアンデルタール人の一族の女性、イーザにである。 世界史では大雑把に習う人類のスタート。なんとなく、まだ人とはいえない猿としてとらえており、彼らにも文化があるとは考えもしていなかった。 しかし、筆者は埋葬された障害のある骨が発掘されたことを元に、二つの似ているけれども大きく違う運命に向かっていった人々の物語を描き出した。 エイラは、成長は現代より遙かに早いが、我々と同じような思考を持つ健康な女の子だ。 しかし、イーザたち一族は、進化の終着点に達したがための固定された習慣があり、大きく異なったものがいくつかある。 男女の明らかな分業、女が男の領分を侵すことは死を意味する。また、しようと思わない。 数の概念の限界、会話の方法、記憶が先祖代々受け継がれると言うこと、それぞれが確たる筆でもって肉付けされていき、本当にこのような種族であったのではないかと錯覚させられる。 停滞が常となり、変わることを恐れる種族に引き取られた子ども、エイラは、この種族に大きな一石を投じていく。 それで、運命が変わるのか、それとも変えられないのか。 歴史とともに語られたことのみが、その答えだ。 某サイトより転載

Posted byブクログ

2011/12/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 クロマニヨン人の一族と、そこにやってきたネアンデルタール人の少女。  原始なのに、原始的という言葉が似つかわしくないほど知的で豊かな世界で、わくわくするような物語。  前に抄訳を読んでいるからストーリーは分かるのに面白い。  ……なのにどうして続編がああなった……。

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