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窓ぎわのトットちゃん の商品レビュー

4.5

46件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2018/04/05

黒柳徹子さんは小さな頃からあのキャラクターそのまんまだったとは、笑っちゃうようなエピソード満載。子どもの個性をゆがめることなく大切に伸ばすトモエ学園に通っていたからこそ、自分自身を卑下することなく楽しい子供時代過ごせたのだろう。ついつい親目線で読んでしまったが教育環境は特に小さな...

黒柳徹子さんは小さな頃からあのキャラクターそのまんまだったとは、笑っちゃうようなエピソード満載。子どもの個性をゆがめることなく大切に伸ばすトモエ学園に通っていたからこそ、自分自身を卑下することなく楽しい子供時代過ごせたのだろう。ついつい親目線で読んでしまったが教育環境は特に小さな頃は大事なのかと。徹子さんの様々な社会活動を彷彿させる下地はこの頃から形成されていたのかな。古い本だったけれど今読んでも感銘を受ける。

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2017/03/13

こんなにいい本、ここまで読まずに来たなんて!と思う反面、今だからこの教育の素晴らしさが理解できるんだとも思う。ちょうどいいタイミングだったんだろう。 黒柳さんの子供時代、自分の子供時代をこんなに客観的に描けるものかと、徹子さんの文才に感銘。 そして、こんなに自分を尊重され、人...

こんなにいい本、ここまで読まずに来たなんて!と思う反面、今だからこの教育の素晴らしさが理解できるんだとも思う。ちょうどいいタイミングだったんだろう。 黒柳さんの子供時代、自分の子供時代をこんなに客観的に描けるものかと、徹子さんの文才に感銘。 そして、こんなに自分を尊重され、人に手を差し伸べ合うことを実践しながら子供時代を過ごしてきた方なら、黒柳さんがやってこられている国際支援の活動も腑に落ちる。 徹子さんの個性を受け入れたお母様も素晴らしいなぁと我が身を振り返りながら思う。

Posted byブクログ

2017/02/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

愛のある知恵が本ぜんたいに散りばめられています。お弁当には「山のものと、海のもの」を必ずいれるように、という校長先生の教え。なんでもすきなものから勉強してよくって、早くに勉強が終わったら散歩に行ける。プールには裸ではいり、運動会の商品は野菜にする。きっと、うんうん唸って、子どもたちのことを想いながら閃いたんだろうなという、キラキラしたアイデアでいっぱいですね。黒柳徹子さんの、あののびやかなキャラクターは小学校のころ、こうやって育まれたのだな、と思って読むと、おもしろさもひとしおです。笑 自分のなかの子どもがケラケラ笑ってるような気がしました。

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2016/03/26

きれい。純粋なこどもの心、それを見守る大人たちの姿に、気付かされることが沢山あった。 大人の価値観じゃなくて、もっと自由にもっと思うままいられたら、こどもって何も言わなくても自然に成長できるんだなあ。 ただ、トットちゃんが関わる人が「実は◯◯で有名な××さんだったのです」みた...

きれい。純粋なこどもの心、それを見守る大人たちの姿に、気付かされることが沢山あった。 大人の価値観じゃなくて、もっと自由にもっと思うままいられたら、こどもって何も言わなくても自然に成長できるんだなあ。 ただ、トットちゃんが関わる人が「実は◯◯で有名な××さんだったのです」みたいなんが多いのはちょっとなあ。いやいいんだけど、人物が魅力的だった分、「結局金持ちの話」みたいなのがちらっと見えるのが嫌だ…。そんなつもり微塵もないやろけど。寧ろそう見る私の心が擦れてるのか?

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2015/12/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

トットちゃんは一年生で学校を退学になった。 退学になった理由を聞くと、どう考えても多動症考えても自閉かそのへんである(ADHDらしい)。 しかし、黒柳徹子本人が「私がトットちゃんです」と言っていたのを何度かテレビで見たことがある。 あの黒柳徹子さんが こんなガサガサした落ち着きのない子で ちんどん屋さんを見かけるとつい呼びかけてしまう あの聡明な黒柳さんが! 「え? トットちゃんて別の人なの?」と3回くらいネットで確認しました。 退学したトットちゃんが新たに通うことになったのは、トモエ学園というちょっと変わった学校でした。 どこが変わっているって、電車の中で勉強するんですよ! 支援学校のにおいがプンプンします。 しかし、子どもたちの可能性を伸ばそうとする教育方針は素晴らしく、時代は戦争直前でありながら、現代でも通用する教育を行っていたように思えます。 散歩に出かけて理科の勉強をするシーンは、レイチェル・カーソンの「センスオブワンダー」を思い出しました。 黒板に花の断面を書いて「これが雌しべです。これが雄しべです」なんてやったところで、興味なんて湧かないわけですよ。実物を見て、興味をもった瞬間が大切なのです。 子どもたちと対等に向き合い、常に子どもたちを思う小林先生。その教師としてのポリシーは本当に素晴らしいものでした。 ところで、黒柳さんの文書はとても読みやすいです。読みやすい文書が書けるのは、やはり聡明な方だからだと思います。 そして、その聡明さが培われたのは、小林先生という恩師が、彼女の可能性を伸ばし、生きてゆく力を与えたからだと思います。 「君は、本当は、いい子なんだよ!」と。 あと、トットママも寛大でなかなかすごい人だと思いました。ギャーギャー叱らず、トットちゃんを見守っていたママ。偉大です。

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2015/11/28

 小学生の頃に母に薦められて初めて読み、そこから何度も何度も読みかえした本。電車の教室、自由な時間割、海のものと山のものが入ったお弁当…と憧れがいっぱいに詰まった学校だけど、これらをきっちりと成立させるには小林先生たち教育者の人格とその教育を受ける子どもたちの人格が必要なのだろう...

