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ドリトル先生航海記 新版 の商品レビュー

4.4

38件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2023/07/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

と中読んでいる時は、ドリトル先生は帰れないのか?と思ったけれど、海かたつむりのカラの中に入って帰るのがとても面白かったし、帰ることができてよかった。島の人たちに一生懸命色々なことを教えるドリトル先生がとてもやさしいと思った。

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2023/03/27

「ドリトル先生と動物たち、クモサル島へ大航海。行きは帆船、帰りは海カタツムリの殻に入って。海カタツムリが改訂を歩くと、海の山や海藻の森、大きな魚やウナギ、難破船が見える。」 (『キラキラ子どもブックガイド』玉川大学出版部より紹介)

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2022/09/20

オリジナルのドリトル先生は初めて読んだ。 せっかくなら井伏訳をと思い、岩波少年文庫をチョイス。 シリーズがたくさん出ていて困ったけれど、スタビンズ君がちゃんと登場するのと、教科書に紹介されているらしいといういことで『航海記』を読んでみた。 動物たちの、実際の習性とファンタジー...

オリジナルのドリトル先生は初めて読んだ。 せっかくなら井伏訳をと思い、岩波少年文庫をチョイス。 シリーズがたくさん出ていて困ったけれど、スタビンズ君がちゃんと登場するのと、教科書に紹介されているらしいといういことで『航海記』を読んでみた。 動物たちの、実際の習性とファンタジーがうまく融合していて、面白い。 福岡ハカセの『新ドリトル』を先に読んだけど、それぞれ楽しめた。

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2022/03/20

動物語が話せる獣医(もとは医者)のドリトル先生。彼は沼のほとりのパドルビーに1人で住み、庭には動物たち自身が秩序をもって生活する動物園があります。これはドリトル先生シリーズの第2巻で、ドリトル先生の助手になったトミー・スタビンズの語りで物語は進みます。 知ってはいたけれど、読んだ...

動物語が話せる獣医(もとは医者)のドリトル先生。彼は沼のほとりのパドルビーに1人で住み、庭には動物たち自身が秩序をもって生活する動物園があります。これはドリトル先生シリーズの第2巻で、ドリトル先生の助手になったトミー・スタビンズの語りで物語は進みます。 知ってはいたけれど、読んだことはなかった児童書のひとつ…なぜもっとはやく読まなかったのかと驚きました。なにしろ面白く、パロディがちりばめられていて、人間について深く考えさせられもします。

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2021/11/30

そうそう、こういう感じだったんだっけ、と思い出しながら2冊目を読みました。ちょっとした事件は次々起こるものの、さして興味深い展開になるでもなくサラサラと流れていき、困難も起こるものの「ドリトル先生だから」というだけで特に工夫するようでもなくそれらを乗り越えてゆくのでした。優しい味...

そうそう、こういう感じだったんだっけ、と思い出しながら2冊目を読みました。ちょっとした事件は次々起こるものの、さして興味深い展開になるでもなくサラサラと流れていき、困難も起こるものの「ドリトル先生だから」というだけで特に工夫するようでもなくそれらを乗り越えてゆくのでした。優しい味で歯応えのない柔らかい物を食べているような感じでした。深海に棲む透明の殻を持った巨大カタツムリがでてきますが映像化したらなかなかの見ものになるだろうなと思いました(映画は観ていないのですがそういうシーンがあるのかも)。

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2021/04/29

子供への読み聞かせシリーズ、ドリトル先生2冊目。もうこの程度なら自分で読めるんじゃないかという疑惑もあるのだが、毎晩の就寝儀式みたいになってきていて 1日10〜20ページずつ読んで一ヶ月ほどで読了。 シリーズの中でも傑作の誉れ高い一冊だが、個人的にはアフリカ行きの方が面白かった...

子供への読み聞かせシリーズ、ドリトル先生2冊目。もうこの程度なら自分で読めるんじゃないかという疑惑もあるのだが、毎晩の就寝儀式みたいになってきていて 1日10〜20ページずつ読んで一ヶ月ほどで読了。 シリーズの中でも傑作の誉れ高い一冊だが、個人的にはアフリカ行きの方が面白かった。子供は全部読むと言っているので、とりあえず次はドリトル先生の郵便局。

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2020/11/07

これは傑作。センスオブワンダーに溢れてるし、その描写がいちいち美しい。短い1文にもハッとするフレーズがあちこちにあるのだが、水族館に捕まってしまったフィジットの妹クリッパが故郷、憧れの海を思い出す場面が特に素晴らしい。「すてきな、ひろびろとした、なにもかもすがすがしい、わが家のよ...

これは傑作。センスオブワンダーに溢れてるし、その描写がいちいち美しい。短い1文にもハッとするフレーズがあちこちにあるのだが、水族館に捕まってしまったフィジットの妹クリッパが故郷、憧れの海を思い出す場面が特に素晴らしい。「すてきな、ひろびろとした、なにもかもすがすがしい、わが家のような海!貿易風がおこす波のしぶきなどものともせずに、大西洋の波濤をとびこえて、うずまく青い波の底におりてゆくなんて、なんてすばらしいんでしょう!空が夕焼けで、波のあわがピンク色に映える夏の夕暮れどき、もしも小エビを追いかけてゆくことができるなら!ひっそりとした無風帯の昼さがり、波の上にねころんで、熱帯の太陽に、おなかを暖めることができるなら!インド洋の大きな海草の林の中を、手に手をとって通りながら、おいしいポップポップの卵をさがすことができるなら!真珠やミドリ石の窓が海底にかがやいている南アメリカ北岸の、サンゴの町の竜宮で、もしも、かくれんぼができたなら!南洋の海の、かすかに青い、うすむらさきのイソギンチャクの野原にピクニックにゆけたなら!メキシコ湾の、よくはずむ海綿の寝床の上で、トンボがえりができたなら!沈んだ船の中を歩きまわる、あの冒険ができたならーそれからまた、北東の風に波のあわだつ冬の夜、寒さをのがれて、暖かい暗い海底めがけてもぐってゆけたなら!」 私、水族館は大好きなのだけど、こんな美しい海から遠ざけて狭いアクリルの水槽に魚たちを閉じ込めてると思ったらこれからは申し訳ないって気持ちになってしまうかもしれないな…。 じっくり丁寧に英国ドリトル先生の日常を描いた後の航海のテンポの良さ、そして後半、意図せずに王様になってしまい、なった以上は王としての務めを果たし続けようとするあまり、本当の自分がやりたいことはなんなのかを見失ってしまうドリトル先生の姿に身につまされるものがあった。 ここは白人優位主義というよりも、人間と文明の歴史を寓意的に描いてると感じた。火を持たない地元の民に火を教える所で危うさを感じたが、その後、ドリトル先生は王となり、赤ん坊を救ったり、劇場を建てたり、学校で教えたり、たぶん自分自身が理想とする支配者であるべく昼夜を問わずに統治を行う。良い独裁者であり続けるためには自分を捨てて尽くさねばならず、先生の本当にやりたいことは、個人の趣味や関心は捨てねばならない。ドリトル先生は今回は自分を優先して王座を捨て島から出ていったが、島に残っていたとしてもいずれは死ぬのだから、独裁者に頼らずに住民自らの手で文明を手懐ける仕組みを導入すべきだったかもしれない。優秀すぎる人はなんでも自分でやってしまうんですよね…。 おうむのポリネシアが策略を使ってドリトル先生をドリトル先生自身の心から救い出すところ、説教くさくなくていい。それと準備周到な仲間たち(笑)。ドリトル先生が王を辞められない言い訳に対してポリネシアが言うセリフも良かった。劇場建設なんか遅れたっていいし、赤ん坊の病気も疝気くらい、昔からかかってるって。そりゃそうだ。英国に戻ってのエンディングもシニカルで良くて、これ本当に子供向けなのかなと。

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2020/09/07

詳細は、あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノートをご覧ください。 → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1480.html 第2巻は、友人お勧めの 井伏鱒二訳を 読みます。

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2020/06/03

Facebookで紹介されていたので、懐かしがって読んだ1冊。読書に全く興味がなかった私が小学校3年のときに読んで、夢中になりとうとうシリーズ12巻読んだ最初の作品(シリーズでは2作目)。10歳の少年トミーが動物の言葉が話せるドリトル先生の助手になる物語。私は本に書かれていること...

Facebookで紹介されていたので、懐かしがって読んだ1冊。読書に全く興味がなかった私が小学校3年のときに読んで、夢中になりとうとうシリーズ12巻読んだ最初の作品(シリーズでは2作目)。10歳の少年トミーが動物の言葉が話せるドリトル先生の助手になる物語。私は本に書かれていることはすべて真実と思っていたので、イギリスの「沼のほとりパドルビー」に行って私も弟子入りしたいと思ったくらいです。新訳もありますが、著者自身の挿絵は強く印象に残っているので、オシツオサレツやロングアローとの出会いのシーンなど子供ごごろにワクワクしながら見ていました。 「沼のほとりパドルビー」。初めてこの本を読んだ時にトミーが川辺に座っている絵が印象的でした。この街は、ロンドンの郊外と小さい頃は思っていましたが、今回、読んでみると「ペンザンスからブリストルまでは、汽車でゆける。そこから先は、おまえも知っておるように、パドルビーまではたいして遠くない。」って言っていますから、ブリストルの近くなんですね。2008年にイギリスに行った時に、ウィンチェスターからソールズベリー・ストーンヘンジ、さらにバースと行きましたが、このバースはブリストルの近く。読書から40年経った後に、近くまで行っていたんですね。 http://miso.tea-nifty.com/london/2008/04/post_3082.html

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2020/05/16

 福岡伸一さんのお薦め本だったので、「この歳になって」という気がしますが手に取ってみました。  読む前に私が勝手に想像していた“航海記”というイメージとはかなり違っていましたが、確かに良質の物語だと思います。 読む人によってさまざまな刺激を受けることのできる素晴らしい作品です。...

 福岡伸一さんのお薦め本だったので、「この歳になって」という気がしますが手に取ってみました。  読む前に私が勝手に想像していた“航海記”というイメージとはかなり違っていましたが、確かに良質の物語だと思います。 読む人によってさまざまな刺激を受けることのできる素晴らしい作品です。  読むとしたら「小学校の中高学年」ぐらいがちょうどいいのではないでしょうか。

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