 小学生の頃に母に薦められて初めて読み、そこから何度も何度も読みかえした本。電車の教室、自由な時間割、海のものと山のものが入ったお弁当…と憧れがいっぱいに詰まった学校だけど、これらをきっちりと成立させるには小林先生たち教育者の人格とその教育を受ける子どもたちの人格が必要なのだろうと思う。  もしこの先自分に子どもができたら何気なく薦めるだろう名エッセイ。

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2015/09/13

日本で一番売れた書籍なのに、読んだことがないということで、 自分と同い年のこの本を読んでみました。 筆者の黒柳さんの小学生の時の回顧録といった感じです。 雑誌に連載していたものをまとめた本ということで、 テーマごとの内容は非常に短く読みやすいものばかりです。 小学校...

日本で一番売れた書籍なのに、読んだことがないということで、 自分と同い年のこの本を読んでみました。 筆者の黒柳さんの小学生の時の回顧録といった感じです。 雑誌に連載していたものをまとめた本ということで、 テーマごとの内容は非常に短く読みやすいものばかりです。 小学校を退学処分されたあとに入学した「トモエ」での 楽しかった日々が綴られています。 (学校というよりフリースクールに似ている雰囲気) 最後は戦争中の空爆により、学校が燃えてしまったという、 戦争に関する話が数個登場し、戦争についても触れるという内容でした。 テレビで見かける筆者のテンションの高さは、小さい時からなのだな、 と思わさせてくれる作品です。 34年前の作品ですが、読みづらさも全くなく現代でも通じる作品です。 人生に一度は読んでおくべき作品と思いました。

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2015/07/24

小学1年生でとある学校を退学になったトットちゃんこと黒柳徹子さんはトモエ学園という一風変わった学校に再入学することになった。トモエ学園での活き活きとした生活を描いた私小説。 あまりにも有名な本過ぎて逆に読む機会を逸していたのだが、ようやくそのチャンスにありつけた。現代で言えば発...

小学1年生でとある学校を退学になったトットちゃんこと黒柳徹子さんはトモエ学園という一風変わった学校に再入学することになった。トモエ学園での活き活きとした生活を描いた私小説。 あまりにも有名な本過ぎて逆に読む機会を逸していたのだが、ようやくそのチャンスにありつけた。現代で言えば発達障害、ADHDなどど診断されるのであろうが、当時はただの迷惑ものという認識しかなかったのであろう。しかし、トモエ学園の校長先生は違った。そういった概念がなかった時代であっただろうに(勉強不足で勝手な推測ですが)しっかりと生徒一人一人と向き合い、個別に必要な教育的ニーズを把握し、指導する。現代さかんに騒がれている教育相談や特別支援教育を戦前から実践していたのである。さらに付け加えればトモエ学園にはトットちゃんのような発達障害の児童や小児性麻痺の児童、身体的障害を抱えた児童、特に障害のない児童(ここは曖昧だが)が全員一緒のクラスで勉強をし、お互いがお互いを尊重しあい助け合う学園が実現しているではないか。これこそまさに盛んに議論されている「インクルーシブ教育システム」そのものではないだろうか。人間の多様性を尊重し、障害のある者がその能力を最大限に発揮し、自立し自由な社会の中で積極的に活躍できる共生社会の実現を目標に障害のある者とない者が共に学ぶ仕組みの構築がインクルーシブ教育システムである。驚くべきことに戦前にすでに実現された例があったのだ。トモエ学園の校長小林宗作先生は本当に素晴らしい。子供のことを深く理解し、その子の未来を明るく照らしだす指導を実践していたのだ。彼は2015年現在も到達しえてないところまで到達していた。 理想の教育とはなんなのだろうか。詰め込み型教育やゆとり教育は結果として理想とは言いがたかった。これからは豊かな人間性を持ち、学習意欲が旺盛で、自ら課題を見つけ工夫し解決する力、一般に言われるところの「生きる力」の育成が重要であると言われている。しかし、本来子供はそういったものである。小学校1年生の段階では9割の子供が勉強が好きと答えるが小学校6年生では4割に落ち込むという。いわゆる講義型の授業では受け身になるばかりであり勉強の楽しさ、未知の知識を知ることの楽しさを得ることはできない。トモエ学園では課題は決められるがそれは自分の裁量でその日のうちいつでもやっていいことになっている、また時には学校を飛びだし散歩をし理科や様々なことを実践的に学んでいるのだ。これは我々大人が改革していかなくてはならない最大のポイントである。 さらに学校(教員)、保護者(家庭)、地域の連携を通して幅広い包括的な教育が求められているのではないだろうか。子供の教育は他人事ではない。我々が年老いた時に日本を支えているのは今の子供達である。

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2015/05/13

中学生の頃 友達から勧められたけど、流行りにのる事に抵抗があって、30代にして何と無く読んでみたけど、逆に出産を経た今だからこそ、読んで正解の本でした。 子育てって時代の変化ぎあったとしても、根本はきっと変わらないと思う。 娘の事で悩んで事もあったけど、自由にのびのびと 大事...

中学生の頃 友達から勧められたけど、流行りにのる事に抵抗があって、30代にして何と無く読んでみたけど、逆に出産を経た今だからこそ、読んで正解の本でした。 子育てって時代の変化ぎあったとしても、根本はきっと変わらないと思う。 娘の事で悩んで事もあったけど、自由にのびのびと 大事な事だと実感。

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2013/01/23

子どもの頃、この本を読んだときはただただ楽しくて、すぐ読みふけっていました。大人になり、母親となった今、改めてまた読んでみたいと思う1冊です。表紙の絵も大好きで、宝物のように大切にしていました。

